エイルディル湖を望む【無職放浪記・トルコ編(14)】
カッパドキアの街ギョレメに滞在している間、私は周辺の奇岩スポットに歩いて出かけていってはヘトヘトになって戻ってくるというのを繰り返していた。
ラブバレーとローズバレーに行き、妖精が住んでいたという可愛らしい言い伝えが残る『妖精の煙突』という場所も訪れた。はっきりと測ったわけではないが、ここ数日は1日20キロは歩いていたと思う。
そんな日々を過ごしていたからだろうか。ある朝目覚めると、体が異様に疲れていることに気がついた。いつもは一晩寝れば回復できていたのだが、どうも体