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墓参りの一部始終をただダラダラと書いたもの
仏花を買う時、毎回「仏花」の読み方が思い出せずに「これ下さい」と言っている気がする。今年は百合が入っている、少し高めの仏花にした。
晴れた海で撮りたい、というお客さんの要望に「じゃあ晴れそうな日に呼んで」と言っており、呼ばれたのが丁度おばの命日であった。
海は鎌倉を予定していて、おばの墓も鎌倉にある。呼ばれたとしか思えない。これで無視したら枕元に立たれそうな気がして、撮影後に墓参りに行くことに
死にたかった日と死にたい日
私はよく「今日で死にたい」と言ってしまい、周囲の人を困らせるのだった。
17歳の時、死のうと思った。何があった訳ではなく、単に自分はこの世に向いてないように思えた。
当時の私には、この世が大きな茶番に見えていた。みんなが自分の役を探していて、その役を演じることに必死になっている。先生の役、生徒の役。大人の役、子供の役。男の役、女の役。変わり者と呼ばれる人間すら、その役柄に合わせて振舞っているよ
工事の音とアイアンクロー
隣がうるさい。家をリフォームするという旨の報せは聞いていたが、実際は解体からの建て直しであった。なので思ったより長くうるさい。先月から毎朝8時に工事の音で起こされる。
平日の朝8時は普通の人間ならば起きて支度なり何なりしている時間で、なんなら家を出発しているのであるから、特に問題はないのだろう。だが私は土日に働き、平日のどこかを休む人間である。平日のどこか1日くらい、布団にくるまって思う様うとう
垂れ流される汗、思考。
滂沱たる汗だな、とハンカチで額を押さえながら思った。滂沱たる、なんて言葉を初めて使ったように思う。皆この漢字が読めるだろうか。私は読めても書ける気がしない。
初めて使う言葉が出てくるくらいなのだから、今年の夏はやはり暑いのだと思う。毎年新鮮に暑いと思っているが、今年は毎日熱中症に怯えている。塩分を摂らなければならないのが辛い。私はとんかつをソースなしで食すくらいに薄味好みである。
とはいえ毎日