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レイチェルマガジンーメンバーシップに移行しますー

レイチェルマガジンは2024年11月に廃刊となります。12月からメンバーシップに移行します。
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記事一覧

地方は若者の遊び場―アイデアで未来で変わる

「地方が元気を失っている」なんて話を聞くたびに、私は思う。 「本当かな?地方には無限の可能性があるじゃん」、と。 少子化や過疎化なんてネガティブなニュースばかりだけど、実際に地方に行くと驚く。 広大な土地、温かい人々、使われていないけど可能性に満ちた資源――こうしたものが眠っている。 そして、 その可能性を「救う」のは誰か? それは、地方に新しい視点を持ち込む若者のアイデアだと思う。 地方にはたしかに課題が多い。 「人口減少」「買い物難民」「若者の流出」なんて

働くために生きる?それとも生きるために働く?

Netflixの『エミリー、パリへ行く』を見てたとき、このセリフに心がビクッと反応した。まるで「あなたはどっち?」と、直球で投げかけられてるみたいで、言葉が突き刺さった。しかもシーズン1の第1話。 これ、働き方や文化の違いを語るだけのセリフじゃない。自分はどう生きたい?」という問いそのもの。 フランス人って本当に「人生を楽しむ天才」だと思う。 退勤後は仕事のメールを見ないのが普通だし、夏には1か月以上のバカンスをとってのんびり過ごす。 友達や家族とのディナーは何より大

【大切なお知らせ】レイチェルマガジン、これまでありがとう。そして、再スタートへ

こんにちは、レイチェルです。 この記事を書くのは、正直とても緊張しています。でも、今の気持ちを正直に伝えたいと思います。 まず、これまでレイチェルマガジンを購読してくださった皆さん、本当にありがとうございます。 応援してくださる方々のおかげで、ここまで続けることができましたし、その支えがあったからこそ、私はここで新しい一歩を踏み出そうと思えました。 レイチェルマガジンの課題、そして感謝 レイチェルマガジンを運営する中で、私は正直、たくさんの課題を抱えていました。 更

もう一度、自分を主人公にしよう

親愛なるあなたに捧ぐ 「挫折の経験とそれを乗り越えたエピソードを教えてください」 この質問は困る。なんといっても一番困る。なぜなら、私は挫折なんてこれまでたったの一度も経験したことがないのだもの。 私だけではないはずです。あなただってこれまで挫折なんてしたことないでしょう?ありますか? 「挫折いっぱいあったよ!人生挫折だらけで困難ばかり。乗り越えてきたけどさ…。今だって、ねぇ。」 もし、こう思うならやめたほうがいいです。即刻。 それはたぶん挫折ではないから。別にあ

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未来の年金、どうなる?-昭和モデルから「じぶん年金」へ-

「年金」ってやつは本当に、とっつきづらい。 こう思ったことがある人は多い。私もそうである。 でも、このモヤモヤをそのままにしておくと、将来ちょっと困るかもしれない。なぜなら、年金は人生後半を支える超大事な仕組みなのだから。 今回は「今の年金制度ってどこが問題なのか?」と「未来の年金がこうなったら最高!」っていう話を、妄想まじりで明るく(←大事)、楽しく語ってみたいと思います。 昭和モデルの年金、令和の働き方にはズレすぎ問題そもそも今の年金制度、まだ昭和の家族モデルがベ

ルーブル美術館で逢いましょう。時空を彷徨う微笑みたち

ルーブル美術館は、一言で言えば、過去と未来がごちゃごちゃに入り交じった、不思議な場所だ。何世紀も前に描かれた絵画が、あたかも今も息をしてるみたいに壁にかかってる。それが「モナ・リザ」。言わずもがな。あの微笑み、一体何を考えてるのか、なんで笑ってるのか誰にもわからないんだけど、それを見てると、いつの間にかこっちも同じように笑い返しそうになる。何とも言えない空気感がそこにはある。 ルーブルの魅力って、もちろんあの絵画や彫刻の数々だっていうのは間違いない。でもね、それ以上に、あの

Bouillon Chartier, 夜のパリのビストロ

ユーロスターを降り、夜のパリを少し歩いた先で向かったのが、あのBouillon Chartier(ブイヨン シャルティエ)。「パリらしさ」を感じられる、フランス語の名前がどこかおしゃれで、初めて訪れる私には少し緊張する響きもある。それでも、夜のパリのビストロというものは一度は訪れてみたいものである。 到着したのは夜の9時半ごろ。少し並んだものの、1人だったおかげか、すぐに案内される幸運に恵まれた。店内は、どこか懐かしいクラシックな雰囲気で、高い天井に大きな鏡、歴史の刻まれた

ああ、憧れのユーロスター

ああ、ユーロスター。冒険心をくすぐる列車。 例えば、ロンドンからパリへ向かうその2時間半の旅。速い。とにかく。飛行機に乗るような気負いはなくて、気がつけば大都会の真ん中からもう一つの大都会の中心に到着している。普通に考えて、ちょっとした魔法じゃないかって思う。 で、なんといっても、あのユーロトンネル。列車が海の下を走っているなんて、そういう物語に出てくる夢のような話だっていうのに、ユーロスターはさらっとそれを現実にしてしまうわけです。まるで、何か大きな秘密を抱えながらも「

なぜ、ヨーロッパにいくのか?

9月から2ヶ月間、ヨーロッパに行きます。 この期間では、ヨーロッパでの生活や見たところ、巡ったところをご紹介していきたいと思います。 巡ろうと思っているのは、ロンドン(イギリス)、パリ(フランス)、フランクフルト(ドイツ)、ミュンヘン(ドイツ)、ミラノ(イタリア)、ヴェネツィア(イタリア)、ウィーン(オーストリア)です。 ヨーロッパの金融センターを巡る旅です。 そして、冒頭の問い。 なぜ、ヨーロッパに行くのか? それは、

なぜ、開票直後に「当選確実」ができるのか?

盛り上がりましたね!東京都知事選。 小池さんに決まりました。 私はそもそも東京都民では無いので、投票権はありませんでしたが、その盛り上がりは近くで感じていました。ちなみに投票率は60.62%と前回から5%UPして注目度が高かったことがわかります。 そして、興味深い点は、 投票が締め切られた20時のその直後に、小池さんの「当選確実」が出たことです。 あれー。締め切ったところなのに!19時55分に投票した人は意味ないの!?そもそも、これから開票じゃないの!? と、いう

AIにこの"体験"ができるか?

AIが全てを凌駕する。人は人としての価値を見つけ出す途方もない旅に出なければならない。 そんな激動で歴史的な転換期に私たちはいるわけである。 AIをどう使うか?これからの社会はAIが活用できるかどうかで人生の質が変わり、世界が変化する。 「乗り遅れるな。」 そんな声が毎日のように聞こえ、多くの人がせっせとAIの活用方法を模索し、実践をしているわけですが、今日ひとつの答えを導き出した。

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一体、いつからファストフードだと錯覚していたんだろう。

兼ねてからアメリカのインフレは鈍化傾向がみられ、それによってFRBによる利下げも年内に実施されるとみられています。 そんな中で、「やっぱりアメリカのインフレは治まってきてる」と感じるニュースがこちら。 米国で各社ファストフード値下げ 「ぜいたく品」化、顧客離れ早い!うまい!安い!の三拍子揃ったものが、ファストフード。 それが、 アメリカではファストフードはもはや贅沢品となっているという話です。

「指示の不可測性」テーゼに思いを馳せる

言語学には、ガヴァガイ問題というのがあって、「指示の不可測性」テーゼといわれている。 つまりどういうことか? 知らない言語の土地で、ウサギを指差して「ガヴァガイ」と現地の方が発言したとする。 「へー、あれってガヴァガイなんだー」って思ったとする。 でも、 そのガヴァガイって一体何なのかわかる?っていう話。 いや、わからないでしょ、と。 実際わからない。 ガヴァガイは、ウサギそのものなのか?ジャンプすることなのか?野原なのか?色なのか?

まだ見ぬ中立金利を目指すFRB

FRBはデュアルマンデートという2つの使命を持っています。 この2つの使命、それは、