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病名を問わない治療計画テンプレート(1)

健常者になる方法

主治医につく

長引く前発達障害/精神疾患の原因は、

①認知度の低い臓器疾患
②↑の原因となる多少の遺伝的要因・生活習慣
③ストレス環境とトラウマ
…の複合。

と書きましたが、

具体的には以下です。
根本原因①~⑭の有無を調べ、潰していくことが完治への道のりです。

★内科的治療対象(臓器疾患)
リーキーガット症候群
カンジダ菌・腸内フローラ
隠れ炎症
重金属の蓄積・排出不能
⑤微生物の感染・脳中侵入
副腎疲労(HPA軸機能障害)
⑦甲状腺等のホルモン異常
⑧血糖値スパイク
⑨ミトコンドリア機能異常
⑩メチレーション異常
疾患性・遺伝性栄養不足
⑫電磁波過敏症

★心理療法対象
トラウマの蓄積

★その他(基礎疾患)
⑭その他の慢性疾患

「こんなたくさんあるの?」
と絶望しそうですが、

1.全部該当する人はいません

2.
何をどういう順番で調べ潰していくか、順番(セオリー)があります。

3.独学可能ですが、手間がかかるので主治医につくことをお勧めします。

4.そのための各医療ジャンルのガイドや主治医の探し方もこのマガジンで記事にしています。

自分の知る限り、最初に検査・治療を行うべき臓器疾患に対し有効な医療ジャンルは、統合医療(オーソモレキュラー)とバイオレゾナンスです。

標榜科はたいてい内科で、日本の医療業界の弱点である「機能性疾患」を扱うことができます。

…とはいえ、独学でチャレンジしたい人はそれでも構わないと思います。

オーソモレキュラーの検査キットは代理店からから個人で購入できます。

自分でも試行錯誤する

まず良い医師を見つけること自体が試行錯誤です。

そして、主治医に任せきりにせず、自分で知識を蓄え、仮説を立て、次の手、次の手、と考え続けることが大事です。

そのための手がかりとして、自分の経験を交え、治療計画全体のテンプレートを示していきます。

治療計画の全体図

分かりやすくするため図を描いてみました。

根本治療のプロセス

治療法のカテゴリ

上の図に登場する治療法のカテゴリから説明します。

治療法は目次の分類にもある通り、

1.内科的治療
2.神経治療
3.心理療法
4.トレーニング

に分かれますので、順に説明します。

1.内科的治療

治療対象は、根本原因の①~⑪です。

リーキーガット症候群
カンジダ菌・腸内フローラ
隠れ炎症
重金属の蓄積・排出不能
⑤微生物の感染・脳中侵入
副腎疲労(HPA軸機能障害)
⑦甲状腺等のホルモン異常
⑧血糖値スパイク
⑨ミトコンドリア機能異常
⑩メチレーション異常
疾患性・遺伝性栄養不足
⑫電磁波過敏症

計画全体で最優先になります。

根本原因を特定して、脳と身体を内科的に治療していきます。

発達障害/精神疾患は、神経伝達物資の異常ですが、脳は臓器なので、24時間、全身と物質・ホルモンのやり取りをします。

自身の治療経験から、内科治療をメインに据え、必要に応じて心理療法等を取り入れていくのがベストだと思います。

検査・治療する順序が大事なので、 の記事の内容を守ってください。
大抵の医師の見解は一致しています。

統合医療(オーソモレキュラー)やバイオレゾナンスの内科的治療は、サプリメント・処方薬・漢方・食事制限などで行います。

特にオーソモレキュラーは、アメリカで開発された検査でドーパミンやセロトニンの量を測定し、その働きを妨げる要因を順に潰していくノウハウを持っています。

にも書きましたが、自分自身でも仮説を立てることが大事です。

2.神経治療

脳機能全体のレベルを底上げする、専用機器を使った治療法です。

本マガジンにおいては、

ニューロモデレーション
(電磁気で脳を刺激する治療法。TMS療法、CES療法や電気けいれん療法等)

ニューロフィードバック

を指します。

聞きなれない言葉ですが、TMSは日本でも保険適用で受けられることがあります。

これらの治療法は、症状によって選択肢が変わる上に高額なので、失敗するとかなりの挫折感を味わうことになります。

なので、内科的治療をいったん終えてから複数の専門家に相談することをお勧めします。

3.心理療法

治療対象は根本原因⑬です。

⑬トラウマの蓄積

PTSDやトラウマ治療のための心理学的治療法のことで、主に臨床心理師等が行います。

本マガジンでは、

スキーマ療法

・認知行動療法

について解説します。

マインドフルネスにとても近い関係があり、重いトラウマを持っている人は本格治療前にマインドフルネス習慣化の必要があります。

4.トレーニング

脳機能全般を向上させるための訓練です。

上の「神経治療」を、専用の医療機器に頼らずトレーニングメソッドとして行うようなものです。

特にマインドフルネスは自分で行える最も手軽なトレーニングです。

症状もほぼ問いません。

他にこのマガジンで解説していくトレーニングは以下になります。

ライフキネティック
ドイツ発祥のマルチタスクに特化した訓練法。

インタラクティブメトロノーム
国内でも認知法の治療に利用されている医療機器を使った訓練法。

次章では、
これらのすべてに対し、

・効果の出る正しい順序
・全体的な治療計画の立て方

について解説します。

きちんとした主治医につけばセオリー通りにやってくれますが、知識をつけておくことで確実性が高まります。

以上です。

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