私の日常に紛れる幸せの美しさについての研究 #シロクマ文芸部
私の日常を溶かした液体を蒸留すると綺麗に澄んだ液体と濁った液体に別れた。
澄んだ液体をさらに濾過すると幾らかの粒子が取り出せる。
この小さな粒たちが一般に「幸せ」というものなのかもしれない...と思いながら標本瓶に入れしっかりと蓋をして棚に保管する。
棚にはたくさんの同じような瓶が並んでいて
陽にかざすとキラキラと美しく輝く
でも、その輝きには個体差があって
意外にも、ささやかでより小さな粒ほど輝き方が美しいのだ。
なぜこうなるのか?
それはこれからの研究テーマになりそうです。
<おしまい>
#シロクマ文芸部 参加作品です。
最後までご覧いただきありがとうございます。
また、部長の小牧さん
今回もお題の準備などなどありがとうございます。
前回の参加作品はこちらです↓