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美術に触れた日

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うつくしいものを、うつくしいといえる幸福よ、と綴っている日記
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20211223|メトロポリタン美術館展

20211223|メトロポリタン美術館展

晴れた日に、親友と美術展へ。もう楽しくて、楽しくて、楽しくて、それはそれは幸福な時間だった。きれいだねぇと伝えあえるひとが隣にいてくれること、それが何よりも嬉しい。三時間ほど堪能したあと、お茶をして、図録をみながら気に入りはあの絵だったとか、あの質感と色合いはよかったとか、あの顔はどうにかならんかったんかとか、各々の感性のまま洗いざらい素直に語り合い、ゲラゲラ笑った。とくに彼女らしいなあとおもった

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20211023

20211023

朝の5時頃までぐだぐだと仕事をし、9時くらいまで寝た。それでそのあとは通院で、待ち時間にばななさんの「デッドエンドの思い出」を読んだ。110頁くらいまで。

  何もかもが長い自分の人生にうんざりすることはたくさんあったが、それでもそれが自分だと私は何回も受け入れてきた。それは思ったよりも、全然つまらないことではなかった。
(『デッドエンドの思い出』よしもとばなな著 p.60)

何度も読んでいる

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20211021

20211021

本を読んでいないとなると、私の日記はこうもなにも書くことがなくなるのかという現実と向き合わされている。そうだ、きょうからホットカーペットを導入したので犬も猫も人間ふたりも二畳ほどのカーペットにごろっとしていて、それでとくに猫は液体のように微睡んでいる。きもちよさそう。それをみていたら私も眠くなってくるわけなのだけど、そんなことをいっている時間は今の私にはないので、よし、今夜も徹夜です。がんばろう。

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20211022

20211022

(カミーユ・ピサロ『シデナムの並木道』)
ピサロの絵画は、溢れんばかりの優しさ、温厚さ、そういったものが滲み出ていて、みるものの心を包み込む。特に気に入っているのは『朝食、コーヒーを飲む若い農婦』で、シカゴ美術館に所蔵されている。現物をみたことはない。いつか、いつか、いつかね。

選書仕事の合間に美術展の図録をひらき、絵画についての説明を読んでは思いを馳せて、ロマンチックな気持ちを昂らせたまま手紙

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20211012|スイス プチ・パレ美術館展

20211012|スイス プチ・パレ美術館展

きのうの夜、見て見ぬふりをしていた体調の悪さが雨に浮き彫りにされ、朝までぐずぐずしていた私をみかねて、夫は気分転換に佐川美術館へいこうといった。もちろん乗り気になるわけもなく、どんどん意固地になっては内側に籠っていく私の気持ちをうまく外に向けてくれたのは「1910年代のユトリロの絵画もあるらしいよ」という夫の一言だった。あ、それは、みたい。

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