#読書日記
司馬遼太郎【世に棲む日日】 革命事業の変遷を辿る
「時代の転換期には詩人が現れる」全四巻からなるこの物語を、私は愛知に住む先輩から貰い、その先輩がたまにこの言葉を発していた。最初こそ、その心理というか意味が理解できなかったが、この本を読んだあとだとその言葉の裏側にあるものが読み取れる。
この本を貰ったのは2016年だったと思うが、人からいろんな本を貰いすぎて少し渋滞を起こし、結局、2017年の年の瀬に、パプアニューギニアにて読み終わる。
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【宇宙船とカヌー】 カウンターカルチャーの傑作
著:ケネス・ブラウワー
父フリーマン・ダイソンは世界的な物理学者で、星への夢を巨大宇宙船オリオン計画やスペース・コロニーに託す。息子ジョージ・ダイソンは、17歳で家を出て、カナダ・ブリティッシュ・コロンビア沿岸の大自然の中での暮らしを選び、巨大なカヌーの建造を夢見る。
交わることのない父子の生き方の中に、技術主義、エコロジカルな生活様式、世代間の断絶など、1960〜70年代アメリカのさまざまな
NHKスペシャル「ヤノマミ」 アマゾンの大地に抱かれる精霊の子
ヤノマミ、それは人間という意味だ。ヤノマミはアマゾン最深部で独自の文化と風習を1万年以上守り続ける民族。シャーマンの祈祷、放埓な性、狩りへの帯同、衝撃的な出産シーン。150日に及んだ同居生活は、正に打ちのめされる体験の連続。「人間」とは何か、「文明」とは何か。
奥アマゾンで1万年にわたり独自の文化と風習を守り続ける人々、ヤノマミ。150日間におよぶ長期同居生活を綴った、震撼のルポルタージュ。