題:富岡多恵子著 新選現代詩文庫107「新選 富岡多恵子詩集」などを読んで
作家ではなくて、詩人の富岡多恵子を知ったのは、白石かずこ著「詩の風景・詩人の肖像」を読んだおかげである。この「詩の風景・詩人の肖像」の内容の紹介は、今回は行わない。今回の目的はただ一つ、富岡多恵子の「女友達」と言う詩を紹介したいのである。読んだ詩集は「新選現代詩文庫 107 富岡多恵子詩集」である。彼女の詩はとても好いと思っている。いろんな詩集を今まで読んできたが、これほど不思議に言葉が解体された詩を読んだのは初めてである。むしろ、風変わりと言った方が良いのかもしれない。人称