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弱おじの本棚

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2024年1月の記事一覧

人生のモチベが上がる一冊〜「テストステロンブースター」を読みました〜

人生のモチベが上がる一冊〜「テストステロンブースター」を読みました〜

渡邉洋樹さんの「テストステロンブースター」を読んだ。

テストステロンの重要性を改めて実感でき、モチベーションが上がった。

人生を楽しむために、テストステロンはとても重要な鍵を握っていると思う。
むしろ、テストステロン値さえ上げておけば、人生は素晴らしいものになるという予感さえある。

私が取り組んでいるのは筋トレ。
テストステロンを高めて人生をより豊かにするためだと思えば、苦痛は喜びでしかない

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守られ守り生きていく。〜「青空と逃げる」を読みました〜

守られ守り生きていく。〜「青空と逃げる」を読みました〜

辻村深月さんの「青空と逃げる」を読んだ。

とても良かった。
感動した。

物語は母と少年が各地を転々としながら力強く生きていく様を描く。
母側からの視点、少年側の視点が交互に描かれることで、双方の感情がとても伝わってくる。

本書を読んで感じたことは、母への感謝だ。
これは少年側の視点に通ずる。

不安と葛藤を抱えながら、それでも自らを奮い立たせて我が子を守っていく母。
きっと私の母も、様々な感

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人生を前向きに考えるきっかけとなった一冊〜「妊活大事典」を読みました。〜

人生を前向きに考えるきっかけとなった一冊〜「妊活大事典」を読みました。〜

「妊活大事典」を読んだ。

この本を手に取ってるってことは、僕は子供が欲しいのだろう。

妻となかなか深い話ができないでいた。

人生の話とか、子供の話とか。

きっと、僕の頼りなさが原因だったと思う。

妻はそんな僕に折り合いをつけて、どうにか日々をやり過ごしてきたのかもしれない。

今度はちゃんと、僕が男を見せる番だ。

待たせてごめんね。
でもちゃんと、未来のことを考えているんだ。

言葉に

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「なれのはて」を読みました。

「なれのはて」を読みました。

加藤シゲアキさんの「なれのはて」を読んだ。

直木賞候補にもノミネートされた一冊。

とても厚みのある物語だった。

一枚の絵から物語が過去へと広がっていく構造が素晴らしかった。

初めて著者の本を読んだが、表現がとても綺麗だなと感じた。

他の作品も是非手に取ってみたいと思います。

「R帝国」を読みました。

「R帝国」を読みました。

中村文則さんの「R帝国」を読んだ。

パンサー向井さんがラジオで紹介していた本。

結構前に書かれた小説なのに、現代の闇を確かに表現していて驚いた。

SNS、ネットニュース。
様々な情報に踊らされている現代人。

便利になったけど、その便利さに振り回されて大切なものを見失わないようにしたい。

幸せに生きるために、僕は人間らしく生きていたい。〜「サピエンス全史」を読みました。〜

幸せに生きるために、僕は人間らしく生きていたい。〜「サピエンス全史」を読みました。〜

ユヴァル・ノア・ハラリさんの「サピエンス全史」を読んだ。

分厚い。
人類の長い長い歴史を書いているのだからそりゃそうだ。

僕たちが生きるのはせいぜい100年。
長い長い人類の歴史の中の、ほんの1ページにも満たない瞬間だ。

そう考えれば、気持ちが楽になる。
取り止めもないこと。
少し生きて、あとは死んで終わっていく。
悩みなんてちっぽけに思える。
広い海を見て、悩みが些細なことに感じられるみた

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夢中になれる何かを探していこう。 〜「エヴァーグリーン・ゲーム」を読みました〜

夢中になれる何かを探していこう。 〜「エヴァーグリーン・ゲーム」を読みました〜

石井仁蔵さんの「エヴァーグリーン・ゲーム」を読んだ。

本作品の題材はチェス。
私はルールを知らないし、やったこともない。
将棋ならあるけど。
だけど、文字を読むたびに脳内で駒が動き出す。躍動して物語を紡いでいく。

そんなことやって何になるの?
意味あるの?金になるの?
チェスだけじゃなく、何かに打ち込む人間を揶揄するためによく聞く言葉たち。

楽しいから。
これが生きがいだから。
胸を張って、

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「生成と消滅の精神史」を読みました。

「生成と消滅の精神史」を読みました。

下西風澄さんの「生成と消滅の精神史」を読んだ。

すごい。分厚い。
電子書籍で読んだのに分厚い。

内容は難しくてきっと1割も理解できていないのだろうけど、心を巡ってこの長い歴史の中で多くの偉人たちが苦悩してきた事実を知れただけで、なんだか救われた気持ちになった。
そうだよな。生きることって、心ってしんどいよな。みんなそうだったんだ、僕だけじゃなかったんだ。

答えが出ないから面白いとも言える。

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あなたを幸せにすることが僕の幸せ〜「この恋は世界でいちばん美しい雨」を読みました〜

あなたを幸せにすることが僕の幸せ〜「この恋は世界でいちばん美しい雨」を読みました〜

宇山佳佑さんの「この恋は世界でいちばん美しい雨」を読んだ。

幸せとは、大切な人のために生きることなのだと感じた。

大切な人のために生きることが喜びであり幸せ。
この人のために何かをしたい。
そう思える人が隣にいてくれることは、幸せであり奇跡なのだ。

そのことに能動的に気づいていたい。
当たり前に生活を営んでいると、当たり前のようにその奇跡を忘れてしまう。人は幸せに簡単に慣れてしまう生き物だ。

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