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うつ病経験者が学んだ知識よりも大切な2つのこと

4年前、私は体調を崩しうつ病と診断されました。

日常生活を送るのも困難なほど体力が低下し、どん底を味わいました。

しかし、4年間のリハビリを経て体力が回復し、ようやく仕事に復帰することができました。

この経験を通して、心身の健康がいかに大切か痛感しました。

「知識よりも体力のほうがよほど大事」

これは、ひろゆきさんの著書「誰も教えてくれない日本の不都合な現実」に出てくる言葉です。

ひろゆき著『誰も教えてくれない日本の不都合な現実』(きずな出版、2021年)より一部引用

心だけでなく体力に余裕がないと、知識を得続けることは難しいわけです。

若いうちは知識よりも、8時間働いたあとも勉強ができるような身体的、精神的な余裕をもてるだけの体力をつけたほうがいいと思いますよ。

出典元:誰も教えてくれない日本の不都合な現実

◼️私の体験談

①会社員時代

会社員となり、強制的にフルタイムについていけるだけの体力がつきました。

体力さえつけば、色んな経験ができるので、知識は後から実践でつきました。

一方、精神的には毎日残業続きで、休日も休まりませんでした。

180時間の残業もあり、体力的に限界を感じながらも無理をして働き続けていました。

そんなある日、うつ病と診断されました。

②うつ病の経過

うつ病になると、精神的に不安定となり、日常生活を送るだけで精一杯でした。

外に出ることもできず入院してしまい、体力がどんどん無くなりました。

離職し、絶望感を味わいました。

精神科デイケアなどを通じて徐々に回復し、今でこそ、事業所に週5日、通うことが出来るようになりました。

ここまで体力が回復するまで、およそ4年かかりました。

◼️この経験から2つのことを学びました

①体力が第一優先であること

私がA型事業所で働くには、週20時間以上の勤務が必要でした。

現在の事業所も、出勤率が80%以上必要です。

つまり、体力があることが前提となります。

②うつ病にならないようにすること

振り返ると、そもそもうつ病にならないように努めることが大事です。

誰しもうつ病になる可能性があります。

自分の得意分野や興味のあることを明確にすることが大切です。

それが、仕事内容と自分の得意分野が合致することとに繋がります。

私は大学卒業後に入社した会社は、図面での仕事が多く、電気の知識も必要でした。

自己分析不足。

人間関係も劣悪で、苦手なことを無理に続けることは、メンタル疾患経験者として、おすすめできません。

「得意・環境の良い・人間関係の良い」世界へ路線変更してほしいと思います。

私は、隣の芝は青く見えるという言葉を真に受け、怖くて他社に行けませんでしたが、その代償はかなり大きいものとなってしまいました。

◼️まとめ

知識やスキルも大切ですが、心身の健康があってこそ、それらを最大限に活かすことができます。

もし、今仕事で悩んでいる方がいたら、ぜひ自分の心、体と向き合ってほしいです。

知識よりも素晴らしい心身の力が、重要だとわかります。

このブログが、少しでもどなたかのお役に立てれば幸いです。

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