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文系院生、就職活動をする
修士課程。そこは学部4年の生活を終えた者が卒論よりレベルの高い研究活動を2年間行い、修士論文を執筆する弱肉強食の世界です(博士課程は更に弱肉強食です。というか、弱肉強食ではない、さらに大変な世界だと思います)。そして、修士論文を執筆することが修士課程に所属する院生の使命です。したがって、修士課程に所属する院生は時間がありません。これは文系も理系も変わりないです。文系院生は理系ほど忙しくないという噂
もっとみる【本の紹介】『パンダ外交』家永真幸
本の紹介第2弾。今回は家永真幸(2011)『パンダ外交』メディアファクトリー新書を紹介したいと思います。この本は中国のパンダを他国に贈る意味が時代によって異なることを論じています。パンダが好き、中国の外交関係を知りたい方が入門書として読むのにオススメです。
※以下は私が面白いと思った感想を取り上げます。本書の要約とは若干異なります。悪しからず。
感想①:「パンダ」という切り口が斬新、しかも史実
【本の紹介】『日本近現代史講義』山内昌之/細谷雄一(編)
本の紹介第1弾。今回は山内昌之/細谷雄一(編)(2019)『日本近現代史講義:成功と失敗の歴史に学ぶ』中公新書を紹介したいと思います。本書はタイトルに『講義』と入っているように、入門書にあたります。これから日本近現代史に関する卒業論文を執筆する予定の学生、日本近現代史を本気で学びなおしたい人が最初に読む本として、比較的進めやすい本であるというのが私の率直な感想です。
本書の特徴①:各章のつな