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ご自愛エッセイ

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特に人気だった作品です。弱さも、強さもひっくるめてどうぞ。あなたにそっと寄り添う言葉たち。
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#自己肯定感を高める

私の仕事

私の仕事

心にはタイマーをつけられているように。

以前のわたしは、空気を美味しく吸ったり、ゆっくり吐くことを随分していなかったのです。いつも頭の中がいっぱいで、スケジュールもパンパン、急いだ毎日を送っていました。その割にはいつでも容量を超えたままのiPhoneみたいで。すぐにフリーズしては落ち、データフォルダは詰まっていて感動が入る隙もないような。

そんな当時は、布団に入っても「眠りにつく」なんて言葉が

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「自己肯定感が低い」の正体

「自己肯定感が低い」の正体

「お前は何をしてもダメだ。」なんて酷いことを上司に言われたら?
そんな会社、離れればいい。

「あんたのことが嫌い。」と大切にしていた友人に言われたら?
そんなカスとは、縁を切ればいい。

「お前のこと、もう好きじゃない。」と大好きな恋人に言われたら?
しんどいけど、離れてみるのもいいね。

ただ。 
「あなたのことが好きになれない」と自分自身に言われたら?
自分に言われ続けたらどうだろう。
心の

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スタートの作り方

スタートの作り方

夕方、洗濯物を畳む。その様子を動画に撮ってみた。

義理のお母さんからもらった緑色のTシャツを着て、ユニクロの変な柄のステテコを履いたままの私が、加工もヘアセットもなにもしないまま丸顔とほうれい線をキメて洗濯を畳む動画だ。やけに派手な緑のTシャツがリビングに浮いていて、それはおしゃれじゃないことを現したまま。つまり意図はない。そして洗濯物はというと、あなたの家と同じ。パンツとか、ブラジャーとか、ひ

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実力社会と、わたし

実力社会と、わたし

松本人志の「すべらない話」という番組に対して、明石家さんまはこう言った。

「芸人がすべらないのは、当たり前やろ。」

私はその言葉を聞いてハッとしたんだ。毎日こうして発信をする上で、非常に大事なことのように思えた。そして案外、素通りしそうな部分だって思ったからだ。
普通に、ヒヤリハット。

この時代はチマチマと評価を稼ぐ時代に見えて、実は相当な実力社会なのだろう?『お試し無料14日間』のAbem

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SNSにおける「私」の在り方。

SNSにおける「私」の在り方。

SNSの在り方について。いや、SNSでの在り方について。そこには、罠がある。

そもそもSNSという場は「孤独」の苦しみを救ってくれるものだと、あの頃の私は思っていたんだ。それはたとえばInstagramのアプリを開いては、そこに自分だけの世界がある安心感や、現実とは違うもうひとりの「私」が存在するリアルがあってのこと。そこで「私」を披露しては、存在を認めてくれ。どうか愛をくれ。孤独を埋めてくれ。

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希望を持ち歩け

希望を持ち歩け

占いとか、おみくじとか
私はああいう類のものが大好きなんだけど。
数年前までは、全然違って。
もうなんでも、「怖い」と思ってしまう時期があったんですね。引いても引いても「凶」しか出てこなくて、その時はしっかりと凶な人生だったし。厄年とかもまぁまぁ。というよりは、しっかり厄まみれだったりして。占いでも、おみくじでも「この先、良いことがないです」と
言われるのは辛いし、怖いし
一時期、とにかく
未来に

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