ディズニープリンセスの恋愛事情~『塔の上のラプンツェル』~
みなさん、こんにちは!
sumiです。
引き続きディズニープリンセス作品を
「女性らしさ」「男性らしさ」の視点からで見てみます👀
この記事を読んで、
身の回りのジェンダーについて考えるきっかけになったら嬉しいです🙌
それでは!スタート👈
はじめに
分析キャラ(予定)
今後、ディズニー公式サイトのプリンセスを見ていきます!!
第7回目は…「塔の上のラプンツェル」🎨
【「夢を持つこと」は「生きる希望」】というメッセージを感じる✨
ジェンダーとは?
「男らしい」か「女らしい」かで分ける考え方。
例えば、
女の子の色はピンクや赤、男の子の色は青や黒。
女性はスカート、男性はズボン。
など、
その人個人ではなく、男か女かで決められていること。
意識せずに過ごしがちだけれど、
私たちの身の回りは「女性らしさ」「男性らしさ」があふれている…!
分析の視点
下記の視点で見ていきます!
(表現があるもののみ触れていきます👀)
①描写
プリンセスの容姿や特徴についての表現
②夢(願いごと)
③結婚観
④幸せとは?
⑤個人的突っ込み(番外編)
ラプンツェル
永遠の若さが手に入る、魔法の髪を持つ。
その力を独占しようと、ゴーテル(育ての親)に誘拐されてしまい、塔の中で育つ。
自分の誕生日にだけ現れる光が何なのか知りたい🤩
①描写
美しい金髪
魔法の花の影響で、ラプンツェルの髪は歌を歌いながら触れると若返る、不思議な力がある!
とにかく活発
ラプンツェルはとにかく多趣味!
『自由への扉』という曲の歌詞から、
朝:読書・絵画(壁に描く)・ギター・料理・編み物
お昼以降:パズル・ダーツ・お菓子作り・いたずら(※)
バレエ・チェス・焼き物(陶芸)・キャンドル作り・ヨガ・絵画・運動・裁縫
※いたずら→お面で脅かす
英語版の歌詞ではpapier-mache(厚紙で作ったお面)なので、具体的には【パスカル(相棒のカメレオン)をお面で脅かすこと】😂
…
私の一生分くらいの量を
一日でやっていそうなアクティブさ。
心も力も強い
長い髪を塔から垂らして、ゴーテル(ラプンツェルの育ての親)を引き上げたり…
盗賊たちのたまり場(アヒルの看板が目印の酒場)で、
ユージーン(フリン)が指名手配犯だと気づき、盗賊たちが襲い掛かった時。
大男たちを相手に髪を使ってビンタ!
「その人を離しなさい!」
「優しい心を取り戻して!あなたたちは夢を持ったことはないの?」
と言うと、大男たちが自分の夢を語りだし、
最終的に打ち解けて、その後めちゃめちゃ助けてくれる😳
始めは、ラプンツェルは野蛮さにこわがっていたけれど…
ユージーン(フリン)を助けないと、自分の夢(後述)が叶わない
↓
その場の雰囲気も盗賊の見た目も、いかつくて怖いけど、勇気を出して強気に出た!
みんな仲間!
盗賊たちの酒場でのシーンを見ていて、
相手の見た目(怖さ)や生活状況に関係なく、
【だれもが夢を持っている仲間】とするラプンツェル。
ストレングスファインダー、「公平性」高いと思う!🤝
②夢(願いごと)
自分の誕生日にだけ浮かぶ光の正体を突き止めること
これまでの作品で初めて、結婚以外の内容が出た!
結婚はあくまでもライフプランの一つであり、
【幸せ=結婚】には直結しないことが示された!👏
行動と葛藤
初めて塔の外に出られた喜びと、
ゴーテル(育ての親)に禁止されているのに、外に出てしまった罪悪感の狭間にいるのが伝わる😕
「信じられない!とうとう外に出た~!!
お母さまきっとカンカンね…」
「だけど別にかまわない!バレなきゃ平気だもん!
あぁどうしよう…お母さまが悲しむわ…」
「ものすごーーーく楽しーーーい!
私ってひどい子よね…戻らなくちゃ…」
「絶対戻ったりしないんだから!!
私本当に最低の人間よ…」
「今までで最高の日だわー!!
…(しくしく泣きだしてしまう)」
ゴーテルから、
【外は魔法の髪を狙う悪い人だらけ】だから【一生、塔にいれば安全】
と洗脳されてきたが、
実際に外に出てみたら、「誰も自分の髪を狙っていない…?(むしろ髪のことを知らない)」と気付く。
それはやがて、【外にいる人たちもいい人】という確信に変わる。
親など他人の意見を鵜吞みにせず、
【自分はどう感じるのか】は自分が行動してみなければ分からないということが示されている!
③結婚観
結婚観については描写がないのでスルー👀
ユージーン
お城から、ラプンツェルが付ける予定のティアラを盗んだ泥棒。
ティアラを取り戻すために、ラプンツェルが光を見に行く手助けをするが、次第にラプンツェルに惹かれていく🫶
①描写
チャラいナルシスト?
塔でラプンツェルにフライパンで殴打された後、意識が戻り自己紹介。
「やぁ、調子はどぉ?😏キラーン」
イケメンスマイル作戦を決行!
…
失敗。
ラプンツェルと交渉したが、ティアラを取り戻して逃げ切れそうにないと悟った時。
💋
キス顔イチコロ作戦を決行!
…
(何こいつ的な反応されて)失敗。
ラプンツェルとお城に向かう日の夜。
「人並はずれたかっこよさならもうあるだろ?生まれつきだ」
と自分で言っちゃう。
番外編:「夢」と「その人らしさ」
盗賊の夢が、
ピアニスト、フローリスト、インテリアデザイナー、など。
他にも、
お菓子作りが好き、ユニコーンが好きなど。
見た目のいかつさも相まって、かなりギャップを感じる。
咄嗟に「女性らしさ」「(キュートな)かわいらしさ」を感じる内容が多く、
ジェンダー問題の示唆をほんのり感じた👀
性別に関係なく【自分の「好き!」を大事にしよう!】というメッセージ性を感じる🤝
『アラジン』との共通点
自己開示しあう
両作品とも、互いの境遇を話すシーンがある。
相手を知ることについて、丁寧に描かれている。
アラジンとジャスミン:
お互いに囚われの身(=不自由)という共通点があること
ユージーンとラプンツェル:
ラプンツェルは、
ゴーテル(育ての親)が過保護で外に出るのが初めて。
ユージーンは、
身寄りがなく、
普段はフリン・ライダーという名を使い、で
本名はユージーン・フィッツ・ハーバード、ということ。
本名は誰にも明かしたことがなく、ラプンツェルが初めて!
(=かなり心を開いている証拠!!)
助け合い
アラジンとジャスミン:
ジャーファー(国の支配をたくらむ大臣)を倒すために、仲間の力も借りつつ、共に戦う。
ユージーンとラプンツェル:
ラプンツェルの誕生日だけ見える光を見に行く。
ユージーンが逮捕されたり、ラプンツェルがゴーテル(育ての親)に連れ戻されたり…トラブル続きだが、仲間の力も借りつつ、互いのピンチに助け合っている🤝
両作品とも、
相手のピンチに駆けつけて助けるシーンが多々ある
これまで作品では、
【プリンセスがピンチ!王子が助ける→ハッピーエンド】だった。
王子(男性)のピンチ:自分でどうにかする
プリンセス(女性)のピンチ:王子に助けてもらう
…
王子が、自身のピンチも姫のピンチもどうにかしていた。
王子様って…大変😶
キャラクター
女性キャラ:王族出身。自立心が強い。
家族に反抗して、自分の願いを叶えるために行動する。
ジャスミン:王宮の外に出たい
ラプンツェル:誕生日に見える光の正体を知りたい
男性キャラ:一般人であり泥棒。
問題解決のために行動する。
アラジン:
ジャスミンと結婚したいから、王子になりたい!
ユージーン:
ティアラを取り返したいから、ラプンツェルに光を見せに行く
恋愛事情(距離感)
『白雪姫』~『美女と野獣』までの過去作品では、
【王子 ♡→ 姫】または【姫 ♡→ 王子】で始まり、どちらか一方がぐいぐい。
最終的には両思い。
『アラジン』も『塔の上のラプンツェル』も、
片方がぐいぐいではなく【王子 ♡⇄♡ 姫】で、
互いに少しずつ距離感が近くなっていく感じがする👀
最後に
最後までお読み頂き、ありがとうございました🙌
この記事を読んで、
身の回りのジェンダーについて「こんなのもあるよね~!」と、
楽しみながら考えるきっかけにして頂けたら嬉しいです。
誰に何と言われようと、
【夢を持つこと】【好きなものを「好き!」と貫くこと】は、生きる希望であり、自分だけのもの。
傍から見たら壮大すぎて「できっこない」と感じても、本人にとっては生きる希望。
自分の夢も好きなことも、守りぬいて生きて生きたいし、
みんなの夢も好きなことも「すてきだね」と肯定できる世の中になってほしい🙌