松本福士

福祉の現場で25年働いてきました。 楽しことも辛いこともあったけど、こんなにクリエイティブな仕事もないと思います。福祉職を子どもたちがなりたい職業にする。面白そうと思える職業したい

松本福士

福祉の現場で25年働いてきました。 楽しことも辛いこともあったけど、こんなにクリエイティブな仕事もないと思います。福祉職を子どもたちがなりたい職業にする。面白そうと思える職業したい

最近の記事

終末期について思う事

仏教のことを少しずつ学んでいます。「最後はみんなが久しく孤独になる」。そんな言葉が心に浮かびます。その中で、信じる何かがあった方が安心できるのではないか、不安が減るのではないかと考えることがあります。 仕事柄、最期の時を家族様と一緒に過ごすことがあり、そのときの心持ちをどうしたらよいのか悩むこともあります。答えは一つではなく、状況や人によって変化していくものだと思いますが、心のよりどころとなる何かがあってもいいのではないかとも感じています。人それぞれの形でよいのだと思います

    • ♯19 終活について②

      「死」は未知なる扉 多くの人が「死」への不安を抱く理由は、死が何よりも「未知」であるからだと本で読みました。人は未知のものに恐怖を感じます。特に現代では、死が日常生活から切り離された「非日常」の存在となっており、死に関する経験が少ないため、より一層の不安が生じやすくなっています。介護現場でも、死への不安を抱える高齢者の家族が多く、その多くは「最期をどう迎えたいか」を考えたことがない。このため、心の準備が整っていない状態で終末期を迎え、不安、葛藤、混乱が生じてしまうことがありま

      • ♯18 終活と終末期

        現代の終活と終末期について、介護の専門家の視点から見ていくと、特に現代社会における「死」への向き合い方に大きな変化があることがわかります。かつての社会では、死は日常の一部であり、遠い未来のものではなく身近な存在として認識されていましたが、現代ではそれが「非日常の出来事」として扱われるようになりました。この変化が、私たちが必要以上に死を不安視する要因となっています。 昔の「死」のあり方 戦後の高度経済成長期以前、日本では家庭や地域が密接につながり、誰かが亡くなると、村や町全

        • ♯17私と私と私と私

          昔から私という私は一つでなかった。 昔は私は私が1つだと思っていた。だから私と思っている私でない私をどうしていいかわからなかった。居心地が悪かった。 家族と私はいろいろと違うことが多く、家族から大きくはみ出している私は居心地が悪かった。 一緒でいることが当たり前だと思っていた子供のころの私は、家族という小さくも濃い社会になじめず過ごしていた。 親は優しい両親だと思っている。自分たちの生活も大切にしながら、子供のこともほどよく関わる。 良く言うと子供のことを尊重する親 悪

          ♯16 運が良くならない本当の理由

          そもそも運がいい人とは? 明るく前向きな人 (^o^)/ 多くの人がそんなイメージを持つのではないでしょう。 「でもそういってもさ」 と、もともと持っている否定的な心の声が聞こえてくる。 朝に今日も笑顔 運がいいと言葉に出す 言ってみたものの「ほんまかな」と疑いの心の声が聞こえてくる。 心はどこかで運が悪いと思っており、それを運がいいと思い込むために言っている。 前提としての運が悪いという部分も一緒に刷り込まれている ポジティブな気持ちや言葉の前に ポジティブな気

          ♯16 運が良くならない本当の理由

          ♯15 ワクワクの枠を超えていく!

          いつまででもワクワクは大事!相談員という仕事柄、デスクワークが多い。はっきりとそれだけでは面白くない仕事だ。 でも意味はある。面白いかどうかは別として、私のする仕事で、誰かが笑顔になっている。少し表情がほころぶ姿に、喜びを覚える感じ。 相談員だけど、しゃべるのは得意ではない。話を聞く方がまし。相手に話をしてもらって、それを聞く。相づちして、また聞く。 相手がある程度、しゃべり終わって、ほっこりと満足した顔になるのが好き 認知症の方であれば、話がループすることもよくある。

          ♯15 ワクワクの枠を超えていく!

          ♯14 幸せって?

          幸せの源泉となるものが、外にある人 他人から見てどうかという視点で考えている人。人がうらやむ生活、うらやむ物、ステータス 最初の動機としてはいいかもしれない。それはずっと使用できる燃料ではない。 他人も世間も日々刻々かわっていく。それに合わせて次から次とお金と心をを消費しながら、走らないといけいない。 コップの底に小さい穴があいていて、常に水がこぼれている。すぐには無くならないけど、水を足し続けないと乾いてしまう。 他人に幸せを預けているのだから、仕方がない。自分ではどう

          ♯14 幸せって?

          ♯13お金と幸せの関係は、お金に関する量で決まる

          幸福の源泉が外部にあると思う人は、幸福になるために多くのお金が必要になる。 お金は3つの使い方があると思う ①最低限の生存の為に必要なお金 ②自分がこうありたいと思うことに使うお金 ③他者にこう見られたと思うことに使うお金 ① 生きていくために、最低限、必要な衣食住にかかるお金  これは特に説明はなくてもわかると思います。  ここでは必要最低限、生命活動を維持するためのお金です。あまり多くは必要ではない。 ② 自分がこうありたいと思うことに使うお金  自分の内面の話 こう

          ♯13お金と幸せの関係は、お金に関する量で決まる

          ♯12 お世話され上手になりたい!

          「人に迷惑をかけたくない」という言葉を利用者さんから、よく耳にします。 いつもお互い様ですよ。次は私が助けてもらう番かもしれない。今日はお世話させて下さい。お互い様ですよ。 とあるお寺の話 あるお寺のポストカードに書かれていた言葉が、今でも心の一部として残っています。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 「人に迷惑をかけるな」という言葉を耳にします。しかし、人に迷惑をかけたり、お世話をかけたりしない生き方は容易ではありありません。 そも

          ♯12 お世話され上手になりたい!

          ♯11キャリアと独立と他業種

          介護施設の相談員3年目。このままでいいんだろうか? 介護職からの移動。福祉職としては、仕事人生の後半戦 メンタルと過剰労働を避けられれば、定年まで働ける環境ではある。 職場の人間関係は良好。同僚にも恵まれている。 上司も施設長もいい人である。 福祉施設としては、非常に恵まれてると思う。 ただ いい人と良いマネージメントが出来る人は別である。 いい人の集まり、ご利用者の為にを合言葉的に、盲目にケアしている。 そもそもの仕事の気持ちとして大切な事だけど、人の優しさにあぐらをか

          ♯11キャリアと独立と他業種

          ♯10 福祉キャリアと私

          なにがいいかはわからないが、楽しいと思える職種を探していた松本福士は、いろいろな巡りあわせなせる業なのか、私の意思と、それ以外の関係も含めて、3年に前後で異動を繰り返しています。 自らの転職も3回ありました。 介護の専門学校を卒業して、最初に就職したのは、老健の介護職でした。 ①老健デイケアの介護職員 約半年で入所(お泊り)に移動 ②老健入所 Aフロアー 約1年  ③老健入所 認知棟(徘徊棟)約2年 ④老健入所 Bフロアー 約1年半 (リーダー) ⑤同法人 訪問介護サ責(サ

          ♯10 福祉キャリアと私

          ♯9 身体の使い方と私

          80%で動く私は人よりも動かくのが遅いです。 そして自分の体が動かく限界をよく考えています。 長く体を傷めず、使う為には、普段の使い方が、大切になってきます。 8割の力で動くようにする。 あくまで普段使いの時です。いざとなった時は、短時間その場を乗り切るために全力を出します。 福祉の仕事で、特に福祉施設で介護職をしている時の話です。 多くの人が、腰にコルセットをして介護をしている人が多いです。 誰もしたくて、しているわけではなく、腰が痛いから、腰に故障をかかえているから。

          ♯9 身体の使い方と私

          ♯8 運動と私

          疲れたときほど運動したほうがよいという話 みなさんは疲れたときほど、休憩しよう、楽しようと思っていませんか? 私も昔はそう思っていました。 仕事終わりで、自転車を30分かけてかえるのですが、意外としんどくないのを疑問に思っていました。体調が悪い時を除いては、気持ちいいぐらいに感じることが多くありました。 疲れたときの運動の効果を調べましたので、少し話をさせていただきます。 疲れた時の運動では体に何が起こっているのか? 疲れたときに軽く体を動かすことで、血液循環が良くなり、

          ♯8 運動と私

          ♯7 健康と食事と私 ②

          現代の食生活と栄養バランス最初に現代の食生活と栄養バランスについて少し触れておきます。 エネルギーと栄養素の関係 私たち人間の身体になくてはならない栄養素はたくさんあります。 その中でも、エネルギー源となる栄養素は、 ①炭水化物②たんぱく質③脂質です。 これら3つの栄養素がカロリーを構成しているため、過不足なく摂取することが大切です。 炭水化物 炭水化物について炭水化物は、食物として体内に取り入れられエネルギー源となる「糖質」と、体内の消化酵素では消化できない「食物繊維」

          ♯7 健康と食事と私 ②

          ♯6 健康と食事と私

          健康を損なわない為にも日常生活の見直しが必要まずは健康を損なわない3つの事 〇食事 〇運動 〇睡眠 今回は食生活について取り上げます。 暴飲暴食はもってのほか ただ3食を規則正しく食べるというのも状況によっては不適切になることもある。 これは働いている経験値からの話である。 特養「特別養護老人ホーム」で働いていた時、3食規則正しく食べて、栄養のことも考えてられている食事。寝たきりな方で、寝て起きて食べて寝る。どんどん体重が増えてお互いに大変な思いをしたこともあります。一人や

          ♯6 健康と食事と私

          ♯5 健康寿命と平均寿命 死にたくても死ねない私たち

          健康寿命と平均寿命から考える私たちの生活。 健康寿命の定義 健康上の問題によって日常生活が制限されることなく生活できる期間のことです。 平均寿命との違い 平均寿命とは、0歳における平均余命、すなわち生まれてから亡くなるまでの時間を指す言葉です。 健康寿命との大きな違いは、その人の健康状況を考慮するか否かにあります。 健康寿命はあくまで健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間を指しているため、病気によって介護や支援を必要とする期間は「寿命」に加算されません

          ♯5 健康寿命と平均寿命 死にたくても死ねない私たち