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大学時代の研究について #自己紹介

1. プロローグ

今から20年前、第一希望(本当は第二希望)の前期試験に落ち、後期に受けた第二希望の大学に進学した当方、受験生時代も入学後も…

特定の学問というよりは、いろんなことを学びたい!
だから「総合科学」「人間科学」的な学部学科で学びたい!(これで割と志望校が特定できるかも)

という熱い思いがあり、文系ジャンルの授業にいろいろと出ておりました。

2. やっぱり自分は教育だ

「社会調査実習」という割と人気の社会学の講座が3年時にありました。各人が興味のあるテーマを設定し、特定のフィールドに3泊だか4泊だか泊まり込んで調査するというもの。

私の年のフィールドは和歌山県太地町。ご存じクジラの町。社会学とか文化人類学的な観点でテーマ設定する者が多い中、私が悩んだ末に選んだのは、「太地の小中学生は、郷土にどのくらい愛着を持っているか」という郷土教育メインの質的調査でした。学校にお願いしてアンケートさせていただき分析して…実は結論含めてあまり記憶がないんですが、とにかく教育をテーマに選んだ。

もともと、将来は教師になりたいという夢がありました。でも教育だけ学ぶのはつまらない、という立場だったのですが、無意識のうちに、結局は学びも研究も教育ジャンルに収斂していったのでした。

3. やっぱり自分は現場だ

教育を研究する、といっても分野は多岐にわたります。ただ、今一つ文献研究に興味が持てなかった私は、教育心理学やら教育社会学やらを齧った末、授業実践研究のゼミを選択。教師を目指す自分にとって有意義な研究テーマとは何だろうと考えた末、選んだ卒論テーマが

「新任教師の成長課題」

でした。

協力校のご厚意により、授業をビデオで撮影。プロトコル起こしをして、先行研究をベースに言わば「先生のイケてないところ」をあぶり出していくという研究で、授業を見られて分析される新任の先生にはさぞ邪魔な存在だっただろうと思います。ご協力くださったことへの感謝は忘れません。

最終的には初任者研修のあり方の提案までいったと思いますが、稚拙な内容で恥ずかしすぎて見直したくはありません…ともかく、(教育の)現場を見て考える大切さを身をもって知ることができたのは大変貴重な経験でありました。アンケートで見えることもあれば、現場に立ち会うことで見えることもある。

4. エピローグ

こうして卒論を仕上げ大学を卒業した私は、教師になるという夢を叶えたのでした。

というわけではなく、このあと寄り道したうえ違う方向に向かって歩むことになるわけですが、それはまたの機会に。

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