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意思決定基準たち

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仕事や生活をより充実したものにできる、あるいはより効率・効果を高められる、そんな「意思決定基準」を日々打ち立て、あるいは改善していく。
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#マーケティング

料理の鉄人の心意気

料理の鉄人の心意気

一世を風靡した『料理の鉄人』には、
魅力的なシェフが沢山登場して
いらっしゃいましたよね。

その中でも、やはり初代「和の鉄人」
道場六三郎さんの強さ、凄さが
特に印象に残っています。

「銀座ろくさん亭」のオーナーで
いらっしゃる料理人・道場さんが、
愛読している月刊『致知』10月号で、
プロ野球のソフトバンクホークス会長
でいらっしゃる王貞治さんと対談を
されていました。

その記事の最初の方

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「Givers Gain®」という理念

「Givers Gain®」という理念

Giveする人がGiverです。
そのGiverがGainする。
タイトルに載せた一文を
直訳するならば、
「与えるものは得る」
といったところ。

「与えよ、さらば与えられん*」
という言葉が、
新約聖書のルカの福音書6章38節に
ありますが、それと意味としては
同じですね。

*英訳は以下になります
"Give, and it will be given to you."

このたった2語で、

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「師資相承」の真髄

「師資相承」の真髄

先月読んだ『月刊致知』7月号は、
「師資相承」が特集テーマでした。

難しい言葉ですが、要は
師匠から弟子へと、「道」を
次代に伝えていくこと。

その特集の中に、イタリアンの名店と
して全国に名をとどろかせている
山形の「アル・ケッチャーノ」の
オーナーシェフ・奥田政行さんと
その実質的な師匠である「葆里湛」
シェフの後藤光雄さんとの対談記事があり、
興味深い内容でしたのでここで
紹介させてくだ

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競合のシェアを奪うより

競合のシェアを奪うより

どんな商品であれ、
またはブランドであれ、
どこかしらの「戦場」で戦っていると
言えます。

その「戦場」のことを、
「市場」「マーケット」と呼んだり、
「カテゴリー」と呼んだりするわけですが、
その「市場」や「カテゴリー」には
ライバル/競合が存在するのが常。

その「市場」「カテゴリー」に新しく
参入するプレイヤーは、
そこで既に大きなシェアを持っている
ライバルから、そのシェアを少しでも

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マーケターながらゴリゴリやるのは苦手です

マーケターながらゴリゴリやるのは苦手です

このnoteを毎日投稿し始めてから
間もなく1,500日になります。
お陰様で、フォロワーの方の人数が
500名を超えました。
いつもご覧いただいている皆さま、
特に「スキ」を押して下さる方には
厚く御礼申し上げます。

昨年中に500名到達を秘かに狙って
いたのですが、年末に失速してしまい、
1月のどの辺りで到達できるかなぁ、
てな具合でのんびり構えておりました。

500名に到達したとしても、

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インプットだけ、アウトプットだけ、そうなっていないか

インプットだけ、アウトプットだけ、そうなっていないか

インプットは大切だ。
語るべき言葉を何も持たないならば、
世の中に価値を創出することなど
できない。
そうなると、誰からも頼りにされない。
存在意義が希薄になる。

アウトプットも大切だ。
いくらインプットしたところで、
それが外に出て活かされない限りは、
ただの自己満足に過ぎない。
宝の持ち腐れに終わる。

インプットが大好き!という人は、
一生懸命に本を読み、
新聞、雑誌やウェブサイトなどから

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P&G出身マーケターの活躍が止まらない

P&G出身マーケターの活躍が止まらない

3月20日の日経新聞で、
「P&G流はビール2強をどう変えたのか」
との記事が出ていた。

アサヒビールの新社長・松山氏。
キリンビールの新副社長・山形氏。
いずれもP&Gのマーケティング部門
出身ということで、その活躍を
追った記事だ。

P&G出身のマーケターが、様々な
企業で活躍をされているのは
今に始まったことでない。

メディアで取り上げられることも
増えて来ているので、ご存知の方も

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「会社の看板」の大きさ

「会社の看板」の大きさ

残業で遅くまで残っていた者同士、
少しばかり雑談になった。
外資系の転職組ばかりのメンバーで、
たまたま過去の同僚についての話に
花が咲いた。

マーケティングにせよ、営業にせよ、
面接で「即戦力です!」と自らを
売り込んで来たのだが、実際に仕事を
振ってみたら全然できない、
「即戦力」という言葉が虚しかった、
そんなことは割とよくある話。

本人は「即戦力」だと思っていても、
実際に通用しなかっ

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「海産物の押し売り急増」に思う

「海産物の押し売り急増」に思う

家の固定電話を使う機会が
めっきり減った。

公的な登録などに記入する電話番号は、
やはりちゃんとしたものが必要だろう
ということで、未だに固定電話契約を
続けてはいる。

しかし、固定電話にかかって来る
電話が、ロクでもないものばかり。
真剣に解約したいと思わざるを得ない
今日この頃だ。

どんな電話がかかって来るかと言えば、
ほぼすべてが売り込み。
子どもの年齢を調べて、成人式手前の
タイミン

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バランス感覚を持って褒める

バランス感覚を持って褒める

二週連続で、noteから
「うれしいお知らせ」が届いた。
「CONGRATULATIONS」の言葉と共に、
自分が書いた記事が
「先週特にスキを集めた
#マーケティングの記事です !」
というお知らせが届いたのである。

先週分はこちら。

そして、今週分がこちらである。

いずれの記事も、「スキ」の数は20前後。
決して多いとは言えない数だとの自覚が
あるので、いくらおめでとうと言われた
ところ

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学び続け、学びの同志を増やし、社会に貢献する存在となる

学び続け、学びの同志を増やし、社会に貢献する存在となる

「戦争」の反対は「平和」。
そのように学校で教わり、
それが「常識」だということで、
特にそれに反論する気はない。

ただ、「戦争」というのは
兵器を使って殺し合う「行為」「行動」
を指しているように感じるのに対し、
「平和」の方はそういった行為・行動が
なされていない「状態」を指している。

この、「行為」「行動」と、
「状態」とが対義語であるというのが、
今一つしっくりこない。
戦争と平和を考

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吉野家が大騒ぎなようで

吉野家が大騒ぎなようで

つい昨日、SNSでざわざわしているのを
見かけたところへ、本日のニュース。

昨日付で、吉野家ホールディングスが、
執行役員兼子会社の吉野家常務である
伊東氏を解任したとのこと。

私が見かけたのはFacebook。
当然(?)ながら、
Twitterはもっと「祭り」状態で、
様々な人が我も我もとつぶやきまくり、
正に「炎上」の様相を呈している。

元P&Gのマーケターで、
絵に描いたような成功路

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ROASという指標

ROASという指標

デジタル全盛の昨今。
TVなどのマスメディア広告費が
デジタルの広告費に抜かれたことが
話題になったのが記憶に新しい。

マーケティングの世界でも、
オーソドックスな考え方より、
デジタルマーケティングの考え方の
方がもてはやされるようになって
いる気がする。

猫も杓子もDXだ、MAだ、CVRだと
いったアルファベットの略語や、
サブスクリプションやら、カスタマー
サクセスやらのカタカナ語を使っ

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2022年をどんな年にするか

2022年をどんな年にするか

1月1日、ここ数年は毎年ほぼ必ず
富士山を拝んでいる。
今年も快晴で、富士山が見事な姿を
見せてくれた。

年末に、2022年の目標をしたため、
毎朝その目標が自動的にメールで
届くように設定更新を済ませた。
年が明け、改めてその目標に目を遣り、
気持ちを新たにする。
美しい富士山を見ながら、
より一層心は引き締まる。

一昨年からコロナウイルスのお陰で
世の中が一変した。
今年はそろそろ収束に向

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