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妄想のカケラたち

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書く習慣アプリのお題 シロクマ文芸部のお題 ....などから妄想したもの
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2023年7月の記事一覧

物語の育み方 #シロクマ文芸部

物語の育み方 #シロクマ文芸部

書く時間という「香」に火をつけると煙が立ちのぼりなんとも柔らかい香りが立ち始めました。

机に座り頬杖をついて
あれこれと妄想を膨らませながら
片っ端から思いつきをノートに書き始めます。

書いて書いて書いていると
言葉たちがノートから浮き上がり
空中を漂い始める時が来ます。

言葉が漂い始めたら
私はノートに書くのをやめて
漂う言葉をよく観察して
その中からきらりとひかるものを見つけては
そっと

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君も幸せになっていい

君も幸せになっていい

#113 君も幸せになっていい

誰かのためになるならば
自分はどうでもいいなんて

かっこよさげで
かっこよくない

君にも幸せになる権利はある
耳触りのいい言葉でカッコつけて
幸せになる権利を捨てないで

書く習慣アプリのお題「誰かのためになるならば」から #詩

短歌 お題「花咲いて」

短歌 お題「花咲いて」

#111

花咲いて
朝露を日々
まとわせて
そばで見守る
散りゆく日まで

書く習慣アプリのお題「花咲いて」から #短歌

『食べる夜』買えました!(シロクマ文芸部)

『食べる夜』買えました!(シロクマ文芸部)

食べる夜 100g 1200円(税別)
やっと買えました〜!!!\( ˆoˆ )/

カルディ5軒はしごしてやっと見つけました💦
調味料コーナーの食べるラー油の隣にありましたよ。最後の1個でしたけど...( ´△`)

瓶の外観はあの「ご○んですよ!」
...っぽい?ww

でも、蓋がしっぶ〜〜い銀色です

夜をイメージしたラベルに描かれた月が素敵!
私の大好きなイラストレーターさんの作品なんで

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空色に重ねたセンチメンタル #妄想のカケラ

空色に重ねたセンチメンタル #妄想のカケラ

#110 空色に重ねたセンチメンタル

誰も知らないけれど、
私の視線の先にはいつも彼が居た。
でも、彼の視線の先にはいつもあの子がいる
そして、おそらくあの子も彼と同じ気持ちのように見える。

残念ながら、私と彼は一度も視線が交わることはなかったし、この先もずっとなさそうな気がしていて、2人の間に割り込んで自分の気持ちを伝えるだけ伝える「ダメもと」もアリかもしれないと迷っていると、

「そこまで

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人生の最適解 #妄想のカケラ

人生の最適解 #妄想のカケラ

#106 人生の最適解

「それって当たり前じゃない?」
と押し付けられる価値観はキライ

なのに、
「そうそう、そうだよね~」
と気づかれないようにそっと
自分の当たり前を塗り替えていた

自分を守るために

でも、だんだん
元の自分の当たり前がどんなだったのか
わからなくなって

そして何よりも自分自身がとても気持ち悪い

もう塗り替えるのはやめにしよう.…

そうしたら、
「どうしちゃったの

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私の日常に紛れる幸せの美しさについての研究 #シロクマ文芸部

私の日常に紛れる幸せの美しさについての研究 #シロクマ文芸部

私の日常を溶かした液体を蒸留すると綺麗に澄んだ液体と濁った液体に別れた。

澄んだ液体をさらに濾過すると幾らかの粒子が取り出せる。
この小さな粒たちが一般に「幸せ」というものなのかもしれない...と思いながら標本瓶に入れしっかりと蓋をして棚に保管する。

棚にはたくさんの同じような瓶が並んでいて
陽にかざすとキラキラと美しく輝く
でも、その輝きには個体差があって
意外にも、ささやかでより小さな粒ほ

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七夕バースデイ #妄想のカケラ

七夕バースデイ #妄想のカケラ

#105 七夕バースデイ

七夕ちらしって...??
夕方のスーパー
惣菜コーナーで首をかしげる

星型の具材でキラキラと「映え」を狙うちらし寿司に
理解は追いつかないけれど、
なんだかまぶしくて
テンションがあがるのは確かだな...
と心の中でうなずいた。

入り口の笹の葉に短冊を吊るす
書いた願いごとは世界平和
大きな太文字の主張する短冊
一見ありきたりだけど、最近結構切実

ささのはさらさら

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灼熱の狂気

灼熱の狂気

#妄想のカケラ 104 灼熱の狂気

灼熱のアスファルトを行く
地平線の終わりまで
やっと追い詰めた逃げ水はふっと蒸発、
消えてしまい
振り返れば、来た道のずっと先の先に
またあの水たまり...

もうこの追いかけっこの理由は忘れてしまった
それでもまた灼熱のアスファルトを行く
今度こそ捕まえる
ただそれだけの衝動に駆られて
灼熱のアスファルトを行く

書く習慣アプリのお題「この道の先に」から #

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梅雨の晴れ間のひとりごと #妄想のカケラ

梅雨の晴れ間のひとりごと #妄想のカケラ

#103 梅雨の晴れ間のひとりごと

湿気を帯びた曖昧な日差しにむせながら、
これならば雨降る方がまだマシと
身勝手に思う梅雨の晴れ間

さしていた日傘を閉じて
吹かれた風はぬるいけれど
少しだけ感じる夏の匂い。

書く習慣アプリのお題「日差し」から #詩

空を泳ぐクジラの歌が聴ける街 #シロクマ文芸部

空を泳ぐクジラの歌が聴ける街 #シロクマ文芸部

街クジラの歌が今日も聴こえてきました。

夕方の支度の手を止めて外に出ると、
オレンジと金色で染めた夕焼け空をゆったりと泳ぐクジラがいました。

どこから来るのか?
なぜここに来るようになったのか?
誰にもわかりませんが、夕暮れになると空に姿を現すクジラはこの街の日常です。
そして、街にやってくるので「街クジラ」と
いつの間にか皆でそう呼ぶようになりました。

今日も歌いに来てくれてありがとう。

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