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あなたを幸せにすることが僕の幸せ〜「この恋は世界でいちばん美しい雨」を読みました〜

宇山佳佑さんの「この恋は世界でいちばん美しい雨」を読んだ。

幸せとは、大切な人のために生きることなのだと感じた。

大切な人のために生きることが喜びであり幸せ。
この人のために何かをしたい。
そう思える人が隣にいてくれることは、幸せであり奇跡なのだ。

そのことに能動的に気づいていたい。
当たり前に生活を営んでいると、当たり前のようにその奇跡を忘れてしまう。人は幸せに簡単に慣れてしまう生き物だ。

利他的に生きたい。
その範囲を、大切な人から少しずつ広げていけたら理想的だ。
まずは目の前の一人の幸せを祈ること。
その人を幸せにすることに全てを賭けて生きてみればいい。

人はいつか死ぬ。
大切な人と別れる瞬間が例外なく必ず訪れる。
そのことを忘れない。
制限があるからこそ人生の豊かさが身に染みる。
いつか終わるからこそ噛み締めて生きていく。
何気ない日々が幸せだったと気付く日が訪れる。その日が後悔に包まれないように、今この瞬間から感謝の気持ちを抱いて生きていく。

幸せにしたいと思える対象が増えれば、その分幸せも多くなる。
だから僕は家族を求めるのかもしれない。
いつか子供が誕生して、その子の幸せを祈りながら生きられたら、もっと幸せになれそうだ。

自分の幸せはとりあえず置いておく。
大切な人を幸せにしていけば、自ずと自分も幸せな気持ちに包まれていく。
ただ、大切な人を幸せにするためには、心の余裕も必要だ。ギリギリの状態では大切な人を守れない。だから自分も大切にしていく。大切な人を大切にするために、僕は僕も大切にしていこう。

人類のためとか社会のためとか、そんな大それたことじゃない。僕にそんな大きなことは成し遂げられないかもしれない。
でも、たった一人、まずはあなたを幸せにしたい。する。そのことに人生を費やしていきたい。結局それが自分を幸せにする唯一の道だと気づきはじめているから。

この人のために生きるという初心を忘れずにいよう。
そして誰かのために生きるという幸せは当たり前なんかじゃなく、奇跡なんだと自覚して生きていこう。

あなたの幸せが僕の幸せ。
全ての行動の根本に「あなたのため」が存在していれば、きっと日々はより彩りを増していくだろう。

時には痛みも生じるだろう。
分かり合えない苦しみもきっとあるのだろう。
全部受け入れて、幸せへの過程だと前向きに解釈していこう。歓迎すべき痛みなのだと、全てを受け入れて生きていこう。

与える人生でありたい。
与える幸せを、与えられる人生でありたい。

大切にしたいと思える人が、今の僕にいる。
その奇跡に感謝して。後悔のないように。
幸せを求めることさえ忘れるくらいに、あなたの幸せを思って生きていけたらと思う。

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