2024年10月 WGP東京大会 環境予想
前回大会からの環境の動き
この大会の前の週、最新弾「天智覚命」が発売されました。
発売前は一定以上までゲームを伸ばすとほぼ勝ちのシラヌイ、ナイトローゼを中心として、2超越より早くゲームを終わらせる猩々童子やブラックで超越デッキに対抗するという図式でした。
一方で、4、5ターン目でペルソナライドを絡めながら戦う運命者や宿命者は、早いデッキには襲われ、レンジの長いデッキにはパワーで押し切られるという図式でした。
「天智覚命」の発売により、キルターンのイマイチ合わなかったレザエル、ヴァルガの4ターン目までの動きに大きな強化が入り、超越デッキの2超越前にゲームをクローズさせやすくなりました。
さらに、リィエル=オディウムやラブといった新たなデッキもレザエルやヴァルガと同様の決定力を持っており、ますます超越の肩身が狭くなっています。
環境は「3.5キルデッキ対超越(4.5キルデッキ)」の図式から「4キル戦国時代」に移行したように思われます。
環境の中心
今回の中心となるのは、先後問わず4ターン目でゲームを終わらせるデッキ群です。
具体的には、
ヴァルガ
レザエル
ラブ
リィエル
あたりになろうかと思います。
なお、これら同士の対戦は先行有利な対面ばかりなため、勝ち抜くには相手の4ターン目を受けられるか、ジャンケンに自信がある必要があります。
注目デッキ
レザエル
レザエルヴィータが加わった事で、アタック時の展開パターンに大きく幅ができました。
元々、自身の退却と引き換えに手札に変換されるカードが多かったのですが、それらのカードをさらに積極的に使えるようになりました。ニルベリスやディバインスキルの特性上、他の4キルデッキよりゲームを飛ばしやすい点も高評価です。
ラブ
盤面展開とペルソナライドの再現性が高いためかなり安定した出力を持ちます。
山札を圧縮できることやトリガーを仕込みやすいことも強みの一つでチームで迷ったら入れとけのレベルかと思います。
弱みとしては、トリプルドライブ以外の方法で手札を増やしにくいので、ガード値をやや確保しにくい事でしょうか。(それでもトリプルドライブがあるので不足は感じませんが)
おわりに
個人的には新弾がかなりしょっぱいと感じていたのですが、蓋を開けてみればかなり面白い弾でした。
超越しかいない環境も独特のひりつきがあって好きだったのですが今回も楽しみな環境になりそうです。