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ランドセルと引きかえに。
わたしは小学生の頃、学校にランドセルを忘れて帰ったことがある。
忘れたことに気が付いたのは家に着いてから。
母が学校に電話をしてくれ、またとぼとぼと取りに戻った。
途中でクラスメイトの男の子何人かとすれ違い
「ランドセル忘れてたぞー!」
とケラケラからかわれたのが恥ずかしいやら悲しいやら、泣きながら取りに戻った。
何故、ランドセルなどという大きなものを忘れてしまったのかと言うと、この日わたしは、
愛すべき、小さき者たち。
わたしは、小学校低学年以下くらいの子どもたちのことを、敬愛を込めて「小さき者」と呼んでいる。
たくさんいらっしゃる小さき者たちの中でも、特に目が離せないほどの魅力を放っているのは、やはり2人の姪だろう。
彼女たちと出会ったのは、約3年前の夏と、おおよそ去年の初夏である。
出会った当初と比較すると、仲良くしてもらえていると思う。…多分。
そもそも、言葉を使う仕事を生業とし、言葉で表現することに躍起
おもちゃのカンヅメ、2つ。
今も昔も、お菓子が大好き。
時々は、食事時間に「ごはんよりもお菓子を食べたい」と思う日もあるくらいにはお菓子が好きだ。
特に好きなお菓子は、悩むけれど、やっぱりチョコレート。
シンプルなチョコレートもいいし、ポッキーやアルフォートもいい。
ナッツが入っているのもすごく好きだ。
いまでこそ大好きなチョコレートだが、子どもの頃は取り立てて好きではなかったような気がする。
食べている最中は甘くておいし
向いているとか、向いていないとか。
これまで、明確に書いたことはなかったが、わたしが現在勤めているのは広告制作会社である。
肩書はなんと、「コピーライター」。
立派過ぎてくらくらする。
この肩書をもらった6年前はうれしくってくらくらしたけれど、今はふさわしくなさにくらくらする。
無理むり、わたしはコピーライターなんて向いてない。
幼い頃から、それはそれはたくさん書いてきた。
祖父母の家に泊まった日には過ぎたカレンダーの裏に新聞を作
打ち合わせにて、尊敬している代理店の方に初めて原稿一発OKをいただく。うれしい。メールでなく、伝言でなく、ダイレクトに褒めていただいたのも初めてである。うれしい。こんな風に、「わたしなんて」というタイミングで誰かがぽんっと飴ちゃんをくれるから、うっかり続いて6年が過ぎたのだった。
曖昧な記憶の先に、ピンクの宝石。
わたしが幼稚園生だった頃、キラキラ輝く、宝石のようなキーホルダーが流行った。
恐らくアクリル製であろうそれは、大きさも色も形もさまざまで、クラスの子でも何かしら持っている子が多かった。
もちろんわたしも憧れていてうらやましく思っていたが、なかなか買ってもらえなかった。
ここで記憶が飛ぶ。
わたしは、ピンク色の宝石キーホルダーを持っていた。
結構大きくて、3センチくらいはあっただろうか
すっかりご部沙汰してしまいました。
一昨年のガンが転移したため、昨年秋から治療していました。落ち着いてきたので、またボチボチ再開します。
日記のはじまりは、すもも。
初めて日記を書いたのは、小学校2年生だったと思う。
きっかけも、タイミングも忘れてしまったけれど、母が日記帳を買ってくれたのが、人生における日記との出会いだった。
初めて手にしたそれは、ピンクの小花柄で、厚さは1.5センチくらいだっただろうか。
しっかりとしたハードカバー、表紙にはサンリオキャラクターのマロンクリームが控えめに描かれていた。
そして、なんと、鍵がついていたのである。
表紙と裏表紙を
なんちゃってお嬢様への道。
わたしは、地元にある私立女子大の文学部の卒業だ。
ちょうど、両親から上の世代ならば
「まぁ、〇〇大学?お嬢様ねぇ」
「へぇ!〇〇大学の文学部か!優秀だなぁ!」
という評価をもらえるような、昔は良いところのお嬢様が通うような女子大だ。
わたしはずるい人間なので、こう言われたら
「いえいえ、それほどではないんです」
と謙遜しつつも、そのイメージにちゃっかり乗っかってきた。(ありがたや。)
そもそも、こ