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ご自愛エッセイ

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特に人気だった作品です。弱さも、強さもひっくるめてどうぞ。あなたにそっと寄り添う言葉たち。
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#ショートエッセイ

黒いバナナと、スピリチュアルババア

黒いバナナと、スピリチュアルババア

ここんところよく耳にする「スピリチュアル」という分野について思うことがある。そもそもあの、「氣」と言う文字を見たら一歩後ろに引いてしまうのがアンニュイな大人達なんだろうと。
「スピリチュアルなのは苦手で〜」とか、「そういうのは分からない」という人が多くてならないのはきっと、「分からない」のではなく「ピンとこない」の間違いなんじゃないかとも思うんだ。生きていれば確かに体験しているはずなんだと私は薄々

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人生には「3度のモテ期」が訪れる

人生には「3度のモテ期」が訪れる

「人生には三度のモテ期が訪れる。」と、聞いたことはあるでしょうか?私には明確にその「3度のモテ期」があったと自負しています。なぜならばその他の時期にはまるでモテなかったからですね。どうしてこうも同じ容姿で、同じ名前で生きているというのに、モテないを経験してしまうのか不思議に思うほど他人を恨んだこともあります。そこんところ神様はうまく仕込んでいるのでしょう。だからこそたった今、モテないを経験している

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心がけのハナシ

心がけのハナシ

「正しいことを言えばわかってもらえる」とか「これは常識的なことだから」と、考えるのですが。人はいつも「正しいこと」を受け入れるのではないのだと思うんです。きっと、「正しくていつもちゃんとしている人」より「温かいもの」を受け入れるのだと。

たとえば、何かに傷ついて氷のように冷め切ってしまった心に正論をぶっこんで。氷を叩きやるのはいけないんじゃないか?こころは粉々に飛び散ってもっともっと辛いんじゃな

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「止」

「止」

「2023年の1年間を漢字で表すとしたら?」と質問され、私の脳内で真っ先に思い浮かんだ。
その漢字は

「止」だった。

さらに言えば「悩」だったかもしれない。
私にとってそんな風に。今年はなにかと我慢の年であった。ありとあらゆる場面で自分を抑制することを選んだんだ。それは例えば家庭の都合でもあり、大切な者を守るためであった。だからこそ、心はいつも納得する理由を探しながら進んだんだ。自分を止める努

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サンタクロースのこと R18

サンタクロースのこと R18

サンタクロースというのは、大切な者のために生きているんだ。時代を超えて生き続けて行く。それがなんかとても嬉しくて、今夜はソワソワしています。

ただ今年は考えてしまう。
サンタクロースが来ない子供はいるのだろうかと。たとえば親がネグレクトだったりさ。
そういうお家の子供は、自分のことを「いい子じゃないから」と責めてしまうのだろう。そんな理由のない無条件の攻撃を喰らってほしくないから。この世の親はや

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「夫婦」という価値観について。

「夫婦」という価値観について。

実は本日、結婚記念日でして。
わたしと旦那さんは晴れて6年目の夫婦となりました。それは私たちの、努力の結晶。と同時に、これまでの積み重ねの成果だって私は思っています。

いきなりですが、思えばあの時の「恋」っていうのは幻想に近くて。それは私たちに限らず。「恋」は全人類共通の「幻想」だと思うのですね。というのも、あの異性に対する「ドキドキ」や、「ときめき」や「キュン」っていうのは大半、本能(生殖する

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65歳の父が始めたInstagramから思うこと

65歳の父が始めたInstagramから思うこと

近頃、65歳の父がInstagramを始めた。
趣味の家庭菜園や、山登り、野鳥観察など。暮らしに収めた写真たちを披露している。
彼は夢中なのだ。

初めてすぐは「どうやって投稿するんだ?」とか「プロフィールを書いてくれ!」とか言ってきたのに。最近では「リールを作ってみた♪」とか言って、音楽付きの動画まで作成している。フォロワーとの交流にも果敢にチャレンジして(先日はいきなり知らない人の投稿に、タメ

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陰と陽と、その先。

陰と陽と、その先。

たとえばこの世に、「悲しさ」だけは存在しない。嬉しいことがあるから、悲しいことがあるわけだ。

失敗があるから、成功があって
空腹があるから、おいしい!があって
裏があるから、表があって。
暗闇があるから、灯りがある。
ヒトはいずれ亡くなるから
いまを、生きている。

そうやって、実は当たり前のようにこの世は
陰と陽で出来上がっている。影と光。月と太陽。静と動。男と女。生き物はみな、相反するものの

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あなたの役目は?

あなたの役目は?

自分には「役目」がある。

それは「肩書き」の様なものではなくて、
もっと、もっと、地味なことでいい。
例えば、「人の話を聞く」あるいは「人にモノを教える」「周りを動かす」「周りを喜ばせる」「淡々と繰り返す」「人を見抜く」「アイディアを生み出す」「空気を和ます」「空気をシャキッとさせる」「あったかい」「まとめる」「繋ぐ」「動きまわる」とか、そういうやつ。仕事や、家庭の中だけじゃないよ。生きている間

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三度死んだ私が誓う

三度死んだ私が誓う

私はいま、30歳なんだけど。実は、
過去に三度、亡くなっている。

一度目は、うつ病での自殺未遂。
二度目は、交通事故で車に轢かれ、
三度目は、過労による緊急搬送だった。

結果として、そうして一つの死が起きるたび
私の魂は生まれ変わり
「新しい自分」に出会ったのだ。

もちろん日々は生き続けているから
いまの私も毎日、
「最新の私」を歩んでいる。
この世で毎日、
アップデートをし続けているんだ。

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土台

土台

自分の足元がぐらついたままじゃ、社会とは戦えないと感じた。不安定な足元じゃ、いくら積み上げてもいつか、くずれちゃうんだ。土台は冷静になって作らないといけない。気持ちは高く、高く、ジャンプしたくて仕方なくても、飛躍するため大事なのは、膝を曲げて。大きく屈む。準備の姿勢があってこその、結果なのだろう。

焦りからくるものと、煽りからくるものは、本質ではないと知って。自分と向き合うことから始めようと思う

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ぶちまけてみた個性

ぶちまけてみた個性

他の人間に対して、嫉妬したり、妬んだり、蔑んだり、焦ったりするのはなんでだと思う?

自分の個性を信じていないからだ。
自分を愛していないからだろう。

周りを見て、「自分の方が幸せになれるはずなのに」と沸々と自分を壊すそれには、何が隠されているの?本当は自分のこと、信じてあげたいんじゃないの?

人には、個性があるよ。
明るさや、真面目さ、優しさ、アイディア、賢さ、大らかさ、細かさ、誠実み、面白

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もがきながらも、前を向いて進んでいく。

もがきながらも、前を向いて進んでいく。

「今日が人生で一番若い日」なんてよく言うけど。私は「今日が人生でいちばんの年長者」「私歴、最年長」「わたし古参者」「私の最前線」だとも思うんだよ。自分の中では、いちばんの「自分経験者」だってことで、いちばんの「社会経験者」そしていちばんの「育児経験者」でもあったりするわけだ。だから今日、今、精一杯考えて出した決断は、現在の自分が120パーセントの力量で決定しているのである。

たとえそれが、一年後

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役目

役目

私達にはそれぞれに「役目」がある。
そう考えたことはありますか?

「役目」と聞くと、優劣を考えそうなものですが。社長が偉いとか、政治家なら凄いとか、母親になったから素敵とか、そういうことではないです。はたまた、「役目」が見つからないからダメとかでもない。

「役目」とは神様から与えられた「課題」のようなものだと思うんです。あるいは、前世から引き継いだ「居残り学習」のようなものだと。とにかく大変だ

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