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合気道は本当に使えないのか?!

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合気道をメインに武術や達人技について解説していきます。
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記事一覧

合気上げを2時間でできるようにする

合気上げを2時間でできるようにする

先日、某業界で有名な先生にあった。僕はその先生の講義を聞いたことがある。その時に発勁のようなものをしていた。ご自身の興味の中で試行錯誤しているのがみてとれて偉そうな立場でものをいうなら微笑ましかった。素人が一生懸命研究した感じが見てとれたのだ。僕が助言したらきっともっと理解が深まるのになと思っていた。
その人が日本にいる人なら道場に行ったりしていただろう。しかしその人は海外住まいなのだ。おそらくY

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井上尚弥選手のフック🥊

井上尚弥選手のフック🥊

現代ボクシングの最高傑作と言っても過言ではない選手が井上尚弥選手だとは常々言ってきた。先日ネット記事の写真で井上尚弥選手が左フックを打っている写真が上がって、前腕と上腕の太さが変わらないという記事があった。
しかし、僕が見た時に気になった部位はそこではない。

左広背筋の下の部分

だ。フックを打った時にここの部分が緊張しているのだ。これは肩でフックをする腕を振っているのではなく、肚からフックを打

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肩のポジションって難しいよね

肩のポジションって難しいよね

僕は肩のポジションをずっと悩んでした。それはなぜか?

腕が横についている、腕は肩についていると思っていたからだ。

腕は横についている間違い単純に腕は横についていると思っていた。勝手な思い込みだ。
肩の骨の形を見れば明らかなのだが、腕は前につく。
腕を横につけようとすると、胸を張り、肩の後ろが詰まる。この緊張があると力が体幹に流れていかない。つまり殴ったりすると肩で衝撃を受けることになる。これで

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顎でバランスをとる

顎でバランスをとる

友人であるあたおか歯科医師と話をした。
前々からその友人は顎関節症の根本的な原因は姿勢にあるといっていた。
厳密にいうと顎関節症の一部(分類がある)らしい。
それは二足歩行のヒトという動物に至ったため、バランスを取るということを無意識にすることになったからだ。

顎は頭部に位置するので、二足歩行をする上での重要度は高い。
脳があるということもさることながら頭部自体が重いのだ。
そのため後頭筋周辺の

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腰の位置と腹と肚

腰の位置と腹と肚

一般的な腰の位置とはどこのことだろう。
おそらくくびれているところを指すのではないだろうか。
ファッションとかだとそうなのだろう。ベルトをつける位置とかを腰とする西洋文化の影響だ。別に悪いことではないが、使うTPOによって腰というものはどこを指すのか定義していかないといけない。

運動や武術においての腰は骨盤の高さになるだろう。両側股関節の高さだ。そして、その中心のあたりを肚とすると僕は思う。そし

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正しい歩き方をほとんどの人が知らない。

正しい歩き方をほとんどの人が知らない。

みなさんはどのように歩いているだろうか?
ほとんどの人は脚を前に放り出しながら歩いているのではないだろうか?

もしかしたら状況によるのかもしれないが、基本的には僕は間違っていると考えている。足のことを考えた靴みたいなので、踵から着地みたいなものをよく見るが間違っていると僕は考えている。

僕が思うヒトという動物がデザイン的にされている歩き方というものがあると考えている。どういうものかというと、

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武術セミナーをハシゴしたあたおか歯科医師の話②

武術セミナーをハシゴしたあたおか歯科医師の話②

さて、続きになります。
次の日は武軸セミナーに行ってイス軸の西山さんと影武流の雨宮さんに会ってきたそうです。

イス軸の西山さんはスワイショウをしていたそうですが、話を聞く限り僕のいつもしているスワイショウとは動きが少し違いました。同じものもありましたが、スワイショウの動きはこれというものがあるわけではなく、最低限のルールがあると言った感じなのでしょうか。そこはすみません。僕の不勉強です。

友人

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武術セミナーをハシゴしたあたおか歯科医師の話①

武術セミナーをハシゴしたあたおか歯科医師の話①

先日、いつも話をするあたおか歯科医師の友人がコロナ明けで行われ出した武術セミナーに行ってきた時の話を聞いたのでその話をしましょう。

この土曜日に菊野克紀さんの誰ツヨ道場と日曜日にイス軸の西山さんと影武流の雨宮さんの武軸セミナーに行ってきたそうです。

まず、菊野さんの方に関しては子ども連れで行ったそうで迷惑かけて他の人に申し訳なかったと言っていました。

その時に菊野さんに胸元を殴ってもらったら

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日本の武術は世界一❗️

日本の武術は世界一❗️

僕がハマった沼は武術だ。
日本の武道といえば、柔道、空手道、合気道などなどある。
僕が研究している範囲は古武術などとも言われたりするが、
それらの術理に僕は興味がある。
一見やらせに見えるようなものでも、
実は緻密な術理がある場合と、
本当にやらせもある。
そこがよくないところではある。

しかし、それでもなお本物というのは存在するのだ。

そしてその多くはヒトという動物の構造を本当によく使ってい

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日常生活で鍛える

日常生活で鍛える

先日コメントをくれたひとがいた。
おそらくかなり功夫を積んでいる。
僕など足元にも及ばないだろう。
その中で話題に出たので、
少し書こうと思う。

『日常生活が鍛錬になる』というものだ。

僕は以前からそう思っていた。
なんでも勉強になり、意識次第で鍛錬になると思っていたのだ。
それ自体は間違っていないと思う。

しかし、今は少し認識が違う。
文字通り日常生活自体を鍛錬に使うことができるのだ。

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影武流は比較的最近できたものです

影武流は比較的最近できたものです

最近武道系のYouTubeを見ていますと、
影武流の雨宮さんがよく出てきます。

一応武田のうんぬんかんぬんと言うことになっています。

僕のnoteの記事の中で影武流の記事がよく読まれているので、
久しぶりに少し書いてみようと思います。
正直あまり絡みたくないし、
ひとを否定するような内容になるので、
あまり自分としても好ましくはないです。
しかし、需要があるなら書きましょう。

僕が影武流の最

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武道や武術をすると健康にならなければならない💪

武道や武術をすると健康にならなければならない💪

僕は武道や武術をすると健康になるべきだと考えている。
ヒトである以上いつかは死ぬ。
しかし、ギリギリまで動けているのが大事だ。
僕が知っている達人はおじいちゃんでも劇的に強い。
そして、軽やかに動く。
QOLを上げるうえでもそれが大事だと思うのだ。

特に選手であったり、道場主になったり、
流派を立ち上げるとかでない限り、
基本的に怪我をするほど追い込むのは違うと僕は思っている。

身体を鍛えるう

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『無敵の人』に対抗手段はない

『無敵の人』に対抗手段はない

先日、インターホンが鳴ってそれに出た旦那さんが刺されたというものがあった。
犯人は50代の男性で、複数回刺されたというものだった。
妻はその男に見覚えがない。
そのまま犯人は逃走、数日後自首をするという事件があった。

これは犯人が被害者の持っている不動産の店子で、
家賃(およそ4万円)が払えず、
裁判所から退去命令が出たことに腹を立てた犯行だったのだ。
もちろん被害者は法律に則って動いている。

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武術物理学(自分の力で怪我)

武術物理学(自分の力で怪我)

特にトップアスリートになると力が強過ぎて、
自分の力で怪我をするということがよくある。

野球選手であれば、バットを空振りして手首を骨折とか、
サッカー選手であれば、ボールを蹴るのを空振りして
膝を痛めるとか、
ラグビー選手なら走り出した瞬間に靭帯断裂などだ。

僕の考えでは人間の身体をうまく使えていたら、
自分の力で怪我をするようなことはないと考えている。

僕がずっと提唱しているヒトの身体の機

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