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素敵だなぁと思った、他のクリエイターさん達の記事や作品を、みなさんと共有出来たらいいなと思い、掲載させて頂いてます😊✨
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#詩

心からありがとう

心からありがとう

一生懸命育ててくれて

自由に育ててくれて

本当にありがとう

心からありがとう

ちゃんと伝えておかなきゃね

あなたが生きている その内に

【詩】リュックをしょった猫

【詩】リュックをしょった猫

各地でその目撃談が伝えられた
狭い路地 悠然と歩く姿
人混みの中 何気ない顔で
車のボンネットの上で 日向ぼっこ

すべてはリュックをしょった猫である

何のために存在しているかは解らない
幸福を呼ぶとも
災いをもたらすとも
それとも何の意味など無いとも

だが気になる存在である

何故にリュックをしょっているのか
その中に何が入っているのか
誰も知る者はいない

多くの野心ある人間が
その猫の正

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【詩】詩を読む人

【詩】詩を読む人

もしかしたらそれは

仕事なのかもしれない
責任感からかもしれない
自らに義務を課していることも

詩を読む人はそれぞれ

詩を読むことに理由などなく
詩を読むことに目的などなく

読みたいから読む
好きだから読む

もちろんそんな人だっている

詩を読む人はそれぞれ

詩は

驚くほど作られ
驚くほど作られ続ける

その量と言ったら

紙の世界でも
電子の世界でも

そして
人々の心の中にも

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【詩】悲しみはそこにあるから

【詩】悲しみはそこにあるから

表現なんか出来ないけれど
あると感じられるもの

世界なんてまだ何も知らない子供が
お母さんに抱きしめられて
泣き止んだ時

道端で
名前も知らない小さな花が
春の光に輝き
風に揺れていた時

思いを寄せるひとの優しい言葉に
心が動いて
瞳を閉じ
うつむいた時

悲しみは目に見えないけれど
悲しみは耳に聞こえないけれど
悲しみは手に触れることはできないけれど

あると感じられる

いつもではないけ

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【ただのつぶやき】「私と小鳥と鈴と(金子みすゞ)」に教えてもらったこと

【ただのつぶやき】「私と小鳥と鈴と(金子みすゞ)」に教えてもらったこと

こんばんは。

網戸越しに聞こえる虫の音に、季節の移ろいを感じます。

さて、今日の記事は、少しいつもと趣向を変えてお送りします。
noteで交流させていただいている「しばまる」さんから、「心に残るあのエピソードをあなたに」というバトンリレーの企画(チェーンナーさん発)を頂きました。どうぞお付き合いください。

 ↓ この企画です!

 ↓ そして、私にバトンをくださった、しばまるさんの記事はコチ

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【詩】同じ空の下

【詩】同じ空の下

ぼくが見上げた空の下

どこかに
泣いている子がいる

どこかに
笑っている子がいる

すべてが平等ではない

だから
誰かの得意は届けて
誰かの苦手は受けとれる

そんな優しい世界にしたい

同じ空の下
地球という ひとつの星で

~*~* Twitterの詩より

【詩】勝たない

【詩】勝たない

砂浜に座り寄せては帰る
波を見ている

海は何も言ってはくれない
ただ波を運んでくる

日々の中
心無い言葉の雨が降る

昨日だけじゃない
気が付くと嵐の中にいる

踏みにじられた
自分自身の存在意義

身に着けたのは
針のついた鎧

負けないための
ナイフで出来た防衛手段

はじめから悪くない

人の尊厳は誰も冒すことは出来ない

尊厳を冒す者に心を売り飛ばすな
関わるな
勝とうとするな
その者

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【詩】優しい人

【詩】優しい人

気が付かないの
気が付かない様にしてるの

知りたいけど
僕からそんなこと言えない

悩みならいくらでも聞くよ
涙流すならいくらでも拭うよ

ありがとう
大好き

僕はその言葉の変換方法を知らない
サンキュ
すごい嬉しい
って意味なんだよね

心から感謝してる
愛してる
じゃないんだよね

優しくするのは誰にでもじゃない
君だからなんて
自分から言えないから
ただの優しい人の振りをする

去ってい

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【詩】味の無い

【詩】味の無い

そこにある古いワイン

善い行いをして
良い笑顔をたたえ
良い言葉をいい
善行のみの上に立っている

習慣です

良いことをするのは
全ての人間がすべき行いです

間違っている者には
正しいことを教え
笑顔を称えて周りを
笑顔にする
行動は善行ゆえに
間違いなどあるはずがない

私はあなたのそばにいました

あなたの良い行いは
人を窮屈にし
小言をききたくないので
仕方なく従いました

あなたの笑

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【詩】おなじ

【詩】おなじ

右へならえで
右へならえをする
右へならえで
右に行く

テーブルにある
飲みかけのコーヒー
気が付けば30分見続ける
同じ画面

机の端に積んである
誰でも幸せになるはずの法則
成功者が皆すること
失敗しないためのあれやこれ

読んだところで一向に
変わらない日々

どこを歩いているんだろう

誰かと比較するだけ
虚しい生活

想像した青写真
期待した世界の落差

行けるはずの前
退けるはずの後

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【詩】少年と少女

【詩】少年と少女

ここに少年がいます

みんなに責められ
みんなと同じように出来ず
大人にも反抗します

先生は手に負えないと
少年のことを叱ります
悪い子はだれでしょう
この少年ですと
みんなの前でいいます

少年の行いは上手くいかないことばかりです

少年には体の弱い母がいます
母の代わりに家のことをします
疲れ果てて寝るのです
精一杯生きています

友達はそんな少年をバカにします

本当に少年は悪い子ですか

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【詩】正しい

【詩】正しい

家族のために尽くす
妻として文句はなく
母としても称賛に値する

子供たちを間違いのない
描かれた成功へのレールに乗せる

夫へも誠意を尽くす
いつも間違いのないよう
万全の用意をする

周囲には良く出来た
幸せな家族を陳列する

家族に恥をかかせない
私自身も称賛の的に

描いたことは全て成し遂げました
文句の言いようのない
レールを敷きました

私こそ家族に感謝される存在なのです

だと言うの

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【詩のようなもの】ルーティーン

【詩のようなもの】ルーティーン

今日も黙々とルーティーンをこなす祖父

朝は6時に起きてその後は歯磨きと洗顔をし
新聞を読んで7時のニュースを見る

昼ご飯は毎日12時と決まって
その時間に合わないと徐々に怒りのグラフが
右肩上がりになっていく

祖父の一日はルーティーンで出来ており
寝る時間さえルーティーンの一部である

夏の蒸し暑い時期
祖父はコップに水を入れようと
台所に行ったまま倒れた

救急車で運ばれた後
病院のベッド

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トンネルを抜けるほどによ紅葉山

トンネルを抜けるほどによ紅葉山

季語:もみじやま( 晩秋 ) 現代俳句

紅葉山は、木々が紅葉した山のこと

次々とトンネルを抜けるほど
山の紅葉も鮮やかになっていく様子を詠みました

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