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【逃げ出したい恐怖を乗り越えた秘訣】心が弱くても、覚悟や勇気は生み出せる

プルルルルル!!☎️


「げ!電話…!?」


(怖い…、でたくない…)


体感8割はクレーム。

さんざん言葉の刃が飛んできては、
心に傷が刻まれ嫌な思いをしてきた。

逃げ出したい気持ちを抑えながら、
仕事だから仕方なく腹をくくる。

ゴクリと喉が音を鳴らし。


臆病な私は、恐る恐ると
受話器に手を伸ばす…。


☆☆☆


こんにちは、しろです。


今回は、

ガラスのハートだろうと、
今すぐ勇気を出して行動できる。
強い心を持つ秘訣!

そんなお話です。


なかなか足がすくんで行動できない。
ビビって勇気が出ない。

そんな悩みを
ズバッ!と一刀両断します!


ぜひみていってくださいね。


☆☆☆


これは、
今から10年以上前、

マクドナルドで
アルバイトしていたときのお話です。




ガチャ!

「はい、毎度ありがとうございます〇〇店の〜」

厨房の奥で、
私は受話器を取って耳に当てた。



それと同時に、耳がキーンと
痛くなるくらいの怒鳴り声が
耳元に鳴り響いた。


「おい!!!!!
 
 待ちすぎて、車に置いていた
 アイスが溶けたんだよ!!
 
 シートが汚れたぞ!!
 どうしてくれるんだ!!?」


ぇ、ぇ…?

一瞬、
何を言われているのか
わからなかった。

あまりにもめちゃくちゃだ。

理解するのに10秒ほどかかった…。



彼の言い分はこうです。

店舗でお持ち帰りの注文を頼んだ。

だけど対応が遅い。

注文してお会計を済まして、
商品を受け取り、

車に戻った時には、
アイスが溶けていた。

で、シートが汚れた。

と…。


正直、あまりこちらが
悪いとは思えないけれど…、

「はい、申し訳ありません…」

謝らないといけない…。



バカじゃねぇの!?
お前の問題だろ!!

そう言えたらどれほど楽か…。



メンタルが弱いので
ほんとにこういう対応は苦しい…。

ひたすらに責められ、
さいなまれながら、

「すみません!」
「すみません!」と
ペコペコ謝罪し続ける。


次第に、彼はあろうことか…、


「レジでトロトロしていた奴がいただろ!?


 そいつの電話番号を教えろ!

 お前はもういい!」


とんでもないことを言い出した。


誰のことを言っているのか
なんとなく理解はできた。


私より立場が下のバイトさんだ。



どうしよう…。



まだ20代前半の、
社会経験が皆無の私に、

法がどうとかも、
正しい対応なんてわからない。



…番号教えたら、
相手は満足してくれる。

ようやく
このつらい対応から
開放される。


逆に教えなかったら、
さらにヒートアップして
ガミガミ言ってくるだろう。

そうなったらもっと面倒くさい…。


近くの手元には、
従業員の連絡先が
書かれた用紙がある。



調べて教えることなんて簡単だ…。


めんどくさいし、
もう、さっさと楽になろう…。


理不尽にいたぶられるのはごめんだ。

心がもたない…。





そう思った。




…。



だけど…、


…この番号を教えたら
あの子はどうなる…!!?


同じように苦しんでしまうじゃないか。


それはダメだ…!


こればっかりは
教えちゃダメだ…!


そんなこと、
私の道徳が許さない!


どんなに罵られても、
私があの子を守らないと!



スゥー…っと深呼吸を1回。


覚悟を決めた。


「個人情報に関する内容なので
 お応えできません!!」


勇気を振りしぼって、
声を出した。


「なんだと!!!💢」


「そんなの知らん!
  さっさと言わんか!!!💢」


予想通り、
怒鳴りつけてくる声。


腹がたつ。
なんて身勝手なやつだ…。


「お応え、できません!!」


こんな奴に負けるものか!

絶対に怯まないぞ…!!

守るんだ…!!!



あるのは
その気持ちだけだった…。




そんなやりとりを
10分ほど繰り返し、

ようやく相手は
諦めて通話を切った。


はぁ…。


ドッと漏れる、ため息。


やっと、


終わった…。


どっしり疲れて持ち場へ戻る。


「何かあったんっすか…?」

心配そうに、
バイトさんが私に尋ねる。

「ううん、大丈夫。
 何も問題ないよ。」


余計な心配はさせないでおこう。



こんな出来事は、
自分の胸に秘めておくんだ…。


誰にも知られない。

誰にも評価もされない。

誰にも感謝もされない。


それでも、

勇気を出して、
守らないといけないものが
この世にはたくさんある…。




☆☆☆



自分ばかりに矢印を向けていると、

頭は自分のことばかりになって、
不安や恐怖に負けてしまいます。


でも、


守るものがあると、
人は強くなれます。



勇気を持てるんです。


それは、どんな恐怖にも
打ち勝つことができる。

私はそう思ってます。


あなたも、
自分より友達や家族、
ペットを優先して、
助ける行動をしたことはありませんか?




「自分がどう思われるか?
 恥をかかないか?」

より、

「これはあの人のため…!」

と自分以外の方向に矢印を向けると、
恐怖心が弱まって勇気が出ます。


足がすくんで動けない時は、
大切な守りたい人を
強くイメージしてみてください。



そうするだけで、
あなたもきっと、動けます。


勇気は誰にでも
備わっているのだから。


あなたが恐怖に打ち勝てるよう
応援しています。


しろ。


追伸


こうして記事を書くときに、
めんどくさくなったり、
腰が重たくなる時があります。

そんな時も、

「この記事を書くことで、
 誰かが救われるかも…!」

そんな気持ちに
切り替えて動いてます。


そしてそれが
誰かの心に届いた時は、

他では味わえない
ホットココアのような

甘くてあたたかい嬉しさが
心にジーンとしみてきます。


あなたは誰のために稼ぎ、
誰のために生きますか?

守る人を作っておくと良いですよ〜。^^

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