楽園の地図

“楽園の旅” をテーマに、さくさく読める旅行情報をお届けする歴21年のライターです。楽園に行った気分になれる音楽や映画の紹介も。メルマガ版「楽園の地図」は毎週金曜日に更新。興味のある方はhttps://rakuen.theletter.jp/about からご登録ください。

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マガジン

  • C-POPの歴史

    中国・台湾・香港で聞かれるポップスの歴史。1927年の毛毛雨という中国最古のポップスから、現代のポップスまで、100年のC-POPの歴史を解説します。

  • 楽園BGM

    あまり馴染みのない国の音楽を中心に楽園に行った気になる音楽を紹介します。 ※このマガジンは、メールマガジン「楽園の地図」より抜粋しました。全文を読みたい方は以下のURLまでお越しください。 楽園の地図 https://rakuen.theletter.jp/about https://rakuen.theletter.jp/

  • 都会のオアシス

    世界のさまざまな都市から「都会のオアシス」を紹介します。カフェ情報多めです。 ※このマガジンは、メールマガジン「楽園の地図」より抜粋しました。全文を読みたい方は以下のURLまでお越しください。 楽園の地図 https://rakuen.theletter.jp/about https://rakuen.theletter.jp/

  • 楽園マップ

    地球上のさまざまな楽園を紹介するマガジンです。 ※このマガジンは、メールマガジン「楽園の地図」より抜粋しました。全文を読みたい方は以下のURLまでお越しください。 楽園の地図 https://rakuen.theletter.jp/about https://rakuen.theletter.jp/

  • 楽園映画

    楽園に行った気分になる映画を紹介します。 ※このマガジンは、メールマガジン「楽園の地図」より抜粋しました。全文を読みたい方は以下のURLまでお越しください。 楽園の地図 https://rakuen.theletter.jp/about https://rakuen.theletter.jp/ 閉じる

最近の記事

【連載】C-POPの歴史 第7回 80年代、台湾のポップス。独自性の萌芽。

前回は、80年代に香港で作られた、広東語の楽曲、広東ポップスを紹介しました。アラン・タム、レスリー・チャンなど、スターがたくさん紹介したきらびやかな記事に仕上がっています。よかったらご一読ください。 今回はおなじく80年代の、台湾のポップスを紹介します。80年代の香港をきらびやかと表現するなら、80年代台湾は試行錯誤から自分たちの音楽を獲得していく過程といった雰囲気です。詳しく解説したいと思います。 台湾の、世界一長い戒厳令さて、台湾も80年代に入ると、経済が安定して豊か

    • 【連載】C-POPの歴史 第6回 絶好調の80年代香港ポップス

      さて、前回の第5回では、台湾が産んだ奇跡の歌姫、テレサ・テンについて、のちの世代がHip Hopの楽曲でサンプリングされたりする例を挙げながら、手垢がついているように感じるテレサ・テンが歌う曲の楽曲としての強さや、歌声の魅力などに論点を絞って紹介しました。もし気になる方がいましたらご一読ください。 第6回では、再び香港に舞台を戻し、第3回の70年代の香港から時間をすすめて80年代の香港へ。この時期、中華圏全域のポップスの発信基地となっていた香港制作の広東ポップスについて紹介

      • 【連載】C-POPの歴史 第5回 最初の中国全域のスター、テレサ・テンの、まだ日本人に伝わってない魅力について

        前回は1930年代〜1960年代に発表された台湾のポップスについて紹介しましたが、1人の歌手だけ外して紹介しました。彼女の名前はテレサ・テン(鄧麗君)。日本人の私にとってテレサ・テンというと、演歌を歌う大物歌手というイメージで、世代じゃないのであまり偉大さが分からず、スナックとかでよく流れてる音楽というイメージを超えるものではありませんでした。しかし、彼女の足跡について調べ、改めて彼女の音楽を聴くと、スケールの大きさに気づきました。そこで第5回は、「それぞれの地域のスターでは

        • 【連載】C-POPの歴史 第4回 その頃、台湾と中華人民共和国のポップスは? 1930〜70年代の台湾・中国

          さて、前回までの3回分では、1920年代から1970年代までのC-POPの歴史を第1回では上海、2回目、3回目では香港を舞台に紹介してきました。戦前までは上海、戦後は香港がC-POPの中心地だったからです。でも、今の感覚ですとC-POPと言えば台湾発のアーティストが目立ちますよね? 残念ながらこの時代の台湾は、香港から見ると周辺の地域という感じで、C-POPの中心地ではありませんでした。それでも、この時代の台湾に何もポップスがなかったわけではありません。今回は、戦後台湾のポッ

        • 【連載】C-POPの歴史 第7回 80年代、台湾のポップス。独自性の萌芽。

        • 【連載】C-POPの歴史 第6回 絶好調の80年代香港ポップス

        • 【連載】C-POPの歴史 第5回 最初の中国全域のスター、テレサ・テンの、まだ日本人に伝わってない魅力について

        • 【連載】C-POPの歴史 第4回 その頃、台湾と中華人民共和国のポップスは? 1930〜70年代の台湾・中国

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        記事

          【連載】C-POPの歴史 第3回 広東ポップの誕生。 1970年代の香港

          前回は、C-POPの制作現場が上海から香港に移行した1940〜60年代の歴史を音源を紹介しながら紹介しました。今回は、これまで中国語(普通話)で歌われてきたC-POPが、広東語で歌われるようになった1970年代の曲を、当時の時代背景も含めながら紹介したいと思います。 ロック、シンガーソングライターの流行広東ポップが生まれるまでにはもう一つ踏まなければいけない段階があります。それはロックの流行とシンガーソングライターの勃興です。 You Are 21, I Am16/Agn

          【連載】C-POPの歴史 第3回 広東ポップの誕生。 1970年代の香港

          【連載】C-POPの歴史 第2回 「時代曲」は香港へ、そして国際化するC-POP。 1940〜60年代の香港

          前回は、C-POPの歴史の始まりとして、1927年に上海で制作された毛毛雨から、1949年、共産党の支配力が高まり上海のポップス「時代曲」が終焉したことを書きました。第2回では、その後上海の作曲家や歌手たちが自由に活動できる香港に移住したあとの話を記したいと思います。1947年から1969年あたりまでの香港の楽曲を紹介しながら、歴史を進めたいと思います。 香港に移住した、上海の「歌星」たち中国大陸は共産党が支配を強め、歌手活動ができなくなった歌星たちは1949年から、続々と

          【連載】C-POPの歴史 第2回 「時代曲」は香港へ、そして国際化するC-POP。 1940〜60年代の香港

          【連載】C-POPの歴史 第1回 C-POPはどこから来たの? 1920年代〜 老上海「時代曲」の時代

          これまで、卒業論文が書けるぐらいここ数年研究してきたC-POPについて、歴史や時代背景を含めながら連載として書き記すことにします。いつか有償にして電子書籍化したいと思ってますので、お財布に余裕がないよ、という方は連載中にぜひ読んでください。大体全20回!ぐらいの予定です。楽園の地図の通常回と違い、かなり研究的な内容になってますが、Youtubeのリンクなどふんだんに使い、なるべく読みやすいテキストを心がけます。 当連載におけるC-POPの定義 C-POPとは、中国語(多く

          【連載】C-POPの歴史 第1回 C-POPはどこから来たの? 1920年代〜 老上海「時代曲」の時代

          ソウルに「雨乃日珈琲店」という素晴らしいカフェがあるから知ってほしい(おまけ付き)

          ソウル、韓国に行ったらカフェを巡るしかないっしょ! カフェが大好きで、世界のあらゆる場所でカフェに行きます。日本は実は世界的にみてもカフェが多い方だと思いますが、それでも韓国、特にソウルには敵いません。私が知る限り、アジアで最もカフェの多い街はソウルだと思います。 ソウルは東京に匹敵する大都市で、場所によって個性が異なります。観光目的でソウルに行く場合、繁華街として大まかに4つのエリアを覚えておくといいでしょう。古くからの中心街、ミョンドン(明洞)を中心に東大門と西大門、

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          なぜか突然姿を消した/消されたウイグル人ミュージシャン、アブラジャンについて

          私はアジア中心にワールドミュージックを聴くのが趣味なのですが、今日はとあるウイグル人ミュージシャンの話題です。正確に言えば、ウイグル系中国人ミュージシャンですかね。 Ablajan Awut Ayup/Eski 彼の名前はAblajan Awut Ayup。日本語ではアブラジャン、中国語では阿卜拉江、ウイグル語ではئابلاجان ئاۋۇت ئايۇپと書きます。中国は新疆ウイグル自治区出身のアーティストです。とにかくMVからして最高に弾けてるのまずは何も考えず聴いてみ

          なぜか突然姿を消した/消されたウイグル人ミュージシャン、アブラジャンについて

          【カオサンロード滞在記】中国人ドラマーとの出会いと、カオサンの魔法

          前回の記事ではカオサンロードと、バンコクという都市の成り立ちについて簡単にまとめました。 今回はガラッと変わって、私の個人的なカオサンロード滞在記です。 昔と違って綺麗な宿がたくさん バンコクに初めて行った時は、カオサンストリートの近くには泊まりませんでした。私はいつも、BTSのアソークやプロンポン駅の近くに泊まっています。理由は、BTS(モノレールのようなもので、バンコクの公共交通の中心的存在)の移動が便利だからです。プロンポンから東は高級住宅街で、日本人でバンコクに

          【カオサンロード滞在記】中国人ドラマーとの出会いと、カオサンの魔法

          バックパッカーの聖地カオサンロードはなぜ聖地になったの?

          バックパッカーに愛される場所はたくさんありますが、「バックパッカーの聖地」と来ればカオサンストリートをおいて他にはないのではないでしょうか。タイに旅行した人なら、一度は行ったことがありますよね。ちなみに、カオサンってどういう意味か知ってますか? カオサンとは、タイ語で精製された米、つまり白米を意味します。昔このあたりに精米屋さんがたくさんあったことに由来するそうです。 最近ではわざわざカオサンロードの近くに泊まる人は減ってきてますが(タイは交通渋滞が多く、BTSや地下鉄の近

          バックパッカーの聖地カオサンロードはなぜ聖地になったの?

          台湾の、アジアの音楽はなぜ急にオシャレになったのか?

          みなさん、音楽聴いてますか。メイドインアジアの音楽、最近素晴らしいですよ! 友人の田中伶さん主催のHowto Taiwanというメディアのポッドキャストでこんな話題をしていました。 この回は石井由紀子さんというフリーアナウンサーの方と公開収録でおしゃべりしていました。私にとって石井由紀子さんと言えばアナウンサーというよりも、台湾音楽についてnoteでたくさん書いてる人って感じでして、私が知らないバンドやミュージシャンについて取り上げたりしている方なので、楽しく聴いてました

          台湾の、アジアの音楽はなぜ急にオシャレになったのか?

          香港のビクトリアピークに絶対行くべき理由(と、誰にも教えたくない夜景の穴場)

          サムネイルの画像のような、香港に何度も行ったことある人でも、きっと知らない夜景スポット、あなたに教えます。 前段(香港の地理について) 香港と言えば夜景ですよね。世界には素晴らしい風景がありますが、これは本当にすごいと感動した風景の私的な世界1位は香港の夜景です。ベタかもしれませんが私は香港の夜景が大好きです。人間が作ったもので、これだけの光量を発する物体ができるというのは感慨深いものがあります。 「香港」と私たちが普段読んでいる市街地は、大まかに分けて香港島と呼ばれる

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          ハウスミュージックがわからない人のためにすごく簡単な7曲とその楽しみ方

          ※以下の文章はハウスなんて聴いたことがないよ、という方に向けた、初心者向けの入り口になるような文章を心がけてます。よって、ここに登場する楽曲は、馴染みやすいポップスとハウスミュージックの間と思われるような音楽を紹介します。ガチのハウスファンの方におかれましてはあまり得るものはないかと思われますのでどうぞお引き取りくださいm(_ _)m 1.One More Time/Daft Punk 私は音楽ではポップス、Hip Hop、R&B、ロック、フォーク、ラテン(ボサノヴァから

          ハウスミュージックがわからない人のためにすごく簡単な7曲とその楽しみ方

          海外で髪を切ると2倍得するよという話

          今日はヘアサロンの紹介をします。腕のいい美容室なんでぜひ紹介したいです。場所はボストンなんですけど。 アメリカの観光地としては少しマイナーな方に入るかもしれないボストンへは、5年ほど前に友人に会いに行きました。また、当地の近くで行われるニューポートジャズフェスティバルに行きたくて、1週間ぐらい滞在しました。 そこで日本人が美容室を営んでいることを知り、お客さんとして行ってみることにしました。ボストンで散髪なんてちょっと粋じゃないですか。行ってみるとこれは正解。確かに米ドル

          海外で髪を切ると2倍得するよという話

          モンゴル、ポルトガル、ブータン、チリ、タヒチ…マイナーな国で撮られた(でもちゃんと面白い)映画5選

          皆さんは、映画大好きですか? 私も大好きです。 世界中の様々な国で映画を作ってますが、映画好きを自負する皆さんでも、観ている映画の制作国はせいぜいアメリカ、日本、韓国、イギリス、フランスなど10カ国にも満たないのではないでしょうか。世界には約200の国と地域があって、おそらく半分以上の国や地域は映画を制作しています。でも、様々な事情により、というかアメリカ映画の伝播力が強すぎて面白すぎて、ほとんどの国の映画は観られる機会がありません。一方、配信や宅配レンタルの時代になって、

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