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心理カウンセラーとして想うこと

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心理カウンセラーとしてカウンセリングルームで クライエントさんの大切な人生に触れながら お悩みやご相談をお聴きしています。 カウンセリングルームでクライエントさんと 向き合いな…
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#とは

問題の本質に気づく

問題の本質に気づく

落ち込んだ表情で打ち明けられた言葉。

“ゲーム課金やめられない”

自分のことが本当にイヤになる。
自分の弱さがイヤになる。

なぜ、ゲームをするんだろう?

コロナの自粛で、もともと大好きだった
買い物に行けなくなった。

買い物でストレス解消していたのに
お金を使わなくなって

その買い物していた分くらいなら
カードで課金してもいいか。
と最初は思ってゲームを始めていた。

でも、課金は止ま

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「どうしたら自信を持てるのか?」ご質問をいだたきました。

どうしたら自信を持てるんだろうか?

インスタライブ、ご視聴の方からの
ご質問に対して善本さん(https://www.smile-girls.jp/)と
答えたことを文字にしながら

当日話せなかったことも
プラスして書かせて頂きます。

【 善本さんのお話 】

自信が持てなかったら
自分の顔を鏡で観て笑ってみませんか?
自分の笑顔はどう映るでしょうか?

自信がない人は
自分の顔が好きじゃな

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大丈夫なように ふるまってしまう

大丈夫なように ふるまってしまう

職場でのストレスをかかえ
カウンセリングにお越しになっている方々は
少しずつ、心の状態が安定し
体調なども改善してくると

職場復帰を目指したり
元の生活を取り戻そうと努力される。

ケースにもよるけれど
改善された時期がやってくると

カウンセラーとして
職場や上司の方へ連絡し
最善の注意と配慮をお願いした上で

現場に戻るためのサポートを
会社と連携を取ってスタートしている。

スモールステッ

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先入れ感謝

先入れ感謝

6月から毎月開催している
善本考香さんとのインスタライブ。
前回 9月の開催の際に
印象に残っているお話があった。

※善本考香さん 著書
「このまま死んでる場合じゃない!」
~がん生存率0%から
「治ったわけ」「治せるわけ」~

「先入れ感謝」

例えば、神社にお参りに行く際に
「今年1年、健康を守ってくださって
 ありがとうございました」

ではなく

「来年も、健康を守ってくださること
 あ

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記憶力低下「忘れること」

記憶力低下「忘れること」

今回は、記憶力低下=忘れることについて
カウンセリングルームでお話していることを
書いてみようと思う。

まず、最初に
「忘れてしまうこと」「忘れること」は
 人間の最大の能力"は思っている。

もし「忘れる」という能力が
私たちになかったら・・・

カウンセリグルームに訪れる方は
頭のいい方
記憶力の良い方
感受性の豊かな方
が多いと思っている。

忘れることができなくて
一つのことにこだわって

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あやまらない人

あやまらない人

「あやまらない人」について
書いてみたいと思う。

あやまらない人によって
苦しめられている人がいること

「あやまらない」から
損をしている人がいること
知って欲しいと思う。

会社で問題を起こす人
周りの人を傷つけているのに気づかない人の
特徴だなぁ・・・と感じることに
「あやまらない」特性があると
最近、強く、強く想う。

例えば、下記①②のような例

① 上司が部下に対して改善点を伝える時

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立ち止まることは 弱さじゃない

立ち止まることは 弱さじゃない

現在、美容院で働く新人スタッフの皆さんが
カウンセリングルームに多く訪れている。

相談内容は様々だが
今年度の新人さんに対して
「特徴的なこと」を感じている。

身体的反応として
寝れない・食べれない・吐き気やお腹をこわす
このような状態になり
職場でめまいやふらつきがあり
顔色も悪くなり身体もだるくなる。

心の反応として
やる気はあるのに
身体がついていかない・・・
何もポジティブに考えられ

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言ってしまった言葉の後悔

言ってしまった言葉の後悔

カウンセリングルームにて
クライエントさん(Bさん)の相談

仕事のパートナーに対して
ひどいことを言ってしまった

たぶん、次のプロジェクトから
自分は外されてしまうだろう

彼(Aさん)の人間性まで否定することを言った。
きっと、彼は私に失望し
私のことを嫌いになったと思う

Bさんは、落ち込み
全てを悔やみ、自分の人生まで
大きく変わってしまうかもしれないという
恐怖に悩んでいた。

Bさん

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久しぶりの「彼」

久しぶりの「彼」

小学生や中学生の頃、
学校でのトラブルによって学校に行くことができない
いわゆる「不登校」の状態で

カウンセリングに通っていた
当時の子どもたちが大人になり
カウンセリングルームに
会いに来てくれることがある。

先日、小学生の頃から
カウンセリングをしている「彼」が、
久しぶりにカウンセリングを受けに来てくれた。

当時、小学生(10歳~12歳)
中学生(13歳~15歳)だと10年経てばもう大

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幸福の七か条

幸福の七か条

先日、取材を受けた席の中で
とても違和感を感じる質問をされた。

「先生の競合は誰ですか?」

この質問は・・・
ライバルは誰か?
敵は誰か?
同じようなことをやっている人は誰か?

こんなことを表す質問なんだろうか?

最近、よく打合せの相手に聞かれる。

何となく違和感を感じていたけれど
あることをキッカケに明確に解った。

よくビジネス書にも
「ライバルを知るコト」について
書かれていること

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人と違うことは相手のものさし

人と違うことは相手のものさし

最近、カウンセリングをしていると

「相手との違い」や「相手から見られる自分」
「周りからの評価」を気にするがあまり
 本来の自分らしさを見失っている方が
 多いなと感じる。

相手の求める自分になろうと、
そのことにばかり目を向けていると

自分の個性や自分の価値が分からなくなっていく。

今日は、そのことについて書いてみようと思う。

今からずっと昔(笑)
まだ心理カウンセラーとして
勉強中の

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子どもの心

子どもの心

カウンセラーとしての
私の専門は児童心理であり

親子でのカウンセリング、
親御さん自身のカウンセリング、
子どもたちと向かい合う時間を通して
心理カウンセラーとして 日々、向かい合っている。

その関わりの中で私が大切にしていることがある。

学校の先生のご紹介や、
親御さん自身が私の講演会を聴いたり
周りの方からのご紹介で、
カウンセリングのご予約をされる際に

「子どもにカウンセリングしてほ

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支えてもらってもいいですか?

支えてもらってもいいですか?

「支えてもらってもいいですか?」

とても大切なクライエントさんから
こんな言葉をもらえた。

その方(Aさん)は、
とても苦しい職場環境の中にいて
今、出勤できなくなっている。

共に歩んできた仲間も心配し
家族もとても心を痛めている。

Aさんが一人で抱えてきたものが
少しずつ、少しずつ心に溜まっていき

自己コントロールができなくなった状態で
「でも、頑張らなきゃ!」と奮い立たせたことで

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誰でもない人になる

誰でもない人になる

今からずいぶん前のこと・・・

私は、心理学を学び
大きなチャンスをいただけて
偉大な教授のもとで学ぶことができた。

まだ、日本に「心理カウンセラー」という
言葉も仕事もない頃

教育界は、私を「心のアドバイザー」という肩書で
自分の専門である「児童心理」を活用できる
ポジションを与えてくださった。

でも、そのスタートは
非情なほどの重圧との戦いだった。

私が教育界で「カウンセラーと」して

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