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#詩
【詩】リュックをしょった猫
各地でその目撃談が伝えられた
狭い路地 悠然と歩く姿
人混みの中 何気ない顔で
車のボンネットの上で 日向ぼっこ
すべてはリュックをしょった猫である
何のために存在しているかは解らない
幸福を呼ぶとも
災いをもたらすとも
それとも何の意味など無いとも
だが気になる存在である
何故にリュックをしょっているのか
その中に何が入っているのか
誰も知る者はいない
多くの野心ある人間が
その猫の正
【詩】悲しみはそこにあるから
表現なんか出来ないけれど
あると感じられるもの
世界なんてまだ何も知らない子供が
お母さんに抱きしめられて
泣き止んだ時
道端で
名前も知らない小さな花が
春の光に輝き
風に揺れていた時
思いを寄せるひとの優しい言葉に
心が動いて
瞳を閉じ
うつむいた時
悲しみは目に見えないけれど
悲しみは耳に聞こえないけれど
悲しみは手に触れることはできないけれど
あると感じられる
いつもではないけ
【ただのつぶやき】「私と小鳥と鈴と(金子みすゞ)」に教えてもらったこと
こんばんは。
網戸越しに聞こえる虫の音に、季節の移ろいを感じます。
さて、今日の記事は、少しいつもと趣向を変えてお送りします。
noteで交流させていただいている「しばまる」さんから、「心に残るあのエピソードをあなたに」というバトンリレーの企画(チェーンナーさん発)を頂きました。どうぞお付き合いください。
↓ この企画です!
↓ そして、私にバトンをくださった、しばまるさんの記事はコチ
トンネルを抜けるほどによ紅葉山
季語:もみじやま( 晩秋 ) 現代俳句
紅葉山は、木々が紅葉した山のこと
次々とトンネルを抜けるほど
山の紅葉も鮮やかになっていく様子を詠みました
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