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北欧で手工芸と暮らす

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スウェーデンで手工芸に触れながら暮らす。 ある時は村の記憶。ある時は手工芸の話。 幸せってなんだろう。 正解はひとつじゃない。 間違ってもいいじゃない。 多分大丈夫。 …
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#北欧

村にはさ、昔

村にはさ、昔

村にはさ、昔ねぇ。

近所のお婆さんが思い出したように語りだした。

もう今はいないけど、グンナンは鋳金やさんで、今の織物部屋の向かいの小屋が工房だったの。 それに 今あなたが住んでる家、小さな別小屋があるでしょ。あそこは額縁工房だったのよ。そうそう 今は別の人が住宅として使ってる建物、あれは駅舎。もう通ってないけどね。

そんなに昔の話ではない。

つい 20年ほど前は 小さなコミュニティの中で

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白樺樹皮

白樺樹皮

白樺の樹皮を剥いでゆっくり日陰で乾燥させた後 白樺のテープを作る。この作業が作品完成100とすると80%を占めると私はよく話している。

樹皮にはコブや キズがあるので、そこを避けながらテープを作るので 長くて綺麗なテープを確保するのは結構難しい。

大きな作品を作るときには テープの長さが足りないので補充しながら製作を進めていく。

ポシェットの製作過程を載せてみると

こんな感じ。

互い違い

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歴史ある場所に

歴史ある場所に

今はコロナで閉まっている時間の方が多いけれど SKANSEN スカンセン と呼ばれる野外博物館がストックホルムにある。スウェーデンが時代と共に生活様式や景観が変わっていくなか、工業化以前のスウェーデンの様々な地方の暮らしを見せるために、"アルトゥール・ハゼリウスが1891年10月11日に開業した "という歴史ある観光名所だ。

その歴史ある場所にある博物館ショップにはスウェーデン全国から集められた

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伝統工芸なのか?

伝統工芸なのか?

白樺樹皮工芸は古くから北欧諸国で親しまれている。しかしそれを生産する職人の数は高齢化と共に減りつつある。

私は白樺工芸作品をスウェーデンの数ヶ所のショップで取り扱いをしていただいていたり、年に数回だが、手工芸マーケットに出展している。その時によく受ける質問がある。

"職人の跡をついだのか?"'

"伝統工芸をひろめたいのか?"

私は伝統を継いでいるという意識はない。たまたま魅了されたものが北

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やらない選択

やらない選択

切羽詰まった時、苦しい時、ダメになりそうな時に思い出す事がある。それは

2008年 家具のgesällstycke という職人試験を受けた時のことだ。

試験は 事前に製作計画書を提出。そこには"何を作るのか" " 製作時間の作業工程とそれにかかる時間" "材料の計画と分量" (製作の家具は自由だが、鍵・扉・ひきだし等 指定された技術を組み込む必要がある。)その後、それに添って 試験官から製作の

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はい。やり直して

はい。やり直して

今日はオーダー製作のはなし。

薪を入れる為のカゴを白樺の皮で製作して欲しい。sizeは60×40×60くらいの。

そんなオーダーをつい先日受けた。

実はこんなに大きなカゴ作った事がない。

普段は身に付けられるbagや小物入れ、それにパンようのカゴなど小さなものが多い。

そして持ち手やショルダーの紐に革ひもを使うのが私のオリジナル

だから今回も持ち手には厚めの革ひもを使っていた。↓

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ドイツ兵がきたのよ

ドイツ兵がきたのよ



皆が集まるのは木曜日

もう目が悪かったり、腕が動かなくって織物を織れないお婆さんも中にはいる。

それでも週に一度 ここ織物小屋にやって来る。

人が集まると昔の話に花が咲く。

私はそんな話を聞きながら 想像をふくらます。

たまたま戦争の話になった。

スウェーデンは第二次世界対戦に参加せず中立国だった事は有名な話だ。だから私はてっきり世界が戦争でも、この国は平和に生活していたのだと思っ

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北欧で工芸作家

北欧で工芸作家

初めてのnote。先ず何をそして何から書いたら良いのか考えて 考えた結果先ずは自分の話を書いてみることにする。

今住んでいる国はスウェーデン。 

今年で16年目になる。  

16年。振り返るとあっという間。スウェーデンに来ることになったのも半ば運命だったのではないか。と今思い返すと敷かれたレールを進んで来たかの様に思える。それくらい全てがスムーズで、出会う人全てが今に繋がりがあって。。  

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イニシャルの意味

イニシャルの意味

民族衣装が欲しい

と発言した為に、自分で作ることになったのだが
詳しくはこちらに

民族衣装のシャツに刺繍するイニシャルの意味を初めて知った。

イニシャルなんだから 名前と姓の頭文字だろうと思っていたのだが

Y H D
2020

Y 私の名前の頭文字 Yukari
H 父の名前の頭文字 H
D Dotter (Daughter 娘) D
製作年 2020

なのだそう

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Vävstuga  (ヴェーブストゥーガ)

Vävstuga (ヴェーブストゥーガ)

スウェーデン語でVävstuga (ヴェーブストゥーガ) と読む。
vävは織る stugaは小屋。つまり織物小屋の話。

私の住む村にはまだvävstugaが存在する。
昔はどの共同体にも必ずあったそうで、村に必要なテキスタイルを村のみんなで織っていたそうだ。

最近では手織りをする人が減り vävstuga は縮小され
現在私の村のvävstugaは70-86歳のお婆さん9人で運営されてい

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