スペライバーンニルヴァーナ
コンセプト
新規のアメリアの追加により、今までと違う動きができるようになったため組みました。
新たな特徴としては
①後攻スペライからのゲームテンポの巻き返し
②G4ターンのバーン効果複数回使用による押し込み
③エスペラルイデア早期着地による圧力上昇
が可能になりました。
ニルヴァーナは全体的に高いカードパワーによる攻め手の強力さとトリプルドライブが支える安定感が売りのデッキだと思っています。
今回は総合的な安定感を捨てる代償にどうやってもダメージレースで競り勝てない場面や、やや苦手な除去に対し勝ち目を作りやすくしました。
レシピ
採用方針
制作にあたりいくつか意識した点があります。
①ドローソース
このデッキはG4ニルヴァーナに加えアメリアを引き込む必要があります。
また、アメリア自体が2枚のカードを損失するカードであるため単純に手札枚数を増やす必要がありました。
そのため、所謂祈りがによる手札交換を採用していません。逆にカードの枚数が欲しいので意識的にドロートリガーを多く積んでいます。
②CB枯渇問題の解消
このデッキではアルクス、ニルヴァーナ、アメリアでCBを使います。
しかしニルヴァーナとアメリアに少なくとも3多いと4のCBを使います。5点ギリギリまで受けて器用に耐えられるほどリソースが持つデッキではありませんので回復手段は必須です。
コストが軽い点、序盤から使える点、エスペラルイデアで2回誘発を狙える点を考慮して今回は【昇華する願い】を選択しました。
③点数の詰め方
このデッキのメインダメージソースはG4ニルヴァーナのバーン効果です。4ターン目までに2〜3バーンを当て、5点まで押し込んだ上でエスペラルイデアによって点数を詰めていきます。
結構無茶苦茶言ってる自覚はあるので、次項で言い訳をします。
余談ですが、クリティカルを削ってドローを増やしたのはこのコンセプトによるところもあります。
立ち回り
要求される札(主にコストのニルヴァーナの枚数)がなかなか無茶な枚数を要求してきますが、二つの強みがありますので、それを生かしていきます。①後半のガードの厚いデッキを出し抜ける
バーン効果により後半防御面が厚くなるデッキに対してワンテンポ早いゲーム展開ができます。
序盤はダメージを抑えてG4にライドしてからトリプルドライブとドロー効果で手札を整えるマグノリアや友達カイリを想定しています。
基本的に試合が長引けばそれだけ防御札が厚くなる一方、序盤の札は薄いのでバーンをいわばアタック回数の手数として使うことで体制を整えさせず勝とうという腹です。
②序盤から並べて殲滅される事態の回避
隕石やバロウマグネスといった除去のついているデッキはただでさえ少ないニルヴァーナのリソースを瀕死状態まで奪います。
コレらのデッキに対して何も考えずに並べても最終的に攻撃要員が枯らされて厳しいのはこちらです。しかし並べてアタックしなければそもそもフィニッシュターンが迎えられないのがもどかしいところです。
このデッキではバーンによって事実上の1回攻撃を行えるので、テンポロスを避けつつトリプルドライブによるパーツ回収も行えます。
22\05\23追記
回してみた感想
再現性はそこそこ高い
当初、コンボの成功率は最速4割未満だろうと思っていましたが、体感6割くらいはスペライができるように感じました。
マリガン基準はアルクス、G4ニルヴァーナ、アメリアキープでそれ以外は返し。
上記が2つ以上揃っていればイデアを残す、で良いと思います。
どうせ最速でスペライを決めてもそのまま押し切ることは出来ないので長い目でゲーム進行することを考えましょう。
レツジ要らない問題
元々拾いたいカードがイデアくらいである事、そもそもオーバドレスのカードが少ない事から使える機会が相当限定されているように感じました。
であればライドラインでサーチできるカードを増やして確実に札を増やすべきと考え、レツジの枠をトリクスタとヴェルリーナに変えました。
結果、イデアの平均値上昇と序盤の要求上昇に繋がりました。
イデアのパワーが上がらない
オーバドレスの枚数が少ない事、基本的に短中期決戦を狙いに行くコンセプトの都合ドロップにドレス元が溜まりません。
体感、上振れで2枚が限界で従来型のように5万パンプとかはまず出来ません。
単純に相手のガードが削れない他次の欠点でも足を引っ張ります。
タメトリが辛い
ニルヴァーナのバーンを使った後のダメトリがとてもキツイです。
ブーストを置けず、基本的なパンプはニルヴァーナの効果のみ、イデアをスタンドさせてもそもそもドレス元がない事が日常茶飯事、エクスペクターの採用がないなどなど理由は様々です。
特にバーンを2回狙うターンは相当の不利を覚悟しなければいけません。
イデアのパワーが上がりにくい欠点がここで足を引っ張ります。
返しのターンで執拗にリアガードを虐められるとそのまま詰んでしまうこともしばしばあります。
検討したカード
エクスペクター
打点形成候補として検討しました。
結果、このカードを使うためにトリクスタ+1枚を要するのが手札枚数の関係から重く不採用としました。
バリエンテ
エクスペクターと同様の理由から採用を検討しましたが、こちらは満足に打点が出ない点がネックで採用を諦めました。
ヒメナ
レツジの入れ替え先として検討しました。
デッキ内のサーチ対象の少なさからキャッチできない事が多く、見送りました。