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日々育ち、やがて巣立っていく子どもたちへ

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日に日に大きくなり、そしてちょっとずつナマイキにもなっていく子どもたちに向けたひとり言。
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子どものトビタテ高校留学 1ヶ月、総額幾らかかったか・節約法は?親の視点で考える

子どものトビタテ高校留学 1ヶ月、総額幾らかかったか・節約法は?親の視点で考える

文部科学省が民間と協力して日本の若者(高校生・大学生)の海外留学を支援する「トビタテ!」。給付型の奨学金という素晴らしい制度だ。

私の子どもはトビタテで1ヶ月、高校留学した。留学テーマの設定、応募書類の準備、現地での受入機関など、大変だったが親としても楽しんで子どものサポートをした。「定期試験の範囲になってるここがわからないから教えて」みたいな関わり方よりも、どんな風に留学を組み上げていくかを試

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トビタテ高校留学 親の視点で振り返る4つの「良かったこと」

トビタテ高校留学 親の視点で振り返る4つの「良かったこと」

文科省と民間企業が共同で行なっているトビタテ!奨学金。日本の高校生・大学生の留学を支援するための制度だ。円安・物価高が進む中、支給型(貸与でなく)の奨学金は本当にありがたい。

いま、来年度に向けた応募の資料が公式ページで段階的に公開されている。私の子どもは高校でトビタテ留学をして、本人にとっても親にとっても、非常に貴重な体験となった。

事前の各種準備をするにあたって、親の立場で知りたいことがウ

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子どもの小学校の運動会に思うこと

子どもの小学校の運動会に思うこと

先日、下の子の小学校の運動会を見に行った。中小企業診断士の2次試験前だろうと何だろうと、外せない大イベントだ。

私はいま、時々タヌキやカワセミやハクビシンが現れるという地域に住んでいる。

子どもの運動会は、都心近くと今のような場所と、両方経験した。個人的には、圧倒的に今の場所の運動会が好きだ。

まず何よりも、早朝からの場所取りという無駄なことをしなくてすむ。都心近くでは、学校の開門前に並んで

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猛暑の夜は家族をひとつにする

猛暑の夜は家族をひとつにする

梅雨が明けた。今年も猛暑だ。かなり郊外に位置する私の家は、コンクリートに覆われた都心よりは涼しい。といっても、やはり猛烈な熱波である。

うちにあるエアコンは、1台だけ。主寝室にしている和室に付けている。あとの部屋はひたすら「ひとり一台制」を実現している扇風機を回す。エアコンは体を冷しすぎるから、実を言うとあまり好きではない。しかし流石に寝るときは、ないときつい。

子どもが小さい頃はみんな同じ部

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“二度目の少年時代”が終わろうとしている

“二度目の少年時代”が終わろうとしている

もう何年も、夏になると子どもとカブトムシ、クワガタを取りに森へ行くという暮らしを続けてきた。イメージ的には夏休み=スイカ=カブトムシ&クワガタだが、クワガタについては夏休みよりも前、6月下旬から7月上旬ぐらいの方がよく見つかる。

子どもが小さい時は昼間の森、ある程度体力がついてきてからは夜の森が目的地だ。真っ暗な森に入るのは、ちゃんと道がある場所とはいえちょっとした非日常である。懐中電灯や軍手な

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猫は、家の中の「憎めないトリックスター」である

猫は、家の中の「憎めないトリックスター」である

うちに暮らすメンバーで唯一、寝不足と無縁なのは、猫である。1日のうち軽く15時間以上は寝ているように見える。朝も、昼も、夜も。

5年以上前、保護猫を迎え入れた。まだまだ若猫だと思っていたが、人間の年齢に換算すると、いつの間にかもう私と同年代だ。でも暮らしぶりは大分と違う。たまに私が家で仕事をする日に、それがくっきり表れる。時にあくせくと、時にペコペコと働く人間。その近くで我関せずと寝る猫。心の平

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子どもにもう体力抜かれたかも、と感じた日帰り登山

子どもにもう体力抜かれたかも、と感じた日帰り登山

小学校高学年の子どもは、外遊びが好きな親にとって「ゴールデンエイジ」の年頃である。体力がついて多少負荷のかかることができるようになるし、親が「行こう」と言えばまだ大抵は連れ出せる。

上の子は、中学に入った途端に部活やら友達との約束やらで休日の過ごし方が全く変わり、一緒にどこかへ行くことがほとんどなくなってしまった。それは自然な成長の過程で喜ばしいことだが、親としては寂しさも感じる。だから下の子は

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頂き物のスイカを競うように食べた、肌寒い夜

頂き物のスイカを競うように食べた、肌寒い夜

5月の果物と言ったらいちごやさくらんぼだろうか。びわを売っている店も最近見た。そんな季節に、大きなスイカを送ってもらった。

送ったよーというメッセージは見ていたが、実際に届いた大きさを見て驚いた。5月にこんな立派な大玉スイカができるなんて。

熊本産らしい。調べてみると熊本はすいかの生産量が日本一で、「春すいか」と呼ばれるものは今頃が旬なんだとか。さすがに南国でもハウス栽培だろうか。日本は広い。

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子どもにトビタテ高校留学を勧める遠因となった、自分の高校時代の思い出

子どもにトビタテ高校留学を勧める遠因となった、自分の高校時代の思い出

私の子どもがトビタテで高校留学するきっかけとなったのは、私が「こんな奨学金あるよ」と勧めたことだ。子どもは以前から海外に興味は持っていたが、トビタテのことは知らなかった。好きなテーマを自分で設定して留学計画を作れるところが、ツボにはまったようだ。

トビタテの話をする前、ロータリー財団の奨学金も子どもに紹介した。こちらは私はあまり詳しくないが、日本各地にあるロータリークラブが窓口になり、募集の対象

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トビタテ高校留学 行く季節ごとの利点と留意点を親の視点で考える

トビタテ高校留学 行く季節ごとの利点と留意点を親の視点で考える

トビタテ奨学金について書いた記事が、私の零細noteの中ではよく見られている。トビタテは文科省が民間企業と共同で行なっている、高校生・大学生向けの給付型留学支援制度だ。

私の子どもがトビタテで高校留学したとき、オフィシャルなもの以外で参考にできる情報が少なくて準備に苦労した。留学する本人が探究テーマを決めて、留学エージェントの既成プランではない独自の活動をしに行くのがトビタテの特徴だ。それには本

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トビタテ高校留学は何年生で行くのがいい?親の視点で考えてみる

トビタテ高校留学は何年生で行くのがいい?親の視点で考えてみる

文科省が民間企業と組んで高校生・大学生の海外留学を給付型奨学金で支援する「トビタテ!」。私の子どもは高校2年でトビタテ留学に行った。高校生部門に応募する場合、何年生で行くのがいいのだろうと親の視点で考えてみる。状況は人それぞれなので正解はないが、私の見方を記す。

まず、高校3年。ここを選ぶ場合、受験との兼ね合いが大学進学を考える人には大きな検討事項となる。

私が知るケースでは、冬の時期に留学期

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親は高校生のトビタテ奨学金・二次面接をどうサポートできるのか

親は高校生のトビタテ奨学金・二次面接をどうサポートできるのか

文科省が民間企業とタッグを組み、日本の若者(高校生、大学生)の海外留学に給付型奨学金を支給する「トビタテ!」。高校生第9期で書類選考を通った応募者の2次面接がこれから始まっていく。

書類審査の合否通知から面接までは、あまり日数がない。以前私の子どもが申し込んだときは2次面接が「5分プレゼン、5分質疑」というスタイルで、子どもはどうやってプレゼン資料を作ろうかと焦っていた。

3ヶ月ぐらい前に「高

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祝・映画「君たちはどう生きるか」がアカデミー賞受賞

祝・映画「君たちはどう生きるか」がアカデミー賞受賞

宮崎駿監督の映画「君たちはどう生きるか」が米国アカデミー賞の長編アニメーション賞を受賞。おめでとうございます。賞を取ろうと取るまいと、面白い映画は面白い。そうわかってはいても、好きな映画が大きな賞を取るのは嬉しいものだ。

前回、宮崎監督がアカデミー賞を取ったのは「千と千尋の神隠し」。日本での公開は2001年。はっきりと断言できないが、多分私は「千と千尋」を映画館では見ていない。とすると、ジブリ映

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アニメに無関心な妻が急に「SPYxFAMILY」にハマった理由を勝手に考える

アニメに無関心な妻が急に「SPYxFAMILY」にハマった理由を勝手に考える

普段マンガにもアニメにも全く関心を示さない妻が、年末に録画していた「SPYxFAMILY」の集中再放送を見て突然大ファンになった。

マンガやアニメは私も疎いのだが「SPYxFAMILY」の名前と大人気だということだけは知っていた。小学生の子どもが楽しめるだろうかと思って録画したのを正月休みに見始めたら、妻の方が夢中になっていた。

なぜ妻が嬉々として見ているのかを勝手に考えてみると、思わずクスッ

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