何かのきっかけになるかもしれないし、ならないかもしれないこと③ 「自分なりに養生」
あまりに辛い体調不良の日々が続き、漢方医のいる病院を受診しました。そこで処方された薬、自己診断から、私の不調の元は「体質」にあることがわかり、私は「体質」を変えたい!と決意しました。
生活習慣の改善
しかし体質を変え、自律神経を整えるには、今までの暮らしでの悪い習慣を変えていかないといけません。同じ生活をしていれば変わるものも変わりませんからね。
今までの自分なら、悪いとはわかっていながらも、ズルズルと夜更かし寝不足生活を続けていたことでしょう。
ですが、看護師をしている知り合いのある言葉でちょっと意識が変わったのです。
「いくらお医者さんに診てもらっても、お薬を飲んでも、こういう不調は生活習慣を整えなければ意味ないよ。」
ザックリと突き刺さりました。
うっ……確かにそうだ。お世辞にも整っているとは言えない生活習慣。特に睡眠に関して。
心のどこかで、今まではこれで大丈夫だったんだから、と思う自分もいました。確かに今までは…この生活習慣でなんとかなってたかもしれないけど。たまたま大きな不調が出てなかっただけで、ずっと体の負担になってたとしたら……。
でもこれってつまり、今までみたいな学生らしいちょっとした無茶は、もう諦めろってことなのかな?と悲しくなったりもしました。
だけど良いんです。とりあえず、今のところは。
今は健康な体を作ることが第一優先。そして、ゆくゆく、たまにちょっとした無茶をしたとしても簡単に揺れ動かない様な体を作ることを目標にしました。そのためにも、今は健康的な生活習慣を心がけよう!と思ったら自分も納得することができました。
続かないような無理はせず、「自分なりに養生」です。
具体的に変えたところは次のとおりです。
1:早寝早起きを心がける
大学がある日は6時〜8時起床ですが、休日は2時半就寝、11時過ぎ起床が普通でした。
これでは平日と休日で起きる時間に差がありすぎて、体や自律神経の負担になっていただろうと考え、最近休日は8時半に起きるようにしています。
突然ですが、子午流注という東洋医学の考え方をご存知でしょうか。
子午流注とは、24時間を2時間毎に12等分し、それぞれの時間に活発に活動するとされる臓器を示した物です。また、その時間帯にどう過ごせば、その時間を担当する臓器がしっかりと活動してくれるのかも教えてくれます。
例えば、23時〜1時は「胆」の動きが活発になり新陳代謝が良くなります。成長ホルモンも多く出る時間帯なので、この時間によく眠ることで翌日の元気につながります。
また、1時〜3時は血液の貯蔵庫である「肝」が働く時間なため、しっかり寝ることで、血液が肝に集中し解毒、体の修繕をし、新鮮に血が生み出されるようになると考えられています。
詳しくは、解説するサイトもたくさんあるので調べてみてください。
①でも就寝時間については触れたのですが、私はとにかく寝る時間が遅いのです。
たとえ7時間や8時間寝ていても、こういった体の修復のための時間に眠れていないと、体は回復していかないのかもしれません。私の場合、休日は8時間以上寝ていましたが、就寝は大体2時頃だったため、「胆」の活発な時間には休めていなかったと言えます。
就寝時間はなかなか早めるのが難しくて、0時くらいには寝ようと思ってもどうしても1時になってしまいます…。寝る支度を始めるのが遅いのが原因の一つな気がしているので、23時過ぎには寝室に行く準備を始めようかな。将来的には23時台就寝を目指して、まずは0時就寝から!
2:朝散歩をする
朝散歩は、朝の日光を浴びることによる体内時計のリセット効果や、セロトニンの活性化などの効果があります。しかし私にとっては、それと同じくらい大事な役割が他にもあって、それは体調のことから気を紛らわす事でした。
体調を崩してすぐの頃、一日中とにかく吐き気と不安でいっぱいでした。とにかく気を紛らわすために、朝は散歩に行っていました。
眠りが浅かったためか、普段ロングスリーパーの私でも8時ごろには目が覚めていました。早く目が覚めてしまうと、活動時間が長くなり(つまり吐き気に耐えるだけの時間が長くなる)辛かったのですが、これ以上は眠れないので仕方がありません。
正直起きている時間は吐き気でずっと辛かったので、毎日「どうやって1日をやり過ごすか」「辛くない時間をどれだけ作れるか」みたいなことばかり考えて生きていました。
歩いている時間は、不調のことが少し頭から離れていたのです。完全にはいなくなりませんが、ぼやける程度には存在感が少し薄くなっていました。
ぼやける程度でも体調のことばかり考えているよりずっとマシです。
体調のことばかり考えているから、さらに不調に敏感になって、体調が悪くなる…という悪循環になってしまうんだろうと思います。
気を紛らわすついでに、体内時計のリセットやセロトニン活性化が出来れば一石二鳥だな〜という気持ちで毎日歩いていました。
3:お灸・ツボ押し
自分がおそらく自律神経失調症だと知ってから、ネットで調べる中で目にすることが多かったので、トライしてみました。
お灸も東洋医学の道具なので、「症状をピンポイントで消す」というよりも、「その症状をもたらす体質を改善する」のが得意な道具です。
なんとなく私には合ってるな〜と思っています。
最近ではすっかり寝る前の習慣になっています。
短期間での劇的な効果は感じていませんが、お灸を据えた後はなんとなくスッキリする感じがあります。今スッキリしていなくても、お灸をすれば少しは変わるかも〜と思えるのが良いです!体を心地良くするための選択肢は、多いほど安心につながるんじゃないかなと思います。
お灸を据える以外でも、お風呂に浸かっている時やベッドに入ってからなど、指のツボを押したり、脚に通っている経絡(ツボの連なり)を刺激するストレッチをしたり、色んな場面でツボの刺激をしています。
4:ストレッチ・瞑想・ヨガ
起床後、または就寝前にこのどれかをやっています。
私の体には、猫背・巻き肩・ストレートネックの歪み三銃士が揃っています。昔はもっと姿勢良かったしコリもあるし、これらをほっといて良い事はないだろう…と思い立ち、YouTubeで動画を探して肩こり首こりや姿勢改善ストレッチをやっています。
ちなみにストレッチは私にとっての運動習慣も兼ねています。本当に痩せ型で筋肉0な人間なので、YouTubeなどに載っている初心者向け筋トレ動画でも真似をすると、次の日に体が重く調子が悪くなることがあります。
初心者向けなのにオーバーワーク?じゃあ何をして筋肉をつけろって言うんだ?と思いました。しかしネットで、「そういった筋トレ初心者はストレッチでも十分な筋トレになる」と記事で読み、ストレッチに変えました。そもそも、筋トレ動画の真似で体調悪くなるのも思い込みかもしれません。
また、私は常に頭の中で色々な情報が渦巻いているタイプです。色々な情報を入れ続けていないと落ち着かないのです。渦巻いている割には、大事なことについて集中して思考が出来ません。これって脳疲労なのではないか?と気づき、脳を休めるために瞑想を始めました。
瞑想で一つのことに集中することに慣れて、思考があっち行ったりこっち行ったり、無駄な不安を引っ張りだしてこないように変えていけたら良いなと思っています。
そしてヨガは、ストレッチと瞑想のいいとこ取りをしています!凝り固まっている体を伸ばしてほぐしながら、呼吸に集中することで頭も落ち着かせていく…。寝起きで日光のあたる場所でヨガをし体内時計をリセットし、寝る前は部屋を暗くしてヨガをして質の良い睡眠に繋げていく…。
ヨガは、睡眠前後の儀式のようなものになっています。
以上が、今私が心がけている生活習慣です。書いてないことや、細かい内容については、また別のnoteに書くかもしれません。
そんなの当たり前でしょうがぁ!!!という内容もあったかと思います。すみません、その当たり前をしていなかったんです私は……。
なにか体を変えていく方法無いかな?とか、これって効果あるのかな?と思っている方の参考になれば嬉しいです!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?