日記のはじまりは、すもも。
初めて日記を書いたのは、小学校2年生だったと思う。
きっかけも、タイミングも忘れてしまったけれど、母が日記帳を買ってくれたのが、人生における日記との出会いだった。
初めて手にしたそれは、ピンクの小花柄で、厚さは1.5センチくらいだっただろうか。
しっかりとしたハードカバー、表紙にはサンリオキャラクターのマロンクリームが控えめに描かれていた。
そして、なんと、鍵がついていたのである。
表紙と裏表紙を留めるように施されたプラスチックの鍵。
これが何とも言えない、心くすぐるポイント