その講演会は、衝撃でした 「コロナ禍を契機に、戦後のシステムがリセットされる」 コロナ禍は、明治維新・敗戦につづく大断層(リセット)と言え、これまでの方法論では通用しなくなるだろう。次々と映し出されるスライドは、これまで私たちが思いもつかない未来でした 「コロナ禍は長くつづく」 令和一桁時代はコロナ時代となる。コロナ禍は、これまで当たり前だった会社・生活・経済・産業の常識を変え、時間と場所の概念を変え、都市・郊外・地方の構造を変え、新たなビジネススタイル・ライフスタイルが
「生成AIを主語で考えたら、あかん。主語は働く私たちで、生成AIはあくまでも手段です」 摂津倉庫の女子社員4名と社会文化研究家の池永先生未来展望委員会は、「仕事と会社はどうなる篇」に入り、4回目の本日は「生成AIで、会社はどうなる?」を議論します 「『すごい技術がでてきたら、新たな商品が出たら、新たな市場ができる、新たな用途が生まれる』と考える。会社のみならず役所、大学も、技術、商品から思考を出発する パソコンができて社会が変わった。スマホができて社会は変わった。最近で
「テレワークから戻ったワークは、元ワークではなかった」 「2023年5月に5類に移行して、テレワークをやめて、出社スタイルに戻ろうという会社が増えた。みんなが一緒でないと、コミュ二ケーションがうまくいかない、肌感覚がつかめない、雰囲気が感じられない、みんな一緒でないと仕事がまわらないからと、会社はテレワークから出社スタイルに戻ろうという流れとなっている。みんな、会社に戻って見たのはなに?」 「『会社に戻って来い』と言われ、会社に戻って仕事はどうなったのでしょうか?コロナ禍
「仕事を一緒くたにしてはいけません」 「2020年から目に見えて変わったのは、未来展望委員会のみんなも、企業人として実感されていると思う、『仕事をする場所』です。コロナ禍に入って、私がまず考えたのが、この図です」 「コロナ禍でテレワークが本格化に開始して、ワークの場が拡張し、ライフの場が拡張して、それぞれが融合して、混ざり合いがつづいています。オフィスや工場、家、第3の場所、新幹線、旅先などいろいろな場所で、仕事をする人が増えています」 「意外に見落とされていることです
「テレワークなのか出社なのか、そのどちらがいいのかという議論がつづいていますが、現在、わたしたちがこれまで経験していた『ハイブリッド』時代に入っていると考えたほうがいいのではないでしょうか」 「未来展望委員会はこれまで10回、コロナ禍を契機とした構造変化を踏まえて未来を展望してきましたが、仕事と会社も大きく変えつつあります。本日の未来展望員会から、『未来展望・仕事と会社はどうなる篇』に入っていきたいと考えています」 「わたしたちは、2020年から、いままで「経験」したこと
「戦略って、どういう意味か、分かりますか?」 摂津倉庫女子社員4名と社会文化研究家の池永先生で、未来社会を展望して、これからの会社のありたい姿を考える摂津倉庫未来展望委員会は、10回目となりました 1 戦略が好きな日本人 「本日は、戦略について考えていきます。戦略という言葉で、なにを思い浮かべますか?」 「日本人は『戦略』が好きで、このような概念言葉を使うときは、『意味』をおさえることが鉄則ですが、日本人は曖昧にして雰囲気で使いがちです」 「戦略という言葉の語源はこ
「未来展望するうえで、予測可能なことと、予測不可能なことがあります」 未来社会を展望して、これからの会社の方向を考える、わたしたち女子社員4名と社会文化研究家池永先生の摂津倉庫未来展望委員会は9回目となりました 「今日は予測可能な未来について、考えていきます。この日本の人口推移のグラフには、国や企業の政策や未来を考えるうえで、重要な情報が入っています」と池永先生はグラフをスクリーンに映されました 「このグラフは見たことがありますよね?このグラフを見て、思うことをあげてく
「あなたにとって、Well-Beingって、なんですか?」 わたしたち女子社員4名と社会文化研究家の池永先生の第7回未来展望委員会は、摂津倉庫グループが運営している小学校跡地を利用とした「大東俱楽部」の教室で開催しました 1 価値観の観とは、見て、感じ、思い、考えること 「まず前回の復習をしましょう」 これからの社会を読み解くうえで、Well‐Beingという価値観をつかむ、つかまないで、解像度が変わります。本題に入る前に質問です 価値観の観の意味は、なんだと思い
「こんな大事なことに、どうして、みんな、気がつかないのだろうか?」 第6回の未来展望委員会はリアル会議にもどり、社会文化研究家の池永先生は冒頭にそう言って、白板にこう書かれました 1 コロナ禍最大の変化 私たちは、「場と時間革命」のなかにいます コロナ禍は「その人がいつもいる場所、そこで一緒にいる人」を変えました。コロナ禍前は、月曜日から金曜日の毎日、会社に通勤して、同じフロアに行き、同じ自分の席に座り、朝から夕方まで、同じ職場のメンバーと、同じ空気のなか、仕事をして
「わたしたちは、いままで『経験』したことのない世界に入っています」 2020年のコロナ禍で本格化したテレワークによって、1日、1週間、1ヶ月、1年での、会社や学校にいる・家にいるという「ワークとライフスタイル」の場所が変化しています。その場所の変化は、私たち日本人がこれまで経験したことのない感覚のなかにいます 社会文化研究家の池永先生と若手社員4名による、未来社会を展望する「第5回未来展望委員会」は、その話から始まりました。前回のコロナ禍を契機とした「場と時間」の構造
「場と時間の構造変化が、未来展望の論点なんですね」 前回の未来展望委員会では、社会文化研究家の池永先生から、コロナ禍から進む構造変化の本質は「場と時間」革命だと聴きました コロナ禍を契機とした「場と時間」の構造変化の前は、船や鉄道や自動車や飛行機などの輸送技術の進歩によるヒト・モノの「物理的移動革命」であり、時間の構造変化でした。現在、東京と大阪は新幹線で2時間半の移動時間ですが、江戸時代はどれくらいの時間がかかったと思いますか? 「歩いていたんですよね?1週間くら
コロナ禍は、ある面で日本にとって、不幸中の幸い、神風だったかもしれません、不謹慎な言い方になるかもしれないけど。 社会文化研究家の池永先生がそう語りだされて、第3回未来展望委員会がはじまりました。未来展望委員会の20歳代の女子社員4名は首を傾げながら、「神風?」とノートにメモを書きました 前回の未来展望委員会で、関西経済連合会の2030年ビジョン検討会の冒頭で 「時代は先に進んだ。2030年が一気に来た」との企業委員の発言が検討会の方向を決めたと言いましたが、私も10年後
わたしたち20歳代女子社員4名と社会文化研究家池永先生の第2回摂津倉庫未来展望委員会は、「禍」という漢字から議論がはじまりました。禍が、これからの社会を読み解く本質につながる漢字だったことを知りました 1 コロナ禍の禍とは、なんですか? 「先生、最初に質問していいですか?コロナ禍の 『禍』 は、どういう意味ですか?」と物怖じせずに質問する若手の女子社員が手をあげました 極めて本質的な質問です。このコロナ禍の『禍』という漢字には、現在社会を理解する、未来社会を展望する本質
私のいうこと、白板に書くことをすべて、ノートに書いてください 社会文化研究家の池永先生に加わっていただいた摂津倉庫未来展望委員会のメンバーは、まず、このミッションを与えられました。入社2年目から入社5年目の女性社員4名は、大学の講義でも体験したことのないような「知的千本ノック」を週2回うけつづけています。先生の言葉を記したノートは2年で10冊以上にものぼっています。この「note摂津倉庫未来展望委員会」は、その私たちのノートの現在進行形の物語でもあります 今、私たちは