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keyta_cinema
自傷の跡と目が合う【きっと大丈夫】
私には、両手首、両太ももに自傷の跡がある。
社会人1年目、教師1年目の6月、
人生で初めてリスカをしたことを覚えている。
この最初の1年間と、鬱で休職していた期間は
もう切るとこがないくらい腕が真っ赤だった。
そこから今日ここまで数年間、
頻度は増えたり減ったりを繰り返しながら。
でも結局「やめられた」という感覚はないまま。
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そんなこんなで今回、
人生で初めて海外旅行に行った。
綺麗な景色、様々な人達、異国の言葉に文化、
拙い英語を話し、トラブルに落ち込み、
美味しいご飯に元気を貰い、初めてだらけの日々。
そんな時、
ふと、
左手首の傷跡と目が合った。
せっせせっせと毎晩毎晩
ここに傷をつけることでなんとか自分を保っていた
一人暮らしの部屋で
ボロボロ止まらない涙を流し
赤い血を眺め、最後にティッシュで拭いて
気絶するように寝て
朝には平気なふりして
職場に行って教壇立っていた。
いつだってギリギリだった。
崖の先っぽに立っていた。
あの毎日が思いっきり
鮮明にフラッシュバックした。
ああ、
よく死ななかったよな〜と。
たくさん苦しんで喚いて傷ついて休んで
また立って、少しずつ進んで
今日、ここまでこれたんだな〜と思うと
頑張っていた自分を認めてあげたくなって
たまらなく泣きたくなった。
傷跡を優しくさすり、
また異国での日々に意識は戻った。
(自傷の跡を)あえて残しておくことも一つの手かもしれません。昔、大変な時期があったけれども、今はそこをくぐり抜けて成長したんだという証かもしれません。
以前も紹介したこの記事の通りや〜
自傷の良し悪しなんて言及するつもりはないし、
この傷跡の今後は分からないけど、
きっとこれからも私を支えてくれるはず。
私と共に生きてくれるはず。
そう信じたい。