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小さな声が聞こえるところ151「学校に行きたくない」

夏休みが明けました。

園では3日間の仙台市郊外の分室での夏季保育を経て、今週から本園での通常保育が始まっています。

園の夏休みは、市内の学校に準じているので、園児たちの兄姉も同じタイミングで学校が始まっています。夏休みが終わって学校や園に集うのが楽しみな子もいれば、憂鬱な子もいるでしょう。とくに長い休みが明けるタイミングで「学校に行きたくない」と言い出すケースは多いものです。

 長い休みがあると、心身のリズムを取り戻すのに時間がかかるのは、大人の私たちもよく感じること、子どもなら尚更です。多くの子どもにとって居心地のよい家庭から、何かと(良くも悪くも)ストレスのある集団生活に戻るのは、億劫なものです。

また、心の成長の節目で、なんとなく学校のありようや友達との関係に馴染めなかったり、違和感を覚えて「学校に行きたくない」ということもあるかもしれません。
お子さんに理由を聞いてみても、これといった原因があるときもあれば、ない時もあって、子ども自身もどうしていきたくないのかよくわからない、ということもあります。

そんなときは、それ以上あれこれ理由を追求せずに休ませてあげてよいです。大人でも自分が本当にストレスを感じている原因については、なかなか思い至らないことがあるものですが、子どもはもっとわからない場合が多いのです。
そういったときには、学校という「現場」を少し離れて、家庭で心を休ませるのも大事な選択です。

ただ、学校を休んだら、できるだけ何かお手伝いをしてもらうことをおすすめしています。

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