よく眠れたら朝から安心の本日の書【83】安心立命(あんしんりゅうみょう)
安心立命という四字の仏教用語
「安心立命」の行書をお届けいたします。
武部良明先生の四字漢語辞典によりますと、
とのこと。
私の実家は禅宗のお寺にお墓があります。
そして仏教用語には意味が深くてどこか惹かれるものがあります。
さて、がむしゃらに前を歩いていこうとするような「頑張って」という感じのお題の書道を私は選びがちでした。
6月という半期の〆の月にも突入。
そこで第1週の月曜日の今日はそこはちょっと勢いを緩めてみます。
最初から飛ばすと後が続きません。
心の安定や安心のできる暮らしは睡眠から
月並みですが枕を高くして眠れる暮らしというのが私にとっての安心です。ただ、わりとこの頃の睡眠時間は短めかもです。
(今までの傾向からですと、どんよりと暗い気持ちに縛られてると12時間ちかく寝込んでしまうこともあります。)
だいたい夜の11時くらいに眠気がピークになってベッドに潜り込みます。
だいたいそこで午前3時前くらいに1度は目が覚めます。
焦っているとそこで眠れない不満や怒りを起こしたくなります。
ではなくて自然に任せます。
今日は午前5時半くらいまで途中で目は覚めたもののまた眠りにつくことができました。
眠れるということは実にありがたく感謝を感じます。
不眠の危険が心の不安や不安定に直結しています
眠れない状況ほど心の健康に危険をもたらすことも珍しくありません。
私は睡眠や食事を忘れるほどに熱中している時に非常に危険です。
そのうち多幸感のようなナチュラルハイというか気持ちに空回りしてるような焦りというか焦燥感がやってきます。
すぐに怒りを感じ始めたり。やたら色んな人に連絡をしたがったり。
いろんなイメージやアイデアが頭の中に駆け巡りどうにも止まらなくなる感じです。
躁鬱の人は上がった状態でこういう悩みに振り回されている方が多いかもしれません。
だからこそ気持ちに高揚感がない状況ほど平和で静かで助かります。
普段からの書道でこころを穏やかに
私は寝る前に書道をすることはめったにありません。
朝に筆を運ぶように心がけています。
眠りでリセットされた清々しい気持ちが作品づくりにプラスにはたらく気がします。
納得のいく字になるまで何枚でも反古を出してねちっこく作品づくりに励むこともあります。
しかし、せっかく書道で心を静かにしようとしてるのに興奮してはもったいないです。
今回の場合だけかもしれません。眠りから覚めてすぐに筆をとりました。
爽やかな目覚めのせいか、するっと作品が仕上がり心も安らかです。
ここまで読んでくださり貴重なお時間をありがとうございます!
皆様におかれましては書からまったりして気持ちが穏やかな雰囲気が朝から伝わったらば幸いです。
補筆。
行書による「安心立命」を仕上げる前に楷書でも前準備として書いております。
もしよかったら合わせてご覧いただければ。