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ところかまわずナスかじり

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2021年1月の記事一覧

― 「ところかまわずナスかじり」第百六十八話 虫のいどころ ―

<ニュース254>
 害虫の異常発生で畑の農作物が荒らされている、との苦情が先日より多数の農家から寄せられており、このほど、県の要請を受けていた農薬研究所が今回、新薬の開発に成功し、クツワムシを使った実験によりその効果を確認できた、とのことで・・・・

代表「だ、断固抗議しますっ!なんという非人道的なことでしょう!マスコミもマスコミですわ!こんなことをニュースにするなんて!おかしいと思わないのです

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― 「ところかまわずナスかじり」第百六十七話  白浜で出会った子供たち ―

 はあ、もうオラ、ほぉんとアホらしくてよ。
 だってそうでねぇか。
 せぇっかく助けてあげたってぇのによぉ、あのバカカメ・・・

 昨日の話だべ。
 オラ、浜を歩いていただわぁ、一人でなぁ。
 で、向こうのほうさ、ガキが五、六人も集まって騒いどるわけさ。
 
 オラ、ピィンってきたんだ。
 だってオラのじいちゃんのじいちゃんが昔よ、カメを助けてピンクのいいとこ連れられて、そりゃあもう、極楽だったっ

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― 「ところかまわずナスかじり」第百六十六話 薬 ―

 私は『クスリート』である。
 『クスリート』とは、‟薬”と‟アスリート”を混ぜた和製英語であり、「クスレ競争(
薬の力でどれだけ走れるか)」というスポーツに従事する者の一般的な名称である。
 
 クスレ競争の人気は最近、とみに高く、その競技人口も今では老若男女合わせると全世界で700億人ほどいると云われている。

 競技自体は非常にシンプルで、薬品の摂取から5分以内に走り始め、どれだけ走れるか、

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― 「ところかまわずナスかじり」第百六十五話 網タイツ ―

 網タイツの由来に関しては諸説あり、これといって特定されてはいない。
 しかし、歴史的背景、学術的資料の量と信ぴょう性からいって以下の説がほぼ正しいと思われる。

 意外だと思われるが、網タイツの起源は1765年の日本である。
 当時、漁師町であった大畑村(現青森県下北半島むつ市)に、素村(すむら)という漁師がいた。この漁師が仲間の漁師の一人と浜で酒を飲んでいるとき、酔っぱらった素村が突然、漁業用

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― 「ところかまわずナスかじり」第百六十四話 本当の姿 ―

1.『杉本ハナ(84歳)』の本当の姿→「プルトニウム239」

2.『ナナフシ』の本当の姿→「ピンク映画用ストロー」

3.『パンチパーマ』の本当の姿→「陰毛の吹き溜まり」

4.『免疫力』の本当の姿→「ブランコで登場する新郎新婦」

5.『黒いタール状』の本当の姿→「義母」

― 「ところかまわずナスかじり」第百六十三話 サングラスの野望 ―

サングラス「いいなぁ!」

サンバイザー「いやぁ、そうでもないっすよ!」

サングラス「いや、だって、全部真っ黒なんでしょ?」

サンバイザー「ははは。まぁ、そぅっすね。全部っすね。」

サングラス「いいなぁ~」

サンバイザー「ははは。あ、でも、目だけってのもいいと思いますよ。」

サングラス「ホントこれ、ハンパだよねぇ・・・」

サンバイザー「いや、パンダもそうっすから。」

サングラス「パン

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― 「ところかまわずナスかじり」第百六十一話 映画から学んだこと ―

 口から火を吐く恐竜は研究室でDNA増殖させられ
 その恐竜を追いかけているタイツ姿のモッコリはクモと合体し英雄となり
 遠い宇宙からやってきたアルシンド―はクンフーの達人と戦い
 何人もの美女から追いかけられて無人島で鬱になるけど
 最後はハッピーエンド、

 ということを、映画から学びました。

― 「ところかまわずナスかじり」第百六十話  夢なら覚めて欲しい瞬間 ―

妻「んんん・・・・、ねぇあなた、私、実は浮気してるの・・・・」

夫「んん?ああ、なぁんだ、寝言か・・・・・えっ?!」

妻「女の人と・・・」

夫「ええっ?!」

妻「だって私、男だったから・・・」

夫「ええええっ?!」

妻「息子のタカヒロは拾い子よ・・・」

夫「えええええええっ?!」

― 「ところかまわずナスかじり」第百五十九話 無人島にてハロー ―

船員「せ、船長!とうとう見つけましたよっ、最後の行方不明者!ほら、砂浜にいますっ!」

船長「おおお!よかったよかった!元気そうじゃないか!よしっ!すぐに助けに行くんだ!」

船員「はいっ!よぉっし、ボートをだせぇっ!」

船長「いやあ、よかった。ホントに良かった。・・・ん?な、なんだ?あの行方不明者、ボートに石?投げてないか???」

船員「せ、船長!行方不明者に石を投げられ、浜に近づくことがで

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― 「ところかまわずナスかじり」第百五十八話 腹をだせ ―

盗人「おい、てめぇ、ちょっと待て!」

商人「(あああ、だから暗くなってから外にはでたくなかったんだよ、わたしゃ!)お、お金なら出しますから、ど、どうかお許しください!」

盗人「いや、金じゃねぇ!腹を出せ!」

商人「へ?」

盗人「はやく出さねぇか!殺ってしまうぞ!」

商人「ひいいっ!それだけはご勘弁をっ!そ、それでは、は、腹でございます(と腹を出す)。」

盗人「・・・・・・ふふふっ。よう

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― 「ところかまわずナスかじり」第百五十七話 むくつけし、我が娘 ―

― むくつけき・・・無骨でむさくるしいこと。薄気味が悪いこと。行動などが常軌を逸していること。 ―

 わ、私の娘なのです!問題は!

 な、なぜ彼女は、いったいどうした必要性から、あんなに股を掻くのです?!

 なぜ彼女の鼻毛はいつも盛大に外出しているのです?!

 一体全体、なぜ彼女は道にツバを吐くのです?!
 気に入らない事があったらいつも吐くのです!
 この前なんか、信号待ちをしている、ど

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― 「ところかまわずナスかじり」第百五十六話 病める時こそ ―

男「あっはははは!何だよ、お前!三十二でドーテーかよっ!ははははは!!」

と、洞窟内に閉じ込められた男が鍾乳石の一つに話しかけていた。

― 「ところかまわずナスかじり」第百五十五話  クルーガー・ノキサンヌ・ドーニーの一生 ―

 クルーガー・ノキサンヌ・ドーニー教授がどうも狂ったらしい、という噂が世間に流れたのは、ちょうど四月になったばかりの春のことだったと記憶している。

 世界的にも有名なその文学者とのインタビューを五月に予定していた私にとって、その噂は寝耳に水のことであった。まさか、と思い、急いで彼の事務所に確認のための電話をすると、事務所はその噂を一笑した。

 私は大いに自分を責めた。
 かりにも記者である私が

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