エマニュエル・レヴィナス著 合田正人編集・訳 「レヴィナス コレクション」を読んで
本書は様々な短論文が掲載されている。それも密度が濃いものが多くて読むのに難儀した。第Ⅰ部と第Ⅱ部分かれていて、合計21篇ある。論文の種類を簡単に述べるなら、フッサールの現象学について、スピノザについて、自らの著書「全体性と無限」などについて、それに逃走論や多元論や存在論が含まれている。どう感想文を書こうかと迷ったが、合田正人が「解説―ラグタイム」にて、このあとがきも中身の濃い物であったが、「経験」「経験論」「超越論的」という措辞の内容が浮き彫りになるように編集したとの記述があ