2024年WGP小倉環境予想

前回大会からの環境の動き

追加カードほぼなし

前回のデラックス名古屋から今回の大会まで、1週間しか間が空いておらずこの間に追加で配布されたカードはありません。
公認大会PRで配布されたカードが徐々に行き渡り始めたので、ブラグドマイヤー、銀河英雄、ヴァルガドラグレスは新しいカードを加えた新たな型が開発されつつありますが、環境を一変させるほどの変化はないかと思われます。

分布の変化

一方で、既存のデッキの中で細かい分布の変化が起きているように思われます。
公式の発表によると、ヴァルガが最も多く、次点でシラヌイ、ゾルガ、レザエルと続いたようです。
当初、打点こそあれ攻撃回数に制限のあるゾルガなどのメタとして環境を振り回すと予想されていた聖歌オーダー擁するレザエルの使用率は高かったようです。

予選4戦後全勝の数を見ると、1チームのみであり、時間切れによる自滅も含めてかなりの数が減ったことがわかります。
一方かなり決勝ラウンド進出デッキのシェアで目を見張るのがヴェルストラです。
全勝の6チームにいなかったこともあり、7チームに採用されていました。
トップシェアのシラヌイに、先後問わずオイリアンテを絡めたフィニッシュターンを間に合わせられるほか、複数回の除去効果で盤面依存のデッキに強くでていけたのではないかと思われます。

注目デッキ

上記の環境の中、優勝を勝ち取ったのはシラヌイ、ヴェルストラ、ルアードのチームでした。

これら全てに有利の取れるデッキは無く、そうでなくても最大シェアでも10%台しかない分布では特定のデッキに勝てるデッキより、おおよそのデッキに有利か五分五分の立ち回りができて動きの安定するデッキが上に上がりやすいと思います。
具体的には、超越、レザエル、ヴァルガ、ヴェルストラ、ドラジュエルド、ゾルガ、シャルモートに加え、ダークホース枠でこれらのデッキに相性の比較的いい極光あたりでしょうか。

柵越え予想

投げやりなのですが、1敗ラインは正直運です。注目デッキに挙げた中でも、突出したデッキはなく、どのデッキも全勝ラインから落ちる可能性があります。
よって、自分が出るのであれば、練習量の十分な自信のあるデッキで臨みます。
ただし、今回予選が3回戦になる可能性が示唆されており、多少安定感に難があろうと爆発力があればこれら以外のデッキが生き残る可能性は高いと言えるかと思います。

優勝予想

これまた投げやりですが、注目デッキに挙げたデッキのどれにもチャンスがあろうかと思います。
予選が3回戦になろうとも、決勝ラウンドは4回戦あり、都合7回の対戦を経る必要があります。
流石にこれだけ対戦回数が多ければ、最終的にものを言うのは安定感かと思いますが、先に述べたとおりこれらのデッキに決定的な差はありません。
どのデッキも優勝のチャンスのあるいい環境だと思います。

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