木庭

細々とヴァンガード をしているプレイヤーです。 主に公式大会の環境予想をしています。

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最近の記事

2024年10月 WGP東京大会 環境予想

前回大会からの環境の動きこの大会の前の週、最新弾「天智覚命」が発売されました。 発売前は一定以上までゲームを伸ばすとほぼ勝ちのシラヌイ、ナイトローゼを中心として、2超越より早くゲームを終わらせる猩々童子やブラックで超越デッキに対抗するという図式でした。 一方で、4、5ターン目でペルソナライドを絡めながら戦う運命者や宿命者は、早いデッキには襲われ、レンジの長いデッキにはパワーで押し切られるという図式でした。 「天智覚命」の発売により、キルターンのイマイチ合わなかったレザエル、

    • 2024/9/21ヴァンガード WGP京都環境予想

      前回大会からの環境の動き 前回の群馬(高崎)会場では、猩々童子とシラヌイを中心とした環境に、一定以上のスペックを持つデッキが脇を固め、2〜3枠目を争うような環境でした。 リシアフェールやインバルディオといった宿命者が、2〜3枠目及第点の水準を満たしていたこともあり選択肢選択肢に加わった環境だったように思います。 今回は、前回大会から1月が経過しておりその間に宿命者の研究が進んだほか、安定した火力とストライドデッキセット2種が新たに追加されました。 既存デッキに大きな変化はあり

      • 2024年 ヴァンガード ちほうかっぷ高崎環境予想

        前回大会からの環境の動き前回の熊本会場は、どのデッキにも有利のつく猩々童子を環境の中心として、残り2枠をある程度のデッキパワーのあるデッキで固める環境でした。新弾発売翌日という新規カードの研究の進んでいない状況だったため、宿命者はさほど上位に組み込まなかった印象でしたが、研究の結果この点どのように変わってくるかが今回のポイントかと思います。 環境の構図環境の構図は、依然として猩々童子+2枠と考えられます。 明確な不利対面がほぼない猩々童子を確定枠として、対面を問わず1勝

        • 2024 デラックス熊本会場

          前回大会からの環境の動き 前回大会の優勝デッキ 前回のWGP大阪は、高速複数アタックの猩々童子を手堅く勝ち星の取れる枠とし、残り2人がかなり広い選択肢の中から好きなデッキを選ぶ環境でした。 今大会は、新パックにより宿命者やバロウマグネス、運命者の強化が追加されたものの、基本的に猩々童子の優位性が損なわれていないため、2枠の選択肢がかなり広がった環境になろうかと思われます。 環境の中心環境の中心は今大会も猩々童子です。 とはいえ、明確な弱点がデッキでもないため、当たった

          2024 ヴァンガード リリステカップ環境予想

          2024年の8月に京都と東京で開催されるリリカルモナステリオだけが使用可能な大会「リリステカップ」。 今回はその環境について考察していこうと思います。 環境の特色リリカルモナステリオのライドラインは他国家に比べても多彩ですが、高いパワーと高い再現性を兼ね備えたデッキが多く存在します。 反面、除去など相手の行動を阻害できるカードは多くないため、基本的にはやりたいことの押し付け合いに終始します。 さらに、先行3ターン目から致死レベルのアタックを繰り出すデッキも多いため上位に勝ち

          2024 ヴァンガード リリステカップ環境予想

          ヴァンガード 環境予想2024年 WGP大阪

          前回大会からの環境の動き博多大会は、従前からの一定以上の出力があればどのデッキでも上位を狙える環境の延長に、リリステの強化が入ったデッキ群を混ぜた環境でした。 リリステの強化には、飛び抜けて強いデッキや対策方法が成熟していない押し付けデッキがなかったことから、結果的にデッキパワーの比較でデッキ選択をしたプレイヤーが多かったように思われます。 結果的に、予選の全勝枠にはシラヌイ、ヴァルガ、猩々童子といった、比較的相手を選ばないデッキパワーのライドラインが残りました。 デッキ

          ヴァンガード 環境予想2024年 WGP大阪

          連載 2024 ちほうかっぷ広島、新潟〜の環境②リリステ爆誕

          前回の記事 リリステ発売後の注目デッキ7/5ついにリリステのEBが発売されました。 この段で旧弾でリリースされていた複数のライドラインに強力なサポートやメインのヴァンガードが追加されました。 これによって、従前からどのように環境が動くのか考えていこうと思います。 リリステ基礎パーツリリステには、特定条件下で効果の発動する前国家に配られているカード(通称互換カード)やどのデッキでも出張できてかつ一定の動きを担保できるカードが高水準で揃っています。 代表的なものとして ラヴ

          連載 2024 ちほうかっぷ広島、新潟〜の環境②リリステ爆誕

          連載 2024 ちほうかっぷ広島、新潟〜の環境①

          初めに 2024年のデラックスseason1がひと段落しました。7月末までデラックスがない為、その間の繋ぎとして、次元跳躍発売からの環境を振り返っていこうかと思います。 〜広島大会までの環境広島環境前6月中旬までの環境の中心は間違いなくシラヌイだったかと思います。 大きな特徴として、後攻3ターン目または先行4ターン目からアタック回数を一気に増やし、その次の自ターンではガード不能なほどのパワー上昇で、多少の札巡りの良さを跳ね除けながらゲームを決着させる決定力に優れていました。

          連載 2024 ちほうかっぷ広島、新潟〜の環境①

          2024 ヴァンガード ちほうかっぷ広島 環境予想

          前回大会からの環境の動き今大会は、前回の名古屋から、カードの追加はありません。 しかし、次元跳躍発売の翌日であった前回大会よりカードやデッキタイプへの研究が進んだことから所謂初見殺しがへり、順当に勝つべきデッキが勝ちやすくなってきたと言えます。 環境の中心こうした、ある程度成熟した環境での中心ですがシラヌイとリアノーンになるかと思われます。 シラヌイ 永らく環境の上位に居座る強デッキです。 少ないコストで複数回の攻撃を仕掛けてくるにも関わらずダメージトリガーを超えやすい

          2024 ヴァンガード ちほうかっぷ広島 環境予想

          2024年デラックスWGP名古屋環境予想

          前回大会の振り返り前回の小倉(九州)大会では、ルアード、シラヌイの超越組を中心としながら、運命者などデッキスペックで劣らないデッキ群雄割拠してそれに追い縋る構図でした。 優勝は、シラヌイ、ルアード✖️2、極光、エバ、ヴァルガという結果だったことから、超越一強ではないにしろ、ある程度意識の必要な大会だったことがわかります。 逆にゾルガは上の方にいる印象だったのですが、優勝の2チームいずれにもおらず、時間切れか高いデッキの難易度によるものかと考えています。 追加カード今回大

          2024年デラックスWGP名古屋環境予想

          2024年WGP小倉環境予想

          前回大会からの環境の動き追加カードほぼなし 前回のデラックス名古屋から今回の大会まで、1週間しか間が空いておらずこの間に追加で配布されたカードはありません。 公認大会PRで配布されたカードが徐々に行き渡り始めたので、ブラグドマイヤー、銀河英雄、ヴァルガドラグレスは新しいカードを加えた新たな型が開発されつつありますが、環境を一変させるほどの変化はないかと思われます。 分布の変化 一方で、既存のデッキの中で細かい分布の変化が起きているように思われます。 公式の発表によると、

          2024年WGP小倉環境予想

          2024年デラックス京都環境予想

          前回大会からの環境の動き 前回の大会であるブシロードカードゲーム祭での中心は、 前環境から耐久力の高いゾルガ、決定力の高いブラグドマイヤーに加え、取り回しの容易で十分なデッキパワーのあったレザエル、ヴァルガドラグレス等が占めていたように思います。 一方で、その他のデッキも中心デッキに数段劣るということはなく、予選ラウンド終了までであれば多くのデッキが勝ち上がる可能性があったように思います。 フェスティバルブースターによって追加されたオーバートリガーとレガリスピースによってデッ

          2024年デラックス京都環境予想

          ヴァンガード 2024年デラックス札幌予想

          (私は札幌に行く時間がないのですが、暇なので)4月21日に札幌で行われるWGPデラックスちほうかっぷの上位予想をしていきたいと思います。 前回大会からの環境の動き前回のデラックス仙台(2024年3月)の大会では、シラヌイ、ルアードがそれぞれ規制前でした。 どちらも超越を迎えるまでの序盤の打点と、必要なパーツをサーチする性能が落ちているため、弱体化は否めません 新たに加わったカード群としては、4月発売の新弾です。特にここから元々の魔合成ギミックでドローや完全ガードを拾えるよ

          ヴァンガード 2024年デラックス札幌予想

          スペライバーンニルヴァーナ

          コンセプト新規のアメリアの追加により、今までと違う動きができるようになったため組みました。 新たな特徴としては ①後攻スペライからのゲームテンポの巻き返し ②G4ターンのバーン効果複数回使用による押し込み ③エスペラルイデア早期着地による圧力上昇 が可能になりました。 ニルヴァーナは全体的に高いカードパワーによる攻め手の強力さとトリプルドライブが支える安定感が売りのデッキだと思っています。 今回は総合的な安定感を捨てる代償にどうやってもダメージレースで競り勝てない場面や、や

          スペライバーンニルヴァーナ

          焼却連打バヴサーガラ

          バヴサーガラがリリースされた時からビジュアルがとても好きだったのですが、個人的に満足いく構築にならず悶々としていました。 今回フェスティバルコレクションで欲しかったカードが追加されたのでデッキを組みました。 コンセプトバヴサーガラの起動効果による前列退却、クリティカル増加効果を連打して相手にガードを吐かせつつ、リアガードの高打点で攻めるデッキです。 相手の手札のガード値にもよりますが、3〜5ターン目にゲームを終わらせるように目指して作りました。 序盤から点数がつまるわけでも

          焼却連打バヴサーガラ

          (続き)たまゆら巫女

          当記事は以下の続きです。 https://note.com/rich_ruff525/n/nfcdeede57c39 自分の作ったデッキと、凝ったギミックを入れずに素直に組んだサンプルデッキとの比較をしていきます。 サンプルレシピ主な差異としては焔の巫女エルバ関連の名称ユニットを採掘竜バリオディグニールと砂塵の双撃オーランドに変えている点。トリガー配分をクリティカル多めにしている点です。 サンプルレシピの長所以下自分の考えるサンプルレシピとたまゆら巫女との差異です

          (続き)たまゆら巫女