【教育】「学校教育が悪い」という意見について
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みなさんは、
「学校教育が悪い」
と思ったことはありますか?
「悪い」
までは思わなくても、
「学校教育が変わってほしい」
というフレーズやニュアンスは
ときどき耳にするような印象があります。
あるいは、
「学校教育が悪い」
まで行かなくても、
「学校ではこんなこと教えてくれない」
とか
「学校で教えてくれたら」
と言う声も聞かれます。
本などのタイトルでも
「学校教育では教えてくれないこと」
「学校で話さないこと」
などと書かれている本もありますよね。
こうした
学校教育を悪者にする人の言い分としては
「これはとても大事だから、
みんな知った方が良い!」
というある意味正義感のものが
あるのかもしれません。
が、
学校教育ってそんなに悪いものでしょうか?
今日は、
学校教育が悪いと言う意見について
私が思うことについてお話します。
学校教育ってどうやって変わる?
「学校教育が悪い」という意見は、
学校教育が変わって欲しい。
という思いで口にする人が多いですが、
では、
学校教育ってどうやって変わるのか
ご存知でしょうか?
また
学校教育はどうやってカリキュラムが
組まれているか知っていますでしょうか?
学校教育の作られ方
学校教育の中で何を教えるか?
は、
学習指導要領と言うものに
基づいて決められます。
この学習指導要領とは、
文部科学省の中で作られるのですが
どんな内容をどの学年で教えるか?
を決めています。
(正確に言うと中教審というところですが、
文部科学省の中で決まると
だいたい意味は同じです)
学習指導要領はおよそ、
10年に1回改定されます。
学習指導要領が決まると?
どの学年で
どんな学習内容を教えるのか
学習指導要領が決まると、
次に教科書が決まります。
教科書も、
学習指導要領に基づいて
適切かどうか、
何度もチェックが入ります。
よくあるのが、
社会の歴史の教科書。
記述文が正しいか検定を通ったか?
と言うニュースが流れることも。
そんな
ニュースが流れているのを
見たことがある方もいるかもしれません。
学習指導要領に基づき、
どの学年の子に
どんなことを教えたらよいのか、
教科書が決まる、
という流れです。
教科書とあわせて行われること
決まった学習指導要領にもとづき
教科書のほかにもう一つ
行われること。
それは、
先生たちの研修です。
教える内容が決まると、
どう子どもたちに教えたらいいのか?
研究や研修が行われます。
学年が入れ替わるぐらいの変化であれば、
たいした問題はありません。
例えば
今まで4年生で教えていたことを
5年生で教わるのような変化は
「変わるのね」
くらいの認識です。
ところが、
例えば、
「新しく英語を始めます」
とか
「プログラミングを取り入れます」
などとなると、
1から勉強しなくてはいけません。
それが10年に1回行われるのです。
ものすごく長い年月と労力がかかる
つまり、
学校教育が変わると言うのは、
ものすごい
長い年月がかかるのです。
10年に1回のタイミングで、
新しく教える内容を入れると
今まで教えていたものを、
削ったり
他の学年に移行させたりして、
教科書を作り直し、
先生方の研修して、
という作業が必要なのです。
この作業がいいかよくないかは
別にして
学校教育が悪い、
変わって欲しいと思っている人は、
このプロセスをご存知でしょうか?
この話はまた別記事に続きます。
まとめ
本日も最後まで読んでくださり、
ありがとうございました!
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