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merli
2020年5月21日 19:00
洗練されたコーラス、ピースフルな雰囲気 家にいることが増えてきた人に、家で聴くとよい感じではないかしら、と感じる音楽を紹介していく連載。 第15回はThe Free Designの『Cosmic Peekaboo』(2001)。 ソフトロックと呼ばれているジャンルがある。1960年代半ばから1970年代前半にかけて生み出された、美しいメロディーやコーラス、流麗なアレンジを持つポピュラー音
2020年5月6日 19:00
夢見るようにノスタルジック 家にいることが増えてきた人に、家で聴くとよい感じではないかしら、と感じる音楽を紹介していく連載。 第14回はWunderの『Wunder』(1998)。 ここ1ヵ月ぐらい、在宅での業務が当たり前になってきた人も多いかと思う。仕事中の息抜きを、かなり意識的にやらないと、のっぺりと仕事を続けることになってしまいやすいのではないか。 外になかなか出られないので、寄
2020年5月5日 19:00
フォルクローレとジャズの魅惑的な融合 家にいることが増えてきた人に、家で聴くとよい感じではないかしら、と感じる音楽を紹介していく連載。 第13回はPablo Juárez の『Sumergido』(2012)。 ほんとうは、このところ、気候がめまぐるしく変わるので、落ち着いたジャズでも紹介しようかと思っていた。しかし、そうなると候補を絞り込むのがなかなか大変だ。なにしろ、無数にある。それだ
2020年5月3日 19:55
バッハ、普遍性と独自性を持っていた人 家にいることが増えてきた人に、家で聴くとよい感じではないかしら、と感じる音楽を紹介していく連載。 第12回はJ.S.バッハの『ブランデンブルク協奏曲』。 バッハを知らない人はいないと思う。いない、は言いすぎだとしても、相当に少ないのではないか。 たとえ、バッハが何の曲を書いたか知らなかったとしても、『平均律クラヴィーア曲集』の第1巻のハ長調の前奏曲
2020年5月2日 19:00
静謐でモダンな都市のサウンドトラック 家にいることが増えてきた人に、家で聴くとよい感じではないかしら、と感じる音楽を紹介していく連載。 第11回はJóhann Jóhannsson『Copenhagen Dreams』(2012)。 この連載では、比較的、穏やかで、オーガニックな(便利なようで、しかし、いまいち曖昧な形容詞だとは思っている)音楽を紹介してきた。 今回は、もうすこし、モダ
2020年5月1日 20:30
上質なイタリア映画のように優美 家にいることが増えてきた人に、家で聴くとよい感じではないかしら、と感じる音楽を紹介していく連載。 第10回はJoe Barbieri『Maison Maravilha』(2008)。 なんとも、さびしいゴールデンウィークといったところ。外出も帰省もむずかしく、気のおけない友人と会って話すのもむずかしい。気持ちもこわばっていきそうだ。比較的、温暖な気候だとい
2020年4月29日 22:00
大げさではないけれど、芯のある美しい音楽 家にいることが増えてきた人に、家で聴くとよい感じではないかしら、と感じる音楽を紹介していく連載。 第9回はEisa Davisの『Something Else』(2007)。 音楽の話をすると、おすすめはなんですか、というようなことを聴かれるときがある。なかなかむずかしい。どういう音楽が好きですか、こういうものが最近よかったですね、と探りを入れて
2020年4月28日 21:30
素朴で開放感のあるカリンバの音色 家にいることが増えてきた人に、家で聴くとよい感じではないかしら、と感じる音楽を紹介していく連載。 第8回はMiki N'Doyeの『Tuki』(2006)。 仕事でも、散歩でも、買い物でも、外に出ると、さまざまな音が鳴っていることに気づく。それらの音は、騒がしくもあるけれど、いざ聞こえなくなると、つまり、家にこもっているときなどには、懐かしく思い出すことも
2020年4月27日 19:00
“パッシブ”なダンス・ミュージック 家にいることが増えてきた人に、家で聴くとよい感じではないかしら、と感じる音楽を紹介していく連載。 第7回はGeoticの『Traversa』(2018)。 この連載で紹介している音楽は、積極的にこちらからなにかに働きかけるためのものではなく、むしろ、受動的に聴くこと、それによって、リラックスしたり、気を紛らわせたりするものであることが多い、と思う。
2020年4月26日 19:31
つつましくも美しい、理知的な歌 家にいることが増えてきた人に、家で聴くとよい感じではないかしら、と感じる音楽を紹介していく連載。 第6回はPeter Broderickの『Home』(2008)。 いままで、この連載では、仕事中に聴くと心地よいとか、何かを流しておきたいとか、そんなシチュエーションを想定してきた。 しかし、家にいると、いつもポジティブに作業ができるわけではない。外に出
2020年4月25日 19:00
気持ちよく、くつろいで聴けるジャズ 家にいることが増えてきた人に、家で聴くとよい感じではないかしら、と感じる音楽を紹介していく連載。 第5回はHank Mobleyの『Soul Station』(1960)。 大学時代、ジャズを聴くならBlue Noteの名盤をさらうべし、と先輩に教わり、手当り次第に聴いていたときに、選んだ1枚。一聴して、すぐ好きになった。 Hank Mobleyの代
2020年4月24日 19:30
私的で、シアトリカルで 家にいることが増えてきた人に、家で聴くとよい感じではないかしら、と感じる音楽を紹介していく連載。 第4回はAndy Goldmarkの『Andy Goldmark』(1973)。 家で聴く音楽など、その人の好みで、なんでもよいではないか、という意見もあるだろう。雰囲気がよい、静かで聴きやすい、というのも、おしつけがましいのであって、ハードな音楽、アップテンポな音楽で
2020年4月23日 19:00
今のアルゼンチン音楽がこんなに美しいなんて 家にいることが増えてきた人に、家で聴くとよい感じではないかしら、と感じる音楽を紹介していく連載。 第3回はAndrés Beeuwsaertの『Dos Ríos』(2009)。 自分が、現代アルゼンチン音楽の面白さに開眼したのは、この作品から、といってよい。とにかく、こんなに、たおやかで才気走った音楽が、アルゼンチンに(しかも、たくさん)あるなん
2020年4月22日 19:00
アンビエントの元祖にして、大名作 家にいることが増えてきた人に、家で聴くとよい感じではないかしら、と感じる音楽を紹介していく連載。 第2回はBrian Enoの『Ambient 1: Music for Airports』(1978)。 環境音楽専門レーベルとして設立した「Ambient」の1作目。今では当たり前のように使われるアンビエント・ミュージックというキーワードのもと、空港の空気を