2024年10月の記事一覧
韓国で話題のスイーツ3選、本好きの人と語り合いたいエッセイ&小説5選
韓国・ソウル近郊は朝夕ずいぶんと冷え込むようになり、先週からボイラー(床暖房)をつけ始めました。外を歩けば秋真っ盛り。青空とイチョウ並木のコントラストが最高に美しい季節です。それなのに、わが家の6歳児はイチョウの木の下を歩くたびに眉間にしわを寄せ、こう言います。
「은행나무 지독해(イチョウの木がとっても臭い)」
同じ場所で同じものを見ても、美しいと思う人もいれば臭いと思うひともいる。特に
韓国の祝日と偉人、釜山国際映画祭、初のQ&A
2週間ぶりに、ポッドキャストを配信しました。昨夜から今朝にかけて、韓国の小説家ハン・ガンさんがノーベル文学賞を受賞されたというニュースで持ちきりの韓国です。
過去の配信でハン•ガンさんの最新刊『別れを告げない』についてお話ししましたが、正直に告白すると、彼女の小説を読む時、私はナイフで身体をゆっくりと切られているような、自分が生と死を行ったりきたりしているような感覚に陥ります。だから心身共
映画『アイミタガイ』 と釜山国際映画祭
きのうから、10年ぶりに釜山国際映画祭に来ている。結婚を機に韓国移住してもうすぐ8年、子どもを産んで6年の間、こうして2日間も一人で旅に出るのは初めてのことだ。
行こうと思ったきっかけは、12年前の留学時代に知り合った韓国人の友達が今年ついに監督デビューし、その作品『침범(侵犯)』が映画祭で上映されることになったからだった。それともうひとつ、2020年3月に亡くなられた佐々部清監督が企画•脚本の