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小さな声が聞こえるところ152「”私らしさ”とは”人間”らしさ〜シュタイナー教育が導くもの」
「 シュタイナー教育で育つと、どんな立派な子どもになるの?」
時折、少しからかうように聞かれることがあります。
「教育者」という職種は、一見なんだか立派な肩書のようですが、世の中ではそう歓迎されたりもてはやされるものではありません。
堅物なイメージだったり、まじめで世間知らずだろうと暗に揶揄されることも、実際少なくないのです。
そしてそんな肩書きの人が「〇〇教育」などという西洋人の名前を冠に
小さな声が聞こえるところ151「学校に行きたくない」
夏休みが明けました。
園では3日間の仙台市郊外の分室での夏季保育を経て、今週から本園での通常保育が始まっています。
園の夏休みは、市内の学校に準じているので、園児たちの兄姉も同じタイミングで学校が始まっています。夏休みが終わって学校や園に集うのが楽しみな子もいれば、憂鬱な子もいるでしょう。とくに長い休みが明けるタイミングで「学校に行きたくない」と言い出すケースは多いものです。
長い休みがあ
虹のこども園だより9月号/2024
虹のこども園だより9月号出ました。
今月の牛乳・卵・白砂糖を使わない
シュタイナー幼稚園のレシピは、甘酒クッキーです。
サクサクで、優しい甘さのクッキーなので、ジャムなどをつけても美味しいです。
ぜひ作ってみてくださいね。
8月の各クラスの保育の様子、9月の日程などもこちらからどうぞ。
#虹のこども園だより #自然食おやつ #アレルギー対応 #食育 #発酵食
小さな声が聞こえるところ150「西から、”虹の龍”が」
この夏、京都は綾部で”虹の龍”に呼ばれたミラクルは、特筆すべき夏の思い出です。
虹のこども園を巣立っていった子どもたちが、全国や海外にまで広がっていますが、その子どもたちがどうも、虹の種まきをしてくれているようです。
ここからまた、どんな花が咲いていくのでしょう。
いろんな流れが重なりあって、新しい扉が開かれていく予感です。
響き合ってくださっているみなさん、ありがとうございます。
連載
小さな声が聞こえるところ149「キャラクターに寄りかからない」
園には、いわゆる子どもの好きな「キャラクター」は見当たりません。
時代ごとに移り行くその時代のキャラクターはもちろんのこと、
国民的人気の丸いお顔の○ラエモンや○ンパンマンも。
私がかつて勤務していた30年前の公立保育所では、子どもたちがキャラクターのプリントされた服や持ち物を身につけてくることはあっても、園の壁面装飾に使ったり、保育士のエプロンにキャラクターをアップリケしたものをわざわざ身につ
虹のこども園だより8月号/2024
毎日暑いですね!
今月のレシピは、先月のひじきのもとのアレンジバージョンです。
毎日暑くて、お台所に立つのも億劫になりがちですが、まとめてこのひじきのもとを作っておくと、短時間でいろんなおかずができますね。
こちらからどうぞお読みください。
小さな声が聞こえるところ148 「トットちゃんのトモエ学園」
窓際のトットちゃん、80年代の超ベストセラー。
黒柳徹子さんが、90代の今でもテレビ司会を務めている驚異の生命力、子ども時代の過ごした日々を伺うと、納得するものが。
トモエ学園の創設者の小林宗作は大正自由教育運動に感化された人でした。
子どもたちに自由で芸術的な音楽教育をと、ヨーロッパ留学しフランスでリトミックを習得してきました。
大正自由教育運動はルドルフ・シュタイナーがドイツを中心とし
小さな声が聞こえるところ147 「眼差しこそが、愛」
子どもにとって、大人が目を瞑っていることは「この場を共有していない、ここにいるのにいない」状態を表していて、とても不安になるのです。
大人がふざけて寝たふりなどするのを、幼い子どもたちが嫌がったり怖がったりするのもそのためです。
心は、見えない大いなる力への畏敬の念に満たされながら、目覚めた意識で、眼差しはしっかり子どもたちに向けている。
目を開いてしっかり眼差しを向けていることほど、愛情深
虹のこども園だより7月号/2024
お庭のビワの実、大豊作。
たくさん採れて、おやつにしたり、各家庭におみやげにしたりしました。
このビワの木の種を最初に植えた子どもたちは、もう今年は成人です。
いま食べている子どもたちは、むかし園に通っていたお兄さんお姉さんが植えたビワだよと聞いて、大事そうに種を持って帰っています。
今月の連載レシピは「ひじきのもと」。
ぜひアレンジいろいろ応用して、おいしいものつくってみてくださいね。
こ
第4期講座の始まりに寄せて
5月が過ぎて、いよいよ明日から一年ぶりにオンライン連続講座が始まる前夜。
午前の親子クラスから夜の小学生クラスまで走り抜け、やっと初回スライド資料を用意したところです。
2020年のコロナの真っ最中に始まったこの講座も、はや5年目。
その間の私たちの世界の変化について、改めて思います。
変化が大きくて、
早すぎて、
大人たちも息切れしそう。
いつからこんなに生きることが大変になったんだろう。
そん
小さな声が聞こえるところ145 「終の住処にならない水槽」
お弁当にと、ゆで卵を包丁で半分に切る。
そのとき、包丁についた卵の黄身の少しのかけらを見て「メダカの赤ちゃんにあげなきゃ」と思ってから「ああ、もうメダカはいないんだなあ」と思い直す。
そんなことが続いていたこの季節。
園では、2017年から6年間、野生メダカを飼っていました。
ほぼ毎年卵が孵化していました。
「野生」というのは、東日本大震災で被災した仙台のメダカのことです。
メダカは、同じ種で
虹のこども園だより6月号/2024
新年度を迎え2ヶ月ほど。
新入園の子どもたちも、もう泣きません。
明日は幼稚園お休みとお家で言われて泣いたりするほどに、
みんなどんどん、幼稚園が大好きになっていきます。
幼稚園は楽しいところ、みんなのもうひとつのお家です。
6月号、下記のリンクからお読みください。
小さな声が聞こえるところ144「立っておしっこできるかな?」
私は女性なので、いわゆる「立ちション」の経験はないのですが、幼稚園の先生というのは時に「立ちション」の仕方もガイドする場面があります。
洋式便座が普及し、便器をなるたけ汚さないために?男性も座って用を足すようになってきた現代の暮らしの中では、子どもたちが立ちションを覚える機会が実は少なくなっていますー
排泄に自信のない子どもが増えていますが、排泄は自立の第一歩です。
園の連載エッセイ、満月更
小さな声が聞こえるところ143「小さなシュタイナー診察室」
昨年度より、アントロポゾフィー医療(シュタイナー医療)の小さないずみの会の、おもに看護師による手当と医師による診療の会場に園の分室が使われています。
そうです、園の分室はときどき、小さなシュタイナー病院の診察室になっているのです。
今年度は会員外の方も、リズミカルアインライブング(オイルケア)の療法も体験いただけます。
医療としては治療のひとつとなりますが、健康な人にとっては深いリラクゼーシ
虹のこども園だより5月号/2024
前アカウントを間違えて退会してしまったために、新たにフォローいただいたみなさん、ありがとうございます。
こちらでも改めてどうぞよろしくお願いします。
虹のこども園だより、5月号でました。
今月のおやつレシピはじゃがいもクラッカーです!
「じゃがいもはシュタイナーは”悪い”食べものだと言うんですよね」と時々言われますが、ドイツの食事のように主食のような量をたくさん食べるのでなければ、問題ありま