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蛸文(たこふみ)の読書記録

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僕の読書記録です。月に3〜4冊ぐらいのペースで更新してます。
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#統計学

【今日から使える統計解析】統計検定2級の範囲をまるっとカバー

【今日から使える統計解析】統計検定2級の範囲をまるっとカバー

オススメ度(最大☆5つ)
(統計検定2級を目指している人にとっては)
☆☆☆☆☆
(それ以外の人には)
☆☆☆

実は昨年内に統計検定2級合格を目指していたが、少し予定が遅れて来月2月に検定試験を受けようと考えている。
というわけで、統計検定2級を絶賛勉強中なのだが、驚くことに本書はまるまる統計検定2級の範囲なのである。

統計学を学び始める人やライトに統計を学びたい人にとっては、少し難易度が高い

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【マンガでわかる統計学】他の統計学の本との組み合わせで価値を発揮する一冊

【マンガでわかる統計学】他の統計学の本との組み合わせで価値を発揮する一冊

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆☆

現在、統計検定2級合格を目指して勉強中だが、たまに入門書に戻るようにしている。

入門書の良いところは、理論や方法の本質的な意味や「どういう場面で使うのか」という点を解説してくれるところだ。
本格的な勉強のための本だと、数式や問題が豊富でいわゆるその学問を使うための筋力は鍛えられるのだが、やっているうちに「これは何のためにやっているのだろう?」と、基本のことが

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【ウソを見破る統計学】統計検定の勉強の箸休めに

【ウソを見破る統計学】統計検定の勉強の箸休めに

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆

今現在、統計検定2級合格に向け勉強中である。
しっかり理論や数式を勉強していると、その参考書だけではその理論や計算手順などが実践の中でどのように使われているのか?ということがわからなくなり、度々迷子になってしまう。
この手の入門書は「数式を使わない」というのをウリにしているため、統計学って何だろう?という"触り"の部分を解説しているものがほとんどである。試験に直

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【はじめての統計学】統計学の腕力を身につける

【はじめての統計学】統計学の腕力を身につける

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆☆☆

さて、以前このnoteにおいて「統計検定2級合格を目指す」と宣言した。

本格的に統計学を勉強するためにまず手に取ったのが本書である。
これまで統計学関連の書籍はいろいろと読んできて、なんとなく理論は理解していたものの、実際に手を動かすことをしていなかった。

本書の著者はまずその点について「実際に平均や標準偏差や相関係数や回帰係数がらくらく計算できるように

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【統計でウソをつく法】ここがヘンだよ、この数字

【統計でウソをつく法】ここがヘンだよ、この数字

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆☆☆

〜数字はウソをつく〜世の中にはやたらと人の話よりも数字を信用する「数字信奉者」「データ信奉者」がいる。
自分の職場にもやたらと「まずは数字を出せ!」と言って人の話を聞かない人(というか、僕の以前の上司)がいるが、そう言う人に限って「どういう数字が必要なのか」をわかっていないし、数字があればそれをそのまま何も考えずに受け入れてしまう。

数字は「数学の世界」で

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【高校数学でわかる統計学】入門から初・中級者へ

【高校数学でわかる統計学】入門から初・中級者へ

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆☆

〜ある程度の数学力が必要となる一冊〜統計学を勉強しようと始めてから、いわゆる入門書ばかり読んで少し飽き飽きしていた時に、骨のある一冊に出会うことが出来た。

「高校数学でわかる」シリーズは今回初めて手に取ったが、難易度はやや高い。
「高校数学でわかる」というのは、「高校数学レベル」というわけではなく「高校数学は理解している前提のレベル」である。言うなれば大学初

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【統計学をめぐる散歩道】ビジネスじゃない視点から見る統計学入門

【統計学をめぐる散歩道】ビジネスじゃない視点から見る統計学入門

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆

〜統計学の純粋な面白さを〜本書はいわゆる「統計学の入門書」である。しかし、著者は本書を「統計学の案内書」と表現しており、「統計学ってこういうものですよ」という内容の一冊である。数式なんかも飾り程度に出てくるだけで、「統計学って何やってるんだ?」に答える一冊である。

現在進行形で統計学を勉強中の人にとっては、「今さら入門書か…」と思うかもしれないが、働き出してか

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【まんがと図解でわかる統計学】統計学の超入門編、だけど…

【まんがと図解でわかる統計学】統計学の超入門編、だけど…

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆

〜レベル的には統計学の超入門〜統計学はちょこちょこ勉強しており入門レベルはちゃんと理解している、という人にとっては物足りない1冊である。
僕は正直物足りなかった。

まぁ統計学の手法を解説するというよりかは、「統計学って何やってるの?」というのをイメージでつかむことを目的としているような印象。

そういう意味では、レベル的には超入門編と言え、はじめて統計学の本を手

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【統計学の基礎から学ぶExcelデータ分析の全知識】Excelでどこまでのデータ分析が出来るのかがわかる

【統計学の基礎から学ぶExcelデータ分析の全知識】Excelでどこまでのデータ分析が出来るのかがわかる

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆

〜Excelレベルで使える統計手法〜統計学を実際に仕事で使おうと思うと、ついRやPythonなどのプログラミング言語を使わないといけないような気がするのだが、Excelレベルでも基礎的な統計手法は使えるのだ。
それを解説してくれるのが本書。

Excelで出来ることなんて、平均値や中央値とったりぐらいのものだと思っていたのだが、t検定やカイ二乗検定などの基礎的な

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【統計学が最強の学問である[数学編]】統計学と機械学習に特化した数学書

【統計学が最強の学問である[数学編]】統計学と機械学習に特化した数学書

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆☆

〜「実践編」より先に「数学編」を読むのがオススメ〜「統計学が最強の学問である」シリーズは、第1作目から「実践編」「ビジネス編」と続き、この「数学編」が最終巻となる。

一通り読んだ感想としては、読む順番は第1作目の次にこの「数学編」を読んでおくと、「実践編」や「ビジネス編」が頭に入りやすいように思える。「実践編」では、いくらか数式が出てくるのだが、これを理解す

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【完全独習 統計学入門】今度こそ統計学学習のスタートを切る

【完全独習 統計学入門】今度こそ統計学学習のスタートを切る

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆☆

〜他の入門書で挫折した人はこの本を〜数学の学び直しと並行して、統計学をやっている。
「統計学が最強の学問である」を読んでから、統計学に強く興味を持ったものの、いざ「統計学がわかる」などの入門書をいくつか読んでみたが、いまいち身になっている実感がなかった。

そんな時に、評判の良い統計学入門書としてネットのレビューなどで挙げられていた本書を手にとってみたのだが、

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【統計学がわかる[回帰分析・因子分析編]】わかったようなわかってないような…

【統計学がわかる[回帰分析・因子分析編]】わかったようなわかってないような…

オススメ度(最大☆5つ)
未判定

〜Excelに入力しながらやってたらわからなくなる〜以前読んだ「統計学がわかる」(いわゆるハンバーガー本)の続編とも言える本書。
ハンバーガー本がデータを比べて「違いを調べる」ものはだったのに対して、本書は「関係を調べる」統計手法が主な内容である。

ハンバーガー本もそうだったのだが、Excelに入力しながら読み進めていると、入力している間に何をやってるのかわか

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【統計学がわかる】現時点の僕ではこの本の評価は出来ない

【統計学がわかる】現時点の僕ではこの本の評価は出来ない

オススメ度(最大☆5つ)
(未判定)

〜数式のない統計学の本〜統計学関連の本では「ハンバーガー本」と呼ばれている、割と有名な本である。

今年は数学を学び直す事を目標としており、その流れで関連していそうな統計学も並行して学ぶ事にした。
そして、その手始めとして手に取ったのが、本書である。

本書の大きな特徴は、統計学関連の書籍を読めば必ず出てくるような数式が無いことだと思う。
全ての式を言葉で表

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【統計学が最強の学問である[ビジネス編]】より具体的な統計学の活用方法

【統計学が最強の学問である[ビジネス編]】より具体的な統計学の活用方法

オススメ度(最大☆5つ)
☆☆☆

〜まずは[実践編]を読むべし〜まず、本書は前著「統計学が最強の学問である[実践編]」を先に読む事をオススメする。
書かれている解析手法は既に[実践編]において説明してある前提で話が進んでいくからだ。

そして、なんとなくでも重回帰分析やロジスティック解析が何をするものなのかがわかっていれば、このビジネス編においてなぜアウトカムと解析単位が重要視されるのかが、大い

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