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「わからない」という方法(著:橋本治)読書感想文
「わからない」という方法(著:橋本治、集英社新書、2001)
本を読んで自分が思っていることを先回りされて既に書かれているという経験はないだろうか。
私はこの本を読んでその経験をした。
自分がこの著者に対して思っていることを逐一著者自身が語るので正直感想文には困る本である。なぜかというと感想文はもうその本の中に十分すぎるほどあるからである。
この著者は馬鹿なのかと思うと自分は馬鹿かもしれない
読書感想文: オッペンハイマー 原爆の父はなぜ水爆開発に反対したか
オッペンハイマー 原爆の父はなぜ水爆開発に反対したか(著:中沢志保、中公新書、1995)
映画『オッペンハイマー』公開にあわせて読んだ。
オッペンハイマーという人間がよくわからなくなった。
いや、わかりたいから読んだのだが、映画を観て本を読んでますますよくわからなくなった。
矛盾している。原爆開発・核の国際管理は推進するが水爆開発は非難する。
「科学者は罪を知った」と言いながら。
そして戦後は水