見出し画像

筋トレを習慣化するためにジム用の靴を触ることにしました

パートナーが筋トレにはまっている。
ダイエットが目的のようで、パーソナルトレーニングに通いながら、食事の制限をして、会員制ジムでも汗を流す。あまり運動をする習慣がないパートナーだったが、みるみるうちに痩せて、体がしまってきたことが明らかにわかる。すごい。

私も筋トレをしようと思ったが、モチベーションがない。なんのためにやるのかが分からない。元々はバレーボールにはまり、体もそれなりに鍛えてきた。運動することの楽しさも知っている。ただ、バレーボールのチームに入っているわけでもない今は、何を目標にやったらいいか分からなかった。

そこで考え方を変えた。目標達成のためではなく、健康維持のためにやることにした。でも、それだけだと全くやる気にならない。試しにジムの会員になったが、平気で1ヶ月も行かなかったりした。お金の無駄だ。ばからしい。

どうやって習慣にしようかと考えていたところ、Podcast「そうだ!ゲイにカミングアウト」でこんな話があった。
「習慣を作るにはとにかくハードルが低い目標を作るのがいいんだよね」
「そうだよね〜教えてもらってから実践してるよ」
「ジム行ってんの?」
「うん。ジムで靴を履いたら目標達成にしてる」
「そうそう、それでいいんだよ。どんどんハードルを下げるのがいいんだよね」

度肝を抜かれた。これではジムに行って健康維持ができるわけない。ただ、今のままの自分も結局はジムへ行けていない。
そこで、真似をしてみることにした。私はジムの靴を触れば目標達成として、毎日続けてみることにした。

玄関に置いてあるジム用のシューズ、もっといえばそれが入っている袋を触るだけでOKとした。すると不思議なのである。「きょうジム行こうかな」と思っている。でも、行かない。でもでも、それでいいとした。

考え方が変わってきた。明日、このくらいの時間ならいけるな、と気づくようになった。そして、靴を触る。ジムに行こうと思う。色々準備してジムにいけるようになった。

ジムについて運動をすると当たり前だがきつい。日頃、運動をしていない自分が運動すると、すぐに息が切れて、筋肉が痛くなる。嫌になった。どうしようか、と思った。

筋トレを終えてストレッチをしている時、思いついた。筋トレのマシンに触れればOKとした。3種類のマシンだけ限定にして、それをやることにした。

徐々に目標を大きくする。1回だけ、2回だけ、3回だけ。昨日と同じ重さでOK、今週は少し重くする、次の週はもう少し重くする。

そうやって小さい目標を少しずつ大きくすることで、週2回はジムに行くことが習慣化した。そうなるとトレーニングをした後は頭がさえ、体もなんとなく変わってきた気がする。友達から「なんか締まった?」と声がかかると嬉しくなる。そうして習慣化に成功したのである。

なんだか小学生に戻ったような気がしている。少しの目標を達成している感覚は、宿題の漢字ドリルをやったときのような、野球で少し遠くにボールが投げられたときのような、縄跳びが一回多く跳べたときのような、純粋な嬉しさがある。

大人になった今でも、こうやって毎日の小さな目標を達成して、嬉々としている自分が好きだったりする。小さな習慣が私を大きく変えたのだ。

今は少し英語の勉強を始めた。毎日、勉強用のアプリを開くことでOKとしている。そして本も読むことにしている。本をさわればOKとしている。いずれも5〜10分は勉強や読書ができるようになっていて楽しい。

毎日、次へ次へと歩みを進める自分を継続していきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?