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#音楽 記事まとめ

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楽曲のレビューやおすすめのミュージシャン、音楽業界の考察など、音楽にまつわる記事をまとめていきます。
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2024年10月の記事一覧

"LOVE SUPREME Jazz festival 2022" 出演者相関図

\リスナーがつくってみた!/ "LOVE SUPREME Jazz festival 2022" 出演者中心 WONK 周辺相関図 注:本記事はXに投稿してありましたが、Xからのイラスト記事削除に伴いnoteに転載いたしました。情報の更新はしておりません。 企画/構成/情報集め/チェック:a., IWA CHAN, sala (アルファベット順) 似顔絵/デザイン/文章:a. このイラストは、柳樂光隆さんのRobert Glasper『BLACK RADIO III

Little Glee Monster全アルバムレビュー

こんにちは、raqmです。 今日2024年10月29日、Little Glee Monsterはメジャーデビュー10周年を迎えました。その歴史を振り返る意味も込めて、全アルバムレビューを書きたいと思います。 私は6年程前の中学生の頃、Little Glee Monster(リトグリ)と出会いました。自分から音楽を聴くようになったのはこの時が初めてで、リトグリをきっかけに音楽が好きになりました。今では様々な音楽を聴いて音楽批評にも興味を持つ大学生になった訳ですが、リトグリの

ONENESS「Original ONES」全曲解説

東京のヒップホップコレクティヴのONENESSのアルバム「Original ONES」配信解禁のプレスリリース文章を担当しました。各種配信サイトで聴ける・ダウンロードできます。 東京・平和島発のヒップホップコレクティヴのONENESSは10月23日、1stアルバム「Original ONES」の配信を開始した。同作はCDで9月に先行リリースしていたもの。ラップやビート、アートワークなど全てをメンバーだけで完結させた作品だ。 ONENSSSはラッパーのMVTENとstz、7

¥100

【映画】ECMレコード サウンズ&サイレンス/ペーター・グイヤー&ノーベルト・ヴィードマー

タイトル:ECMレコード サウンズ&サイレンス Unterwegs mit Manfred Eicher 2009年 監督:ペーター・グイヤー&ノーベルト・ヴィードマー ECMのバイオグラフィーを辿る映画と思いきや、2009年当時のレコーディング風景を捉えたドキュメンタリーに仕上がっていて、タイトル通りレーベルオーナーであるマンフレード・アイヒャーとの旅を記録したロードムービーの趣きもある。 ECM=マンフレード・アイヒャーというイメージが強いのは、やはり彼が関わる事で他に

来年2月初単独来日決定!ハニャ・ラニ最新作「ノスタルジア」を聴くための音源集

ポーランドの才媛ハニャ・ラニの最新作『ノスタルジア』国内盤がコアポートから発売されました。海外盤はこれまでのソロ名義作品と同じく、UKマンチェスターのGondwana Recordsから。 オラシオはライナーを担当したのですが、2つ感じたことがあります。1つは、ハニャはまだアルバム・デビューしてから9年しか経っていないということ。その短い期間に最先端レーベルの一つであるGondwanaの看板アーティストの一人へと上り詰めてしまったことに驚きを禁じ得ません。 もう1つ。『ノス

北海道・札幌の乙女絵画にインタビュー(と称した友達作り)後編|161倉庫、砂嵐のサイケデリック、遅さ

はじめに「インタビュー」の名目で気になる人と話をすれば友達を増やせる。閉店間際のガストでカルピスとトロピカルアイスティーを混合させたオリジナルドリンクを片手にGoogleドキュメントを編集している最中、天啓のように閃いた名案です。 ライターという立場を使ってアーティストとお近づきになり、半ば職権を濫用して懐に入り込み、親睦を深めながらお互いを確認する。したい。自分だけできてないのはズルい。だからする。これは休日をPCとの睨めっこで消費するだけのライターが寂しさを埋めるため

偏愛音楽。 メロウが好き。

偏愛音楽12回目は最近の「メロウな音楽」を取り上げました。 ところで「メロウ」とは何かご存知でしょうか。言葉の意味としては以下の通りでです。 そのほかにも「まろやかであること」や「熟れること」などの意味もあります。であるからして、一般的に「メロウな音楽」といえば、「穏やかで心地よい、まろやかなで成熟した」音楽という意味ではあります。しかしそれに加えてある種の洗練も「音楽的なメロウ」には必須である様に思います。 僕は根性がないので、音楽を聴くにあたって努力をして対峙するな

John Askew 来日DJ Interview for Trance Family Japan

10月13日(日・祝前日)に新宿歌舞伎町タワーに出来た巨大なクラブスペースZEROTOKYOへトランスシーンの2大巨頭Simon PattersonとJohn Askewが来日!! 前売や最新情報が掲載されている パーティーの詳細はこちらから そのパーティーが行われる直前に来日中のJohn Askewへと独占インタビューを敢行。日本の、そして世界のトランスファミリーの為に彼らのプラットフォームであり、パーティーやレーベルを運営するⅦに因んだ7つの質問に答えてくれた。 J

ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2024「蒸気波はいまだ健在なり~Jeff Cardinal(VAPERROR / DJ CAMGIRL)来日直前スペシャルインタビュー」

『新蒸気波要点ガイド ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2009-2019』(佐藤秀彦著、New Masterpiece編)の4刷重版記念企画として始まり反響を呼んだウェブ連載「ヴェイパーウェイヴ・アーカイブス2020-2022」および「同2023」の続編回(おかげさまで本書は今年5月に5刷重版となりました)。このたびは、今月29日から再来日ツアーを予定しているJeff Cardinal(VAPERROR / DJ CAMGIRL)のインタビューをお届けします(取材・文:hit

【有名ボカロPの皆さま、一緒に大きな挑戦しませんか?】起業家の葛藤と挑戦

(※写真は明治神宮です) はじめまして。CotoLab. Inc.の西村謙大です。 弊社は音楽Webメディアの運営と音楽事業者やアーティスト向けにプロモーション・マーケティング支援を行っている会社です。 2016年に会社を設立し、来期は10期目という節目を迎えようとしている中、いくつかの事業を整理し、ネットクリエイター(主にボカロP)に特化したレーベル・マネジメントを始めることにしました。 その内容は下記のnoteに記しております。 試練と葛藤レーベル・マネジメントを始

「音楽アーティストのサステナブル」とは

俺は今回、音楽という切り口から新しい挑戦をします。 「音楽ストリーミング市場での活動」の成熟俺がnoteを真剣に書き始めるきっかけになったのは、6年前のこれ。 6年という歳月は、デジタル市場にとって全くの別時代。この頃は「DIYで音楽を世の中にリリースする」と言っても、方法が分からない人が沢山いたんじゃないかと思います。 数多に生まれたディストリビューター アグリゲーターとかディストリビューターと呼ばれる、SpotifyやApple Music、インスタやTikTok

EACH STORY THE CAMP 2024@五光牧場オートキャンプ場

2024年10月5日(土)~6(日) 長野県・野辺山高原にある五光牧場オートキャンプ場で「EACH STORY THE CAMP 2024」。 2021年から本格的に始まったキャンプフェスで、出演ミュージシャンはアンビエント系主体。自分は普段からアンビエント・ミュージックを聴いているわけではなく、知らない(または音を聴いたことのない)出演者が大半ではあったのだが、「日本で一番美しい野外フェス」と言われていたことで興味を持ち、昨年の編集映像を見て「行ってみたい」と思うように

interview Kenny Garrett:about The Ancestors 僕らは全員が一枚の同じ布からできた服を着ているようなものだ

ケニー・ギャレットが現代のジャズにおける巨匠だってことは説明不要だろう。 マイルスやブレイキーと共演した云々の話だけでなく、そもそもジャズのアルトサックス奏者で彼の影響を受けていない奏者を探すのが難しいほど、大きな影響を及ぼしている。そのうえでブライアン・ブレイドやクリス・デイヴ、ジャマイア・ウィリアムス、ロナルド・ブルーナーなどを自身のバンドから輩出している意味ではモダンジャズの系譜を受け継ぐスタンスを貫いているし、その一方でQティップからGURU、ミシェル・ンデゲオチェ

¥300