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教材屋の独り言

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教育関係の記事を放り込んでいます。「教材屋」と言ってますが「教材販売店」の人ではなく、「教材を作っている人」です。でも最近は広める・売る仕事の割合が大きくなってきました。軸はどこ…
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#教育

「私大難化」記事を読んで

「私大難化」記事を読んで

巷で話題の私大(の文系)難化の記事。

●上位進学校の生徒が滑り止めとして私大を受けた
●指定校推薦の利用者が増えた結果、一般入試の合格定員が減った

いずれも、入学定員管理の厳格化による安全志向の高まりによるもの、のようです。あと、新入試を見据えた浪人回避も。

この指摘がどこまで的を射たものなのかはちょっとわからないのですが(首都圏だけという説もある)、「難化」と言われると「試験が難問化した」

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大学時代の研究について #自己紹介

大学時代の研究について #自己紹介

1. プロローグ今から20年前、第一希望(本当は第二希望)の前期試験に落ち、後期に受けた第二希望の大学に進学した当方、受験生時代も入学後も…

特定の学問というよりは、いろんなことを学びたい!
だから「総合科学」「人間科学」的な学部学科で学びたい!(これで割と志望校が特定できるかも)

という熱い思いがあり、文系ジャンルの授業にいろいろと出ておりました。

2. やっぱり自分は教育だ「社会調査実習

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教育系ライターって意外と少ない?

教育系ライターって意外と少ない?

今の私の仕事は、言うなれば広告宣伝営業販促ジャンルの統括なんですけど、困ってることがひとつ。

教育情報系で力のあるライターさんが周りにいない。

広告や販促のための媒体(パンフやらフリペやら)をいろいろと製作せねばならないのですが、そこで必要なのが教育に明るい&書ける人。取材してまとめるのではなく、いわゆる文教施策や教育トレンド、進学情報(塾予備校事情含む)を常にウォッチしていて、クライアントの

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【読書メモ】私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む

【読書メモ】私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む

Kindleセールで飛び付いたのですが、良書でした。

私たちは子どもに何ができるのか ― 非認知能力を育み、格差に挑む
ポール・タフ (著)/高山真由美(訳)(英知出版)■評価:★★★★★アメリカの事例ベースではあるが、教育に携わる人、そして親は読むべき本だと思います。

■よかった点①非認知能力の再定義ここ数年のホットワードである非認知能力について再定義しつつ、生育環境・学習環境の重要性を説

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【塾チラシ観察】高まる私学人気&思考力と表現力

【塾チラシ観察】高まる私学人気&思考力と表現力

今日のチラシはご存じ日能研。

■ このワード、ご存知ですか?

「このワード、ご存知ですか?」はなかなか興味深く。「グローバル教育」がちょっと浮いていますが(一般語に近い気も。共学化もそれ自体は…って感じ)、知ってるようで知らない言葉が並んでいるように思います。どうやら私学の教育を表すキーワードのようです。

■ 高まる私学人気上のキーワードの説明があるかな…と思ったら、ほとんどの言葉はチラシの

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