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幸せに生きるために、僕は人間らしく生きていたい。〜「サピエンス全史」を読みました。〜

ユヴァル・ノア・ハラリさんの「サピエンス全史」を読んだ。

分厚い。
人類の長い長い歴史を書いているのだからそりゃそうだ。

僕たちが生きるのはせいぜい100年。
長い長い人類の歴史の中の、ほんの1ページにも満たない瞬間だ。

そう考えれば、気持ちが楽になる。
取り止めもないこと。
少し生きて、あとは死んで終わっていく。
悩みなんてちっぽけに思える。
広い海を見て、悩みが些細なことに感じられるみたいに。

後半の文章が突き刺さる。
人類は進化してきたが、その幸福度は上がっているのかと。

確かに、昔よりはるかに豊かな生活をしている。
スマホで暇を潰せるし、好きな時にコンビニで食糧にもありつける。
でも、不幸な顔して下を向いて歩いている人間が世界にはたくさんいる。

幸せとは何か。
幸せに生きるためにはどうすればいいか。
本書は単なる歴史書ではなく、人間とは、幸せとは何かについて突きつけてくれるいわば哲学書のようなものだと僕は感じた。

今の自分に置き換える。
今、割と幸せに生きられている。
なぜだろう。
「運動」がいい働きをしてくれていると感じている。

本書で幸せは内側から出るホルモンなどに影響されると記載があった。
幸せとは外部の要因によらず、内面から湧き出るものだと。

僕がトレーニングで意識していることは、狩猟民族のように身体を動かすことだったりする。
結局狩猟民族としての期間が長かったのだから、人類は今の世界にうまく適応できてない。
脳や体内のホルモンは、身体を動かして獲物を狩り、幸せを感じられるようにきっとメカニズムされている。

幸せになるコツは、歴史を遡ることなのではないか。
僕たちがかつて生きていた時代を思い出し、昔ながらの生活を体現してみる。
そうすれば、自然と幸せは内側から滲み出る。
恵まれた今に感謝する心の余裕も生まれる。

本書を読んで、僕は進化心理学や哲学、人間の幸せとは、とか、そんな話に興味があるのだなと感じた。
そして難しい本を読むことで、なんとなく視野が広がった感じがする。

人生は楽しい。
もっと色んな見識を身につけて、人生を豊かにしていこう。

流し読みでも構わないので、是非チャレンジしてみてください。
世界が広がり、人生が少し楽しくなるかもしれません。

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