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2020年まとめ|決算|西川火尖
今年最後の更新として、何をいうかいろいろ考えたんですが、結局一年炎環に発表した俳句から24句を選ぶことにしました。
今年は本当にしんどい一年だったと思います。何一つ解決しないどころか、日に日にシビアな状況になっていきました。その中で知らない人や友人知人の知性や理性、優しさにどれほど助けられたか分かりません。
今年一年ありがとうございました。
炎環2020.01~12
笛付きのケトルを鳴らし冬が来
2020年3月|3月のプロポーズ|西川火尖
彼女に求婚しようと決めたとき、すぐに思いついたのは花束を一緒に贈ろうということだった。いつかのデートで私が「花などもらう奴の気がしれないね。枯らす他ないし、飾るのが手間だ」と言ったら、彼女は「贈ったことのない人のセリフだね」と笑った。彼女は続けて「私に贈ってよ。すごく喜ぶから」と言った。
花を贈ったことがない。これは確かにその通りで、25年生きてきて、花屋で花を買ったことは一度もなかった。機会も
2020年の抱負|敗色豊か|西川火尖
今年、36歳になるおりしもリーマンショック後の不景気で、第二新卒だった火尖には
どこも雇ってくれる会社なんかなかった。
採用担当の人に、「5年後君の同世代の人間はポツポツ出世しだして、
部下を持ったり、車や家を買ったりするものもでるかもしれない。
一方君のような人間はどんどん落ちぶれ碌な仕事にはつけないだろうね」と言われて、そうだろうなぁと納得してしまったりしていた。
今や、その彼女の言った五年後
155話を語りたい/西川火尖
今回はQaiメンバーそれぞれ好きなものを好きなだけ語る回なんですけど、こう見えてそこそこ幅広く漫画は読んでいて、好き?うん、好きです漫画。それで今日は漫画について、どうせなら詩歌とのからみで週刊ヤングジャンプで好評連載中の「かぐや様は告らせたい」の155話についてピンポイントで語るぞ。(ネタバレが大量に含まれるので単行本派の人はご注意ください)
かぐや様は告らせたいーあらすじー
将来を期待された